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新カード紹介vol.9(27弾)【デュエプレ】

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。

デュエプレの新カード紹介をやっていきます。

※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。


《伝説の禁断 ドキンダムX》について


先日のデュエプレ研究所により、禁断関連の内容についてわからなかったことが色々明らかになりました。

まずは封印の詳細について

マナを支払うことでクリーチャーにつけられた封印を解除できると書きましたが、この時支払うコストは無色の5マナです。タップスキルや《羅月デス・フェニックス》を《暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス》に進化させる時のように、クリーチャーをタップすれば5マナ支払って解除させるボタンが出てきます。

また、《禁断 ~封印されしX~》は禁断の鼓動なので、5マナ支払うことで1枚外すことはできません。パッと見だと勘違いしやすいので(一敗)、ちゃんと言及されていました。

封印をカード指定除去により外すことができるかどうかは、今後のアナウンス次第になりました。と言うのも、「一部カードの『カードを対象に取る能力』を『エレメントを対象にとる能力』に変更する」からです。
エレメント除去になると封印を外すことができなくなりますが、これは良いことも悪いこともあるでしょう。
良いことは、カード指定除去のままだと、外したくない封印を除去対象にとってしまう恐れがあったので、不意の封印解除をせずに済むことです。カードによっては恩恵を受けることもあります。
悪いことは、元々自分の封印を解除するために使えたはずのカードが、封印を外せなくなる可能性があることです。《龍脈術 落城の計》が良い例で、このカードは封印を外すために使われたこともありますが、エレメント除去に変更されると、その使い方ができなくなります。

侵略に使ったバイクの再利用もできた。


一部のカードなので、《ハイドロ・フォーメーション》以外のカードがエレメント除去に変更される訳ではないでしょう。
一体どんなカードがエレメント除去に変更されそうかですが、《邪帝の呪法》のような相手のカードを除去するカードはエレメント除去に変更されそうです。しかし、それ以外はわかりません。

例外として発表された、使い所が難しかったカード
相手に強制禁断解放させてターンの終わりに《剛撃無双カンクロウ》を0マナで出せばゲームに勝てる!?


このあたりは、公式からの発表を待つしかありません。
エレメント除去の実装に伴い、カード指定除去を利用した退化ができるようになるのかも気になります。筆者の予想は、カード除去は封印に反応できるようになるだけで、退化は相変わらずできないと思っています。

《ドキンダムX》の生成/分解ポイントも発表されました。
《ドキンダムX》を見ただけではレアリティがわかりませんでしたが、特別なレアリティが付与されました。
生成ポイントは5200、分解ポイントは1300(プレミアムは3800)になるそうです。かなり高額ですが、1枚しか使わないカードだから仕方ないでしょう。
また、プレミア化にはプレミアムチケットが2枚必要になります。(プレミアムカードの分解ポイント)-(通常カードの分解ポイント)の差は、SRだと1100、レジェンドカードだと1500、禁断レジェンドカードだと2500ポイントなので、プレミアムチケットの価値が大きくなりすぎるのを危惧したのでしょう。

封印が解除される挙動についても一応説明しておきます。
コマンドが出ることにより、封印が墓地に置かれるのは、コマンドがバトルゾーンに出て、その能力が解決される前になります。例えば、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》を出して水のクリーチャーの上にあった封印が墓地に落ち、それがコスト7以下の呪文なら、《スペルサイクリカ》の出た時能力でその呪文を使うことができると思われます。バトルゾーンに出す時に対象になる呪文を選ぶタイプだったら不可能ですが、その時は挙動がおかしいのではないかと、公式に問い合わせましょう。
一見あまり役に立たなさそうですが、後で滅茶苦茶使うので覚えておきましょう。

大体このカードが使う。
封印で墓地に落ちたカードを回収できる。

また、禁断解放は、コマンドが出たことにより起きる一連の処理が終わった後になります。《~封印されしX~》は一番左だから、最後に処理されます。

この記事では異例だった能力の詳細解説はここまでにして、新カード紹介の方に移ります。

《轟音 ザ・ブラックV》

FT.デッドゾーンが新たに禁断の力を分け与えられ強化された存在、それが禁断の轟速 レッドゾーンX!

スタートデッキ出身の、多色バイクがここで登場です。
TCGからの変更点はありません。

闇火の4マナSAコマンドです。それだけで価値があります。

闇のコマンドなので、攻撃時に《復讐 ブラックサイコ》や《S級不死 デッドゾーン》、そしてこの後紹介する《禁断の轟速 レッドゾーンX》に侵略できます。
特に《ブラックサイコ》は《轟音 ザ・ブラックV》と合わせて3枚手札が破壊できるので、非常に強力です。優秀なマッドネスである《剛撃霊樹 タイタニス》のお世話になりそう。

現在も活躍しているが、ついに本気を出しはじめる時が来た

《超復讐 ギャロウィン》にも侵略できますが、相性はそこまで良くないように思えます。墓地があまり無い状態の《ギャロウィン》は評価が低いです。

ただし、現在は闇文明を持つSAのコマンドが《ザ・ブラックV》の他に超次元ゾーンから出す《勝利のガイアール・カイザー》しかいません。そのため、役者が足りていないようにも思えます。25弾でバイクがデッキとして成立していたように、カードが強いからデッキにはなりそうです。

火の4マナコマンドとして見てみると、こちらは3種類目です。しかし、このカードを喜んで使うかと言われると、怪しいかもしれません。

バイクの魅力の1つは、サイドカラーが選べることです。リソース確保に優れた水やトリガーや《制御の翼 オリオティス》が強い光が現在使われています。次の弾だと、新たに登場した《獣軍隊 ヤドック》を採用した自然と組み合わせたタイプも成立するかもしれません。現在の闇入りは妨害が強力なことが魅力ですが、トリガーすれば1ターン貰える受けが採用しにくい欠点があります。そのため、《ブラックV》が登場したからと言って闇入りが主流になるとは言えず、あくまで選択肢の1つにしかならなさそうです。

また、多色であることも無視できないです。ビートダウンに多色を多く採用するのは基本的にリスクが高いです。すでに《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》が入っているので、マナカーブ通りに動けないことも多そうです。そこに《レッドゾーンX》を採用するとなると、かなりかさばりそう。元々8枚体制で安定していた基盤を、更に安定させようとして多色を積むとかえって事故に繋がるリスクもあるのが気になるところ

期待の新人ではありますが、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》不在のこの環境でどこまで戦えるでしょうか?

《ジ・エンド・オブ・エックス》

FT.禁断解放。全てが封印される。

火文明が欲しがっていた、相手のクリーチャーを確定で止めるカードがついにやってきました。

TCGからの変更点は、封印がデュエプレ仕様になったことです。

最近TCGでも使われている模様。

除去として封印を見ると、5マナで解除できると書いてあるので、心許ないです。確定除去みたいに使おうとすると返しに5マナ支払うことで封印を解除されて無駄な抵抗になりかねないですから。

封印をどうしても解除したい時は5マナ支払うことになりますが、解除しなくても良さそうなカードを封印されたら5マナ使って解除するか、困りそうです。例えば、《天真妖精オチャッピィ》を封印されたら5マナ払って解除したいと思うでしょうか?解除しないと盤面を圧迫するから邪魔だけど、《オチャッピィ》ごときのために5マナ支払うのも嫌です。

トリガーとして見るなら、相手の攻撃をほぼ確定で止めるカードとしては優秀です。
光にはタップやシールド追加にブロッカー、水には《終末の時計 ザ・クロック》によるターンの強制終了や《機術士 ゾローメ》による拘束にブロッカー、闇ならブロッカー、自然には相手プレイヤーへの攻撃禁止など、ほとんどのクリーチャーを止めるカードがありましたが、火文明のトリガーは除去しかありませんでした。これでは《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》を止めることができません。

しかし、封印と言う形で、攻撃もブロックもできなくすることで相手のクリーチャーを止められるようになったのは嬉しいです。

相手のタップしているクリーチャーを封印することで、次のターンの初めにアンタップさせない使い方もできます。《遊撃鉄人アザース》みたいです。

後はエレメント除去にどこまで置き換えられるか次第になりますが、カード指定除去と合わせて相手のデッキを全て破壊できます。
相手のクリーチャーを封印してカード除去で封印解除、そのクリーチャーの上に封印を置いて…と、これを無限に繰り返すことで封印をつけるために山札からカードが1枚ずつ減っているので、デッキアウトさせることができるのです。山札破壊としての封印の使い方も知っておきましょう。

活躍するのはコマンド全盛期の今では無いでしょうが、未来に使うことはよくありそうです。

《禁断の轟速 レッドゾーンX》

FT.最強の侵略者に、禁断の力が加わる。

TCGからの変更点は、封印がデュエプレ仕様になったことです。

最後にやってきたのは、革命編の要素盛りだくさんのカードです。

侵略持ちですが、少しややこしい侵略です。

基本は《S級不死 デッドゾーン》と同じように、手札だけでなく墓地からも侵略できますが、バトルゾーンからも侵略できます。しかし、上のカードだけ移動する《S級宇宙 アダムスキー》と違い、《レッドゾーンX》は下のカードも一緒に移動します。バトルゾーンの総数が減るのです。ただし、デュエプレだと盤面制限を減らすカードなので、この挙動も盤面整理に役立ちそうです。

出た時に、相手クリーチャーを1体封印します。
確定除去が無かったバイクが欲しそうなカードではあります。このカードで最大パワーのクリーチャーを封印して、《轟く侵略 レッドゾーン》で2番目に大きいパワーを持つクリーチャーを破壊する動きができるようになるのは強いです。

あくまで出た時なので、バトルゾーンから他のクリーチャーに乗っ取っても出た時効果は発動しませんし、封印も解除できません。

最強カードに一見見えますが、どうやらそうでは無さそうです。

普通のバイクが使う《轟く侵略 レッドゾーン》や《熱き侵略 レッドゾーンZ》は攻めのカードでした。シールドを3枚割って、横にいるクリーチャーと一緒に勝つ。《轟く侵略 レッドゾーン》は除去をうまく使って相手の盤面を取ることでコントロールみたいに動くこともありますが、基本的にはシールドを3枚もブレイクできる、攻めのカードです。

クリーチャー破壊も強いけど、シールド3枚も割っているのがとにかく強くて…

《超音速 ターボ3》は手札補充により、後続を支える役割があります。一応攻めの要素が強いです。
しかし、《レッドゾーンX》は類似除去としての役割が強いです。単体ではシールドを2枚しか割れず、方向性が合うのかと言われると、合っていないように見受けられます。4ターン目に攻める場合、相手のバトルゾーンに封印したいクリーチャーがいないことも多そうです。
多色なことも足を引っ張っていると推察されます。手札に抱えたり墓地に置いても仕事できるとはいえ、マナ置きを難しくしてしまいそうです。しかし、封印からポロリと落ちたら最強です。
また、水火型のバイクに採用して、《電脳の女王 アリス》で墓地に落としにいく上振れもありそうです。

ADだと《アクア・ハルカス》よりデッキを深く見ることができるので、使われることがある。

封印と言う行為が強いかどうか、使わないとわかりません。《轟く侵略 レッドゾーン》が破壊して痛い目にあう《暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス》や《超復讐 ギャロウィン》を破壊せずに済んだり、《聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》の受けを無効化できるのは強いですが、役割は限られていそうです。
コマンドがいない環境だと確定除去に近い役割を果たせるので、強い場面はありそうですが、今はそこまで強くは無さそう。

《熱き侵略 レッドゾーンZ》を持っていないのでバイクを使う機会が少ない筆者はこのカードがどこまで強いのか、精度が高い予想はできませんご、素人目線で総評して80点なカードだと予想します。しかし、真面目に使うことを考えないなら、色々遊べそうです。
《レッドゾーンX》もS級侵略者なので、墓地に落とせば《不死 デッド》が墓地から出せる条件を満たせます。《不死 デッド》をしつこく蘇生し、侵略すると圧をかける動きも面白そうです。
《驚天の超人》で相手が出したクリーチャーを《レッドゾーンX》を2体同時出しすることで封印して、置物にしてあげたいです。

3マナに戻るのはいつの日か…

筆者がアニメで初めてこのカードが公開されて能力を見た時には最強だと思っていました。しかし、その感覚は実際どうなのか、色々使って確かめたいです。

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。

どういう訳か、今回の記事を執筆していると、ガチ目な評価をしてしまいがちになります。紹介したカードが全て環境クラスのカードだから、手厳しくなってしまったのかもしれません。
強いかどうかの評価は別の人がやっているから、強いか弱いか関係なく、紹介するカードが持つポテンシャルを説明できれば良いと考えていますが、あんまり簡単ではありません。時間の制限もあるし筆者の能力も高いようには思えない。連日記事を執筆していると疲れるから、見落としもするし。

今回のパックですが、デュエプレ史上最強クラスのパックだと思っています。まず、事前評価段階でSR以上に弱いカードがありません。どのカードにも使い道がしっかりしているので、デッキを組みたくなります。大半のカードが環境での使用実績がありますからね。

低レアにも優秀なカードがあるのも評価点です。新しいデッキ基盤ができる可能性もあるから、デッキ作りが何かと楽しみです。

27弾のカード解説はこれにておしまいです。
短い間ですがお付き合いいただき、ありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう。

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