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気まぐれカード解説vol.39《葬英雄 ゲンセトライセ》【デュエプレ】
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
ふと思い付いたカードを紹介していく記事。今回のカードは《葬英雄 ゲンセトライセ》です。
※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズを差します。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典はデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、紙のものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。
《葬英雄 ゲンセトライセ》は28弾の登場によりNDで使用できなくなる23弾出身のカードです。
TCGにも存在したカードではありますが、あまりメジャーなカードではありませんでした。
まずはTCG版の性能から見ていきましょう。
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《葬英雄 ゲンセトライセ》は2つのマナ武装を持っているカードです。1つ目はターンの終わりに闇マナが5枚以上あると、自分のクリーチャー1体を犠牲に墓地から復活できます。
自分のターンの終わりに自分のクリーチャーを任意で破壊できるというのは普通に強力な効果です。
《爆霊魔 タイガニトロ》で相手の手札を1枚にして、《ゲンセトライセ》で《オタケタケM》を破壊してあげれば最後の1枚もきっちり刈り取ることができます。
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マナ武装7では、攻撃時に5マナ以下になるようにファンキー・ナイトメアを2体まで蘇生できます。
墓地から蘇生させるために破壊した小型のファンキー・ナイトメアをばらまくデザインだと解釈できます。
《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》や《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》が龍解する時にクリーチャーの破壊を要求してくるので、その足しにすると考えられますが、これでできることとしてはちょっぴり物足りないです。
と言うのも、5マナ以下のファンキー・ナイトメアを蘇生させるだけなら《ゴー・トゥ・ヘル》や《ウェルカム・ヘル》で事足りてしまうのです。そのため、複数体の踏み倒しに活路を見いだすことになりますが、それではできることが少ないです。ブロッカーを並べるくらいしかできないのがつらい。
このカードの惜しいところは、普通に出すと《暗黒の騎士ザガーン》でしか無いことです。出してもすぐには仕事をしないし、墓地蘇生もデッキの構造をファンキー・ナイトメアに寄せることを要求してくる上に、出せる範囲も広くない。
このように、デッキを組めないことは無いけど強いデッキが組めるかと言われると怪しい性能でした
そんな《ゲンセトライセ》は、デュエプレだと全カードリストが発表され、Rに降格された上でちゃっかり実装されました。
見違える程の強化を受けた上で
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デュエプレ版の《ゲンセトライセ》はこちらです
TCGでは全く見かけなかった《ゲンセトライセ》もデュエプレでは大躍進、トーナメントシーンで何度も使われたカードに変貌しました。
その理由としては、TCGからの変更点があまりにも大きかったことにあります。
1つ目はブロッカーの追加です。
元々6マナ7000と、ターンの終わりに自分のクリーチャーを破壊すれば《ザガーン》が墓地から出る程度のカードでしかありませんでしたが、こうして出てくるクリーチャーがブロッカーとなると、話は大きく変わります。
デュエプレでは相手にとどめをさしにいったけどトリガーでスパークを踏みクリーチャーが全部タップされ、返しのターンにSAを引かれて負けるという事態が頻出します。
こうしたあるあるを《ゲンセトライセ》は防止してくれます。盤面が埋まっていても余計なカードを破壊しながら出てくるから、盤面制限も超越しています。
ターンの終わりにタップされたクリーチャーを生け贄に《ゲンセトライセ》を蘇生すれば、突貫で守りが完成します。《ゲンセトライセ》を破壊して《ゲンセトライセ》を蘇生させれば、ターンの終わりにアンタップしているような挙動も可能です。
7000のブロッカーというパワーラインも優秀でした。これは《龍覇 グレンモルト》と相討ちをとれるパワーでした。
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味方を1体破壊すれば墓地から何度も蘇るという性質も、自分のクリーチャーが何でも《ゲンセトライセ》という6マナ7000のブロッカーに変換できることを意味しています。デッキ内に入っているクリーチャーが全員《ゲンセトライセ》になる権利を持っているから、トップ勝負になっても闇単側は最低限の強さが保障されます。
もう1つの強化点は、マナ部族7を達成した時に発動する、攻撃時の蘇生対象が5マナ以下のファンキー・ナイトメアから7マナ以下に緩和されたことです。
これにより、《龍覇 ウルボロフ》や《龍覇 ワルボロフ》、《極・龍覇 ヘルボロフ》の蘇生が可能となりました。
《ヘルボロフ》からは《ウェルカム・ヘル》を出すことで墓地肥やしと闇の5以下のクリーチャー蘇生が可能になります。そのため、《ゲンセトライセ》で墓地から蘇生できるクリーチャーはファンキー・ナイトメアに留まらず、闇の5マナ以下のクリーチャーまで拡大したのです。元々5マナ以下のファンキー・ナイトメアしか出せなかったはずなのに、《ゲンセトライセ》1枚でカードが3枚も並ぶことになったのです。
ここまで強い強化を貰った《ゲンセトライセ》は元々持っていたその特徴を発揮することにもなります。自分のクリーチャーをターンの終わりに自分のクリーチャーを破壊できることです。
当初は《爆霊魔 タイガニトロ》で手札を1枚にした後で《クスクス・ハッカ》を破壊、《クスクス・ハッカ》の能力で墓地から《爆弾魔 タイガマイト》を蘇生、最後の手札を破壊する動きがありました。これにより、相手の手札を0にした上でターンを返せるのです。トップで引いた1枚に全てを委ねさせることができるから、かなり安全にできました。これに関しては《龍覇 ワルボロフ》も関与した部分もありました。
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闇単で可能になったターンの終わりに手札を全部破壊する動きは《クスクス・ハッカ》の部分が《デュエにゃん皇帝》に置き換えられた上でも行われました。
そんなデュエプレで色々活躍した《ゲンセトライセ》は筆者から溺愛されることになりました。《極・龍覇 ヘルボロフ》が2枚しか無かったのに愛用していた程です。
使用先は闇中心のデッキでした。とは言っても、【闇単ワルボロフ】や【闇単ヘルボロフ】で主に使った訳ではありません。《龍覇 ワルボロフ》は殿堂入りまでアークカード分しか所持していなかったし、【闇単ヘルボロフ】はバトルアリーナで使った程度です。
筆者が多様したのは【闇自然ヘルボロフ】。《ダーク・ライフ》→《無頼魔獣ギガヴォル》or《剛勇傀儡ズカズッカ》と動くことで《ゲンセトライセ》を墓地に落としつつ5マナに到達、ターンの終わりに墓地肥やしに使ったクリーチャーを生け贄に復活する動きには、ある種の美しさすら感じられました。
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次のターン、《ギガヴォル》などで《ヘルボロフ》を墓地に置きつつマナ加速すれば《ゲンセトライセ》のマナ武装7が達成できた上に蘇生先まで確保できたのです。
《ゲンセトライセ》攻撃→《ヘルボロフ》蘇生→《ウェルカム・ヘル》設置と動いて、《ウェルカム・ヘル》から出して一番良いカードは《死海秘宝ザビ・デモナ》です。攻撃中の《ゲンセトライセ》を破壊してアタックキャンセルしながら《時空の霊魔シュヴァル》を呼び出し、ターンの終わりに《ザビ・デモナ》を破壊して《ゲンセトライセ》を着地。相手ターンのはじめにデーモンコマンドが2体いるから《シュヴァル》も覚醒と、とんでもない動きをしてくれました。
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《インフェルノ・サイン》が殿堂入りして一時は衰退した【闇自然ヘルボロフ】でしたが、その程度の理由では筆者に【闇自然ヘルボロフ】の使用を止めさせることはできませんでした。
時には《夢幻大帝ネロ・ソムニス》や《超復讐 ギャロウィン》を入れてうまく動かないか試行錯誤しながらマスターに行ったこともありました。
また、ある時は《ヘルボロフ》ではなく殿堂入りした後の《ワルボロフ》や《ウルボロフ》に着目して、【闇自然ワルボロフ】とでも呼ぶべきデッキを組んだこともありました。
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最近のバトルアリーナに持ち込んだのも【闇自然ヘルボロフ】でした。
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闇自然で愛でることが多かったですが、《ギガヴォル》などのいないNDで形にならないか、試したこともあります。一時は諦めたこともありましたが、少し前にマスターに行くこともできました。
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まさかの初日マスターを達成した。
《ゲンセトライセ》の使い道は他にもありました。【ネロソムギャロウィン】です。
筆者は【ネロソムギャロウィン】というデッキに対して、世間とはちょっと違った解釈をしていました。
【ネロソムギャロウィン】とは墓地をデッキアウトがちらつくところまで肥やして、1マナになった《ネロ・ソムニス》で攻撃する時に《ギャロウィン》に侵略、《ネロ・ソムニス》の攻撃時効果や《ゲンセトライセ》によりクリーチャーがたくさん破壊できるから、《ギャロウィン》の効果を何度も誘発して手札を潤沢にし、圧倒的な物量と破壊で押しきるデッキだと考えていました。
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このデッキの《ゲンセトライセ》もまた最強で、ターンの終わりに《ゲンセトライセ》で《ゲンセトライセ》を破壊するだけで墓地の適当なカードを回収しつつ相手の盤面を更地にできました。
26弾当時は【闇単ワルボロフ】全盛期だったから、《ギャロウィン》の破壊力で《デュエにゃん皇帝》の擬似的な破壊耐性も突破して全てを破壊していたと記憶してます。
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昔の写真を整理してたら出てきた
また、【ネロソムギャロウィン】において《ゲンセトライセ》に与えられた役割はターン終了時の殺戮だけではありませんでした。《ネロ・ソムニス》に並ぶ《ギャロウィン》への侵略元としても活躍できたのです。
《ネロ・ソムニス》は《ギャロウィン》に進化しながら攻撃時に自分のクリーチャーを破壊できたので、《ギャロウィン》の能力をすぐに使えて強かったのですが、《ネロ・ソムニス》と同じような役割が《ゲンセトライセ》にもできたのです。
《ゲンセトライセ》攻撃時に《ヘルボロフ》を出して《ウェルカム・ヘル》を出すのが普通の動きで、自壊クリーチャーを呼ぶことはできますが、その動きも《ウェルカム・ヘル》の枚数しかできません。
ファンキー・ナイトメア内に攻撃時に直接自爆できるクリーチャーもいないので、《ゲンセトライセ》で攻撃する時に味方を破壊するのは不可能に思えます。
しかし、《ゲンセトライセ》からファンキー・ナイトメア以外のクリーチャーにアクセスする手段は《ウェルカム・ヘル》以外にいました。
《ミケニャンコ》です。
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《ゲンセトライセ》目線で《ミケニャンコ》を見ると、《ミケニャンコ》は《ウェルカム・ヘル》に頼ることなく闇のクリーチャーを出せる《ヘルボロフ》でした。
《ミケニャンコ》で《ザビ・デモナ》のような、出た時に破壊されるクリーチャーを蘇生すればクリーチャーの破壊が可能なので、《ギャロウィン》の効果を出してすぐに使えました。
別に攻撃時にクリーチャーを破壊しなくても、《ミケニャンコ》の蘇生先は相手ターン開始時に破壊されるから、焦って自爆させる必要もありません。何ならそれを利用して時間差の破壊で《高貴の精霊龍 プレミアム・マドンナ》を突破できるのも《ミケニャンコ》ならではの強みでしたし。
まあ、別に《ギャロウィン》と一緒に使わずとも《ミケニャンコ》と《ゲンセトライセ》は相性が良かったです。
《ザビ・デモナ》で《ゲンセトライセ》を破壊してサイキックを呼び、ターンの終わりに《ミケニャンコ》を破壊して《ゲンセトライセ》蘇生、相手ターンのはじめに《ザビ・デモナ》破壊と動くと、毎ターン《ザビ・デモナ》でサイキッククリーチャーを出すことができました。
《学校男》を蘇生させれば相手の盤面を毎ターン破壊できました。
これにより、《ゲンセトライセ》を毎ターン破壊されるけど復活するクリーチャーとして運用することができました。最近だと自滅と再生を繰り返す動きにS級侵略を絡めて派手な動きも可能になりました。
というわけで《葬英雄 ゲンセトライセ》の紹介でした。
《ゲンセトライセ》はデュエプレでは珍しい、ターンの終わりに自分のクリーチャーを破壊できるカードだから、紹介するカードが自分のクリーチャーを破壊するカードだとよく取り上げてしまいます。ドラゴンだから革命チェンジ先にもなるのは一芸ありそう。
このカードを使っていつかやりたいことは、VR以下限定戦で優勝することです。強力なドラグナーはいませんが《ミケニャンコ》がいるから、何かしらの可能性はあると信じています。しかし、破壊が物足りなかったりしてうまくいきません。最近は《奇天烈 シャッフ》がきつい。
この記事を楽しんでいただければ幸いです。
またどこかでお会いしましょう。