見出し画像

収録カード紹介vol.3(LEGEND OF PLAY´S 2025)【デュエプレ】

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。

LEGEND OF PLAY´S 2025に収録されるカードの紹介をやっていきます。

※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。


《閃光の守護者ホーリー》

FT.全てを白く染め上げましょう。

光文明の代表的なトリガーが、この枠で再録されました。
この枠は《音感の精霊龍 エメラルーダ》ではないかと言われており、実際に筆者もそれを信じていたのですが、その予想は外れました。

スーパーデッキで再録されていたから、こちらもNDで使える

出たらとりあえず1ターン貰えるトリガーです。
ブロッカーなので序盤の1点でトリガーしたとしても後で受けに活躍してくれます。

《終末の時計 ザ・クロック》より受け札としての機能は上ですが、9マナと素でプレイするのが厳しいこと、《獣軍隊 ヤドック》で止まりやすいことから、デッキによって使い分けることになりますが、その選択ができるのは嬉しい限りです。

《蒼狼の始祖アマテラス》

FT.原初の秘術をお見せしよう。

元の性能から超探索に強化されました。

かつて《エンペラー・キリコ》と共に活躍した名カードがNDに帰ってきます。

出た時に山札から4マナ以下の呪文を唱えるか、4マナ以下のクロスギアを出せます。

このカードは元々探索があることが枷となっていました。
と言うのも、《アマテラス》で確実に呪文を使おうとすると4マナ以下の呪文は3種類しか採用できないのです。
この縛りはかなりきつかったですが、それでも環境で使われていました。

しかし現代では《エンペラー・キリコ》は殿堂入りしたし、3種類しか使えないようでは苦しいと思われたのか、縛りが緩くなりました。

普通の水火自然基盤だと《フェアリー・ライフ》に《ドンドン吸い込むナウ》、《フェアリー・シャワー》の3種類で探索枠が埋まって大変でしたが、これにあと2種類の呪文を追加できます。

使用を検討したいのは《超次元ホワイトグリーン・ホール》。殿堂カードなのでデッキに1枚しか採用できませんが、《アマテラス》がいればアクセスも簡単になります。《アマテラス》で《ホワイトグリーン・ホール》を唱えた次のターンに《龍素記号Sr スペルサイクリカ》に繋がるのも嬉しいです。

サーチしてから唱えるまでに生じるラグが無くなるのは良き

他には《母なる星域》を唱えたり、《フェアリー・ギフト》を唱えて《神歌の歌姫 キリコ・アンプラウド》を2マナにしたりするなど、コンボ自体はあったけど探索が厳しくて実現しにくかった組み合わせがやりやすくなります。

このカードが上方修正されて良いのかと話題になってたりします。と言うのもデュエプレでは殿堂入りしたカードをレジェプレに上方修正した上で後にデュエプレ殿堂させた経歴が2回もあります。

《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》と格別な相性を誇り、《獅子頂龍 ライオネル》の登場も追い討ちになって殿堂入り
主に耐久デッキの弱体化が目的。冤罪気味だが、一線を越えていても不思議ではなかった


いずれも探索を撤廃したことが原因でしたが、それらは仕方のない調整でした。しかし、今回の《アマテラス》の調整は意図的に強くしたものであり、かなり挑戦的です。
TCGだと《アマテラス》は2014年頃にプレミアム殿堂に指定されているので、この時代の活躍自体が存在しない歴史です。
より多くの呪文にアクセスできるようになったことがどう活きるのか、楽しみです。

《凶殺皇 デス・ハンズ》

FT.この鎌に魅入られたのは貴方?

闇文明の新時代のトリガーが安定の復活となりました。

出た時にクリーチャーが破壊できるクリーチャー。これだけで十分な性能です。
打点になるし進化元の役目も達成できる、まさにシンプルながら強力な1枚です。

闇のトリガーとしては《デーモン・ハンド》と選択になります。《地獄門デス・ゲート》はもしかするとスタン落ちすることになりそうなので、現状から幅が狭くなりそうです。

まだまだ現役だから、スタン落ちは回避して欲しいけど

《単騎連射 マグナム》

FT.ズルはよくねえよな!

トリガークリーチャーに待ったをかけるカードが、引き続き内定です。

トリガーを全部止めてしまっては呪文禁止と組み合わせると逆転不可能になるということで名称ターン1制限がつけられていますが、それでも使われる機会が多いです。

この時期のTCGだと《マグナム》は《音精 ラフルル》という、簡単に出せる呪文禁止カードが登場してしまったことで、クリーチャーや呪文のトリガーを全部止めて安全勝ちを実現させていました。
《マグナム》と《ラフルル》のコンビはこの後も使われており、互いに1枚しか使えなくなった後も機会があれば共存していました。

まあ、《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》すら実装しなかった公式が《ラフルル》を出すのかと言われると微妙ではあります。

シールドに《クロック》を仕込んでもまだ安心できる時代では無さそうです。

《ミステリー・キューブ》

FT.大自然の神秘、解き放つよ!

一部の方から支持される、ガチャカードがNDに帰還しました。
山札をシャッフルして、一番上のカードがクリーチャーなら出せ、それ以外ならマナ加速と、ハズレを引くリスクもあればリターンもある、まさしくガチャを体現したカードです。

革命ファイナルが終わった後の自然文明は大型クリーチャーを色々推してくるから、それらを踏み倒す手段として用意してくれました。当時は《ミステリー・キューブ》は殿堂入りしていましたが、デュエプレだと4枚使えるから、見覚えの無い踏み倒しが実現しそうです。

ガチャカードとして見ると、現状《ミラクルとミステリーの扉》が暴れているのでそちらの影に隠れるか、ガチャ8枚体制になりそうです。しかし、《ミラクルとミステリーの扉》がお仕置きされたりスタン落ちがあるので、こちらも使われる日が来るでしょうか。メタカードが充実してきてるのが問題ではありますが。

《ウソと盗みのエンターテイナー》

FT.「お姉ちゃん!」「ああ、ここはトリックを使う!」

優秀な踏み倒しメタが追加でNDにやってきました。
再録しそうではあるもののイラストはどうするのか気になっていた1枚でしたが、良いイラストを貰えました。

このカードの特徴は何と言っても、《蒼き団長 ドギラゴン剣》から出せる《ドギラゴン剣》メタです。4マナ4000という《超次元ボルシャック・ホール》で処理できないパワーを持っているので、対処にてこずります。《超次元ムシャ・ホール》なら対処できますが、生憎このタイミングでスタン落ちします。
《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》や《革命の鉄拳》で焼きたいですが、それで1アクション縛られるのは厄介です。

活躍できる時期がまさに今やってきたのに、ここでお別れ

また、他にクリーチャーがいると攻撃されなくなる効果も厄介です。この能力のおかげでアタッカーとしても優秀で、雑な削りが可能になります。

《エンターテイナー》といい、《制御の翼 オリオティス》といい、踏み倒し全盛期なので、対策して乗り越えて欲しいという公式からの強い声が聞こえてきそうです。

《永久龍程式 Q.E.D.=X》/《龍波弩級戦艦 エビデックス》

かなり難解なカードがやってきました。

《龍波動空母 エビデゴラス》/《最終龍理 Q.E.D.+》をリメイクしたカードで、超次元ゾーンを使わなくとも活躍できるようになったカードだと言えます。

まずは表面の性能から見ていきましょう。

素の性能は7マナ11000の進化クリーチャーで、出た時に相手クリーチャーを手札に戻せます。
更に、ターン開始時に質の良い追加ドローができつつ、水のクリーチャーがブロックされなくなります。
バウンス以外は《Q.E.D.+》とそっくりそのままです。バウンスは《エビデゴラス》を呼び出す《龍覇 M・A・S》からとられたものと言えます。

除去を手に入れたかわりに、除去耐性を失ってしまいました。《Q.E.D.+》は龍回避による除去耐性で粘り強く戦うことができますが、こちらにはそれに該当するものがありません。《M・A・S》のようなカードを経由する必要こそ無くなったものの、自立して戦う必要があります。

続いて《龍波弩級戦艦 エビデックス》について。

4マナ7000と、攻撃できない代償にコストに相応しないパワーを手に入れています。《エビデゴラス》の強みがクリーチャー除去に引っ掛からない、ドラグハートであることを活用した除去の難しさでしたが、《エビデックス》は高いパワーを利用して除去されにくくなっています。

攻撃できない代償に、ターンのはじめに追加ドローができます。ドローできない条件も《エビデゴラス》と一緒ですね。
更に、4枚目以降のドローをしたら《Q.E.D.=X》に進化します。

4マナの水のコマンドドラゴンとしてはかなり優秀です。そもそも4マナの水のドラゴンが《蒼神龍ノースグレイ》しか元々いなかったので、貴重な存在なのです。
2→4で出せる置きドローソースとしても優秀です。
攻撃できないので革命チェンジこそできませんが、《甲型龍帝式 キリコ³》の進化元としては最強クラスです。

唱える呪文が無い問題は見なかったことにする

このカードの解釈は《Q.E.D.=X》と《エビデックス》を総合して行う必要があります。《Q.E.D.=X》を使おうとすると4マナで《エビデックス》を出してドローカードを使い《Q.E.D.=X》に進化、という流れになりますからね。

4マナで《エビデックス》を展開し、2マナで《ブレイン・ストーム》で3枚ドローすればすぐに《Q.E.D.=X》になれます。6マナで進化速攻の動きができるのです。
出したターンに《エビデックス》に進化したいならば《超奇天烈 ダイスダイス》に頼ることも一考です。

一人で4ドローできるのはアツい

《エビデックス》から《Q.E.D.=X》に進化する挙動は召喚なので、召喚に反応するカードとの組み合わせを考えたいです。TCG版の《龍素記号Mm スペルサイケデリカ》は面白そうですが、デュエプレだと召喚である必要が無い上に名称ターン1なのが痛い。そうなると、《イチバンの覚醒者オーシャン・G・ホーガン》とかになるでしょうか?

《エビデックス》目線だと、デュエプレでもこの性能であって欲しかった


元が7マナの進化クリーチャーというのもこのカードの面白いところです。
《進化設計図》や《巨大設計図》で回収できる追加のドローソースなのが良いです。
《進化設計図》から拾える進化元という目線は感覚が狂いそうです。

それ以外にも、進化ではないクリーチャーを参照する効果の対象にならないのも良いです。それこそ《電磁無頼アカシック・サード》や《キリコ・アンプラウド》の踏み倒し先として抽選されないし。

真価を発揮しそうなのは次の弾以降になりそうですが、危険な力と絡む前の《Q.E.D.=X》はどの程度強いのか、使ってみるのが楽しみです。

《「誣」の頂 ウェディング・イノセンス》

FT.これが貴方にとっての幸せなのです。――「誣」の頂 ウェディング・イノセンス

何やら荘厳なカードがやってきました。てっきり闇文明のゼニスになっていると思いました。

13マナとゼニスの中でも一際重いコストですが、相手のエレメントが持つ文明1つにつき2マナの軽減が入ります。適当なクリーチャーがいれば《「祝」の頂 ウェディング》と同じコストになり、4色揃っていると8マナ軽減されて5マナで出てきます。4色揃うことがあるのか、疑問に思う人もいるでしょうが、《蒼き団長 ドギラゴン剣》→《勝利のアパッチ・ウララー》→《勝利のリュウセイ・カイザー》で達成できてしまいます。

出た時に相手の無色以外のクリーチャーをシールド化してしまいます。豪快な全体除去で、《ドギラゴン剣》や《キリコ・アンプラウド》から出されたクリーチャーも全部消し去ることができます。特に《キリコ・アンプラウド》目線だと《百族の長 プチョヘンザ》と《偽りの王 ヴィルヘルム》を揃えた後に《ウェディング・イノセンス》を引かれると3マナで飛んできて盤面が一瞬で壊滅するので、油断ならないです。

更に、場の無色クリーチャーの数だけ相手の手札をシールド化させることができます。バトルゾーンにたくさんの無色クリーチャーを出すことは現状難しそうですが、デッキ構築次第では強力な手札破壊としても機能しそうです。

相性が良いのは《宿命のディスティニー・リュウセイ》です。こちらが6マナのタイミングで《ニコル・ボーラス》を出されたら《ディスティニー・リュウセイ》が出てきて、《ウェディング・イノセンス》をサーチ。返しに7マナで《ウェディング・イノセンス》を出して《ニコル・ボーラス》を処理しながら相手の手札を2枚シールド送りにできます。

遂に出番が来た

本家《ウェディング》同様、ブレイクするシールドは焼却できるので、安全に勝ちに行けます。離れても手札に戻り、再び召喚して除去が打てるので、厄介です。

《革命類侵略目 パラスキング》にとっては天敵が現れたと言えます。味方に全ての文明を与えるので《ウェディング・イノセンス》を相手にすると《ウェディング・イノセンス》が3マナになるし、《ウェディング・イノセンス》と共存しようとすると味方を全員5色に染めるので、手札破壊ができなくなります。

基本的には遅めのデッキに採用することになりそうですが、環境の変遷によってはメタカードとしても使われる可能性がありそうです。


おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。

《Q.E.D.=X》は思ったよりそのまま元のカードの原型が残った状態で出されたように見受けられます。まさかドラグハートと同じような形式になるとは予想もできませんでした。唯一無二の挙動をするカードはいつ見てもワクワクします。

《ウェディング・イノセンス》も大胆なリメイクではなく、基本のカードに忠実な形になりました。多色に対するメタカードという、新たな役割を与えられた上で本家《ウェディング》の役割を奪いすぎないカードになっています。

短い間ではありましたが、年末商品の紹介はこれにて終了です。

またどこかでお会いしましょう。

いいなと思ったら応援しよう!