新カード紹介vol.7(デュエプレ26弾)
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
デュエプレの新カード紹介をやっていきます。
※この記事において、「デュエマ」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。
《轟速 ザ・ゼット》
FT.エンジン点火!ザ・ゼットはもう止まらない!
デュエマからの変更点はありません。
《轟速 ザ・レッド》に次ぐ4マナのスピードアタッカー持ちコマンドこと下バイクです。
4マナで使いきりの即席2打点を用意できますが、ターンの終了時に攻撃していたら破壊されてしまいます。
しかし、そんなデメリットも侵略してしまえば何の関係もありません。そういう意味では《轟速 ザ・レッド》と書いてあることは同じです。それがとても強力で、【バイク】4マナでほぼ確実に侵略開始できるようになっています。
《超音速 レッドゾーンNeo》
こちらはコロコロオンラインで公開されたカードとなっております。
デュエマからの変更点はありません。
ちょっと特殊な侵略先です。3ターン目にスピードアタッカーを出して《超音速 レッドゾーンNeo》に侵略、《レッドゾーンNeo》をアンタップして《レッドゾーンNeo》で攻撃する時に今度は《轟く侵略 レッドゾーン》に侵略する動きが可能です。
注意が必要なのは、攻撃の終わりにアンタップする効果は《レッドゾーンNeo》が一番上でないと使えないことです。
それ以外にも、相手のシールドが1枚の時に侵略して出して攻撃の後アンタップ、とどめをさすと言った使い方も可能です。
二段侵略をしようとするとあり得ないスピードで手札が無くなりますが、そこは《超音速 ターボ3》が絡むと解決します。他には進化クリーチャーが出る度にドローできる《アクア・スクリュー》もありです。
総じて、トリッキーな動きを可能としています。0マナで実質アタックチャンスとして使える《二刀流トレーニング》のようなものですから、使いどころによっては相手の意表をつけるカードになります。
《単騎連射 マグナム》
FT.インチキ見抜いたら、オレの早撃ちがBANGだ!――単騎連射 マグナム
現代デュエマでは必須とすら言われている、クリーチャーが絡むトリガー封殺のガンマンがデュエプレでも登場です。
デュエマからの変更点は、クリーチャー踏み倒しの封殺に名称ターン1がつきました。
相手のクリーチャーによる反撃を制限するカードです。シールドトリガーで出るクリーチャーのみならず、Sバックで出るクリーチャーや《ドラゴンズ・サイン》など呪文トリガーで出るクリーチャー、今後実装される革命0トリガー持ちのクリーチャーの登場に待ったをかけます。出た時能力も使われないから、《終末の時計 ザ・クロック》に怯えずに済みます。2体目以降なら見逃してしまいますが、それでも強力です。
トリガーを止める役割が強いと書きましたが、自分のターン中にドロンゴー持ちを破壊した際にも《単騎連射 マグナム》は目を光らせます。これがあれば相手の《超合金 ロビー》を攻撃できます。これはデュエプレならではの光景ですね。なお、《龍覇 グレンリベット》など手札破壊されたら出るクリーチャーは役割対象外です。
《聖鎧亜キング・アルカディアス》と同じようなテキストの書き方なので、相手が《ヘブンズ・ゲート》を使ってクリーチャーを2体出そうとする時は、最初に出そうとしたクリーチャーは出ませんが、2体目は出ます。
使われる側は、あえて《単騎連射 マグナム》でトリガーが無効化されるのを承知の上でトリガーしたクリーチャーを召喚しようとするプレイが生まれています。その後相手クリーチャーが攻撃してきたならばクリーチャーのトリガーが有効になりますし、ターンを返してくれたらそれは1ターン稼ぐことに成功しています。もしもためらってトリガーを使わなければ《単騎連射 マグナム》の封殺権をキープしたままになってしまいます。
使う側は1枚ずつシールドをブレイクし、クリーチャーがトリガーしたらそこで攻撃を止めてターンを返すのが安全な勝ち方になります。
ワンショットを決めようとする時にとりあえず出しても安心できなくなっているのは実に興味深いです。良調整だと思いたいですが、どうなる。
《禁術のカルマ カレイコ》
FT.いくら私でも、革命の力を禁じることはできない・・・――禁術のカルマ カレイコ
こちらはデュエプレ公式アカウントのYoutubeコミュニティで公開されたカードです。
デュエマだと《デュエマの鬼!キクチ師範代》と同じ能力で実装されています。あれは《キクチ師範代》が?で収録されたため、再録しにくいと判断されたから同じ能力を持ったクリーチャーを出して再録できるようにしたと推測されます。
デュエプレではデュエプレの《キクチ師範代》と同じ能力で実装されているので、デュエマからの変更点も《キクチ師範代》と変わりません。
いわゆるメタカードです。3マナなので《メンデルスゾーン》などのマナ加速を対策しようにも《カレイコ》よりも先にマナ加速されてしまい役にたたないのはいつものこと。しかし【モルト NEXT】がマナ加速に失敗して返しに《カレイコ》を出せれば、大きく時間を稼ぐことができます。
マナ加速以外にも《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》や《爆熱天守 バトライ閣》による踏み倒し、《白骨の守護者ホネンビー》による墓地肥やし、憎き《真聖教会 エンドレス・ヘブン》のシールド追加も対策できます。
《キクチ師範代》とは種族で差があります。こちらはこの弾からスタン落ちが始まるオラクルですが、オラクルの戦略である降臨とは相性が最悪です。《カレイコ》はデッキからの踏み倒しを規制するので、味方のデッキからの踏み倒しすら止めてしまいますから、うっかり屋です。一応降臨で踏み倒して相手にロックをかけることもできます。
《熱き侵略 レッドゾーンZ》
FT.レッドゾーンを元に生み出されたクローンの1つ、それがレッドゾーンZだ!
デュエマからの変更点はありません。
《轟速 ザ・ゼット》や《単騎連射 マグナム》、第4回で解説した《イフリート・ハンド》などと同期です。
《轟く侵略 レッドゾーン》と並ぶ切り札がここで登場です。
出た時に進化元が進化でないクリーチャーならシールドを1枚焼却できます。シールドの焼却条件は《復讐 ブラックサイコ》の手札破壊条件と同じですが、こちらがデュエマでは元祖です。くれぐれも《レッドゾーンNeo》の上に侵略させないように。
削るシールドの枚数ではフルスペックを発揮した時《轟く侵略 レッドゾーン》と並びますが、このカードの強さはそれだけにとどまりません。シールドを焼却することが強すぎるのです。
相手のシールドが1枚しかない時に下バイクから《レッドゾーンZ》に侵略すれば、シールドを焼却しつつとどめまで行けます。また、相手が仕込んだトリガーも焼却できるので、下手な受けも貫通してしまいます。
複数の侵略をする時に《レッドゾーンZ》を一番下に乗せればシールド焼却は可能なので、打点追加の役割も果たせます。《轟速 ザ・レッド》→《レッドゾーンZ》→《超轟速 マッハ55》と動いてシールドを2枚ブレイクすれば、破壊耐性を持った《マッハ55》が完成します。
デュエマだと特殊な商品に収録されて以降、入手しやすくなる再録がないため、1枚しか使えないのに値段が高めです。デュエプレだといつでも2400ポイント払えば入手できるので、そのあたりDCGであることの恩恵を強く受けます。
《超奇天烈 ギャブル》
ここから紹介するカードは神ゲー攻略で公開されたカードですね。紹介された動画のリンクはこちらになります。
《超奇天烈 ギャブル》の神ゲー攻略さんによる紹介記事はこちらです。
デュエマからの変更点は、表向きにしたカードを戻す順番がランダムになりました。
相手のデッキに入っている呪文を盗めるカードです。何も盗めないこともあるので、役に立つかどうかは相手のデッキ次第になります。
デュエマでの使用実績ですが、バチクソに強い水のコマンドが登場するまでは見向きもされないカードだった覚えがします。
使われるようになった時には、追加ターンをとれる呪文を採用しているデッキもあったので、面白いことができました。環境で使われた結果、プロモ出身だったこともありかなり高騰していました。
デュエプレでも相手次第なのは変わらないですが、New DivisionよりAllの方で使うことになるでしょう。Allの方が強い呪文は多い上に、それを使うデッキもそれなりにいます。例をあげると、《超次元リュウセイ・ホール》や《超次元ガード・ホール》などです。《フェアリー・シャワー》を使うだけでも強いように思えます。
《ギャブル》を使う時は、ちゃんと相手の超次元呪文を使う前提で超次元ゾーンにカードを置きましょう。超次元が空だと一部界隈に怒られます。
クイックピックだと相手のデッキを1枚減らせる可能性があるカードとしても使えます。除去カードが少ない環境だから、除去呪文を使ってあげるだけでも強いかもしれません。呪文を使う効果は強制なので、自分のデッキを削って負けないように、適度あるギャンブルを心がけましょう。
《超奇天烈 マスターG》
《超奇天烈 マスターG》の神ゲー攻略さんによる紹介記事はこちらです。
デュエプレからの変更点は、
離れる度にとどまるか離れるかを決めるデッキトップが奇数か偶数か当てるクイズ(以下、賭けと表記する)が行われていたのが、出た時かターンの初めに行われるようになり、賭けに勝ったら次の自分のターンの初めに行われる賭けまで無敵になるようになりました。
また、デュエプレなのでパワーが0なら即退場するようになりました。
条件次第では無敵になれる侵略者の登場です。
除去耐性持ちとしては《奇天烈 レイズ》が破壊されたら手札に戻るクリーチャーとしていましたが、そちらと枠を争うことになります。《奇天烈 レイズ》はブロックされないし、パワーも《マスターG》より高いし、確実にモヤシ能力が使える。
ちゃんと使うならばやっぱり無敵になりたいですが、相手によってはデッキの中身が奇数が偶数に片寄っているので、そこをつけば生存しやすいです。相手のデッキをよく観察して奇数が多そうか偶数が多そうか事前に研究しつつ判別して賭けをやりたいところです。研究する価値があるかですが、結局奇数と偶数が同じくらいのデッキが多いので、役に立たないかも。最後は自分を信じましょう。
一つ気になるのが、侵略で複数回《マスターG》を出した場合、一回でも賭けに勝ったら《マスターG》の上に侵略しているクリーチャーも無敵になるかどうかです。もしも無敵化できるならば、1ターン無敵になって無理やり相手に攻撃することもできそう。
次かその次の弾で実装されるであろう《S級不死 デッドゾーン》はちょうど《マスターG》を破壊できる程度にパワーを下げてくるので、《奇天烈 レイズ》を信頼することになりそうです。《S級不死 デッドゾーン》がいる間は肩身が狭そうですが、上手く使えば何とかなるかもしれないです。
《正体不明》
《正体不明》の神ゲー攻略さんによる紹介記事はこちらです。
デュエマ及びデュエプレ界隈で1,2を争うほど豪快な能力を持ったクリーチャーの登場です。デュエマからの変更点は、クリーチャーを出す順番が《若頭 鬼流院 刃》方式になったことです。すなわち、ほとんど無いです。
召喚によって出た時になんと手札から好きな数のクリーチャーを出せます。その代償として相手に追加ターンを与えてしまいます。
追加ターンを与える効果については、もしかしたらデュエマに存在した、露骨に相性が良いカードが実装されるかもしれません。
出せば勝ちなカードに思えますが、出したいカードを手札にキープしないといけないことを考えると、案外簡単ではないです。例えば《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》+《偽りの王 ナンバーナイン》+《龍世界 ドラゴ大王》の組み合わせをやろうとしても、手札に4枚もカードを抱えなければならないです。どうやって出したいカードを手札に加えるか、腕の見せ所です。
筆者はこのカードの能力に名称ターン1がつくと思っていましたが、なぜかつきませんでした。そのため、デュエプレでは珍しいことに、無限ループが可能です。
《正体不明》を出すために使ったマナを10枚アンタップするクリーチャーとしては《牙英雄 オトマ=クット》が2体いればよく、《正体不明》で出したクリーチャーを手札に戻すクリーチャーとしては《深海の伝道師 アトランティス》がいます。この時点で必要な手札は4枚程度ですが、さて、どうする?
昔デッキ開発部において、《正体不明》をループして何度も召喚して相手に大量の追加ターンを付与、自分は《燃える革命 ドギラゴン》で負けない構えにしてデッキアウトさせる人の心がないコンボが紹介されていました。
デュエプレでもNewでこのコンボが再現できます。
しかし、フィニッシュにかなりの時間を要するため、そのターン中に勝てるコンボにしたいところです。
受けデッキが強くなりがちなデュエプレで成立しそうなループデッキ。この構造に新しい風を吹かせることはできるでしょうか?
《完全不明》
《完全不明》の神ゲー攻略さんによる紹介記事はこちらです。
筆者は《正体不明》がSRで実装されると思っていたので、このカードがSRとして登場することは意外に思っていました。《完全不明》の登場です。
デュエマからの変更点はありません。しかし、デュエマだと効果の解決を忘れてしまうことがあるので、確実に効果処理を行ってくれるこのカードには信頼があります。
無茶苦茶うざい能力を持ったカードです。相手が何かした時、ターンが強制的に飛びます。クリーチャーを出しても、攻撃しても、マナにカードを置いても、ターンが終わってしまいます。例え《完全不明》を破壊しても、破壊した瞬間ターンエンドです。何なら冤罪もできます。
しかし悲しいかな、「カードを使った時」にターンの残りがすべてスキップされるので、「クリーチャーを出す」能力でクリーチャーが出てもターンがスキップされないかもしれません《激天下!シャチホコ・カイザー》の能力でターンの初めにクリーチャーを出しても、ターンの残りはスキップされません。このタイミングで《学校男》を出せれて破壊されてしまう恐れもあります。
《完全不明》がバトルゾーンにいて、シールドが残っているかブロッカーがいれば、大抵の場合相手の攻撃を1ターンは凌ぐことができます。侵略が絡むと雲行きが怪しくなりますが、水文明の守りを鉄壁にできます。
《完全不明》自身に除去耐性が一切ないことには注意したいです。除去されたら相手のターンが終わるとは言え、立て直す手立ては用意しておきたいところ。また、トリガーには無力なので、そこも対策したいです。
さて、ここまで能力面で色々語ってきましたが、どうやって11マナのこのカードを出すのか、考えたいところです。
Newでもやれそうなものだと《龍素王 Q.E.D.》からの踏み倒し先として優れた性能を持っています。今まで《Q.E.D.》を龍解させるリターンが大きくなかったですが、これで龍解させてやりたいことができました。
他には《ミステリー・キューブ》で踏み倒すとか?
Allならば夢が大きく広がります。まずは《インビンシブル・テクノロジー》。マナが全部水文明ならば7マナになり、手札が満杯になるまでドローした後で《完全不明》を踏み倒せます。問題は《インビンシブル・テクノロジー》が(恐らくこのカードとの組み合わせを危惧していて)殿堂入りしていてデッキに1枚しか採用できないことですが、何とかならないでしょうか。
他には《希望の絆 鬼修羅》もありです。ガチンコジャッジに勝てば手札から踏み倒し可能です。
後は名前だけになりますが、《オロチム》、《魔龍バベルギヌス》、《大宇宙ジオ・リバース》、《電磁無頼アカシック・サード》など、踏み倒し手段は豊富です。
今後のビッグマナ系統のフィニッシュを担当することになりそうですが、どこまでやれるでしょうか。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
カード公開も残すところ後1日となりました。残りは《魔の革命 デス・ザ・ロスト》と水文明のデュエプレオリカだと予想されます。
さて、このタイミングでとある事案について考えてみましょう。スキンについてです。カード紹介の記事において、すでにティザームービーで公開されている3人の実装が発表されていますが、それに加えて4人目のスキンの実装か、何かがほのめかされています。それが何かです。
まず、大本命は「ドラゴン娘になりたくないっ!」から、真久間メガ(敬称略)でしょう。それに付随する形で熊田すずもスキン化するかもしれません。
どちらもこの弾でモデルとなったクリーチャーがデュエプレで実装されるので、それに合わせての登場となるかもしれません。
問題は他のキャラクターとの兼ね合いです。生徒会の5人の内、次にモデルとなったクリーチャーが登場するのはデュエマの時間にして大体2年後。前倒しにしての実装も背景ストーリーとの関係上不可能に思えるので、5人揃うまでかなりの時間を必要とします。
「ドラ娘」以外からは《伝説の禁断 ドキンダムX》がサプライズで登場することですが、今どなっては非現実的です。すでにSRは枠が埋まっており、11枚目として実装するのも予想しにくい。タイトルに出さないのも違和感がある。それっぽい要素があれば予想に出せましたが、筆者にはわかりませんでした。
この記事をアップする頃にはデュエプレグランプリ 2024が開催されていますね。筆者は色々あって参加していませんが、どこかで見守っています。参加する選手の方々も頑張って下さい!
新カード紹介は次で最後になるでしょう。
またどこかでお会いしましょう。
最後までよろしくお願いします。
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