新カード紹介vol.5(デュエプレPLAY'S CHRONICLE PACK)
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
デュエプレの新カード紹介をやっていきます。
※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。
《電脳鎧冑アナリス》
これから紹介する3枚のカードはこむさんのYouTubeチャンネルにて公開されたカードです。
動画はこちらとなっています。
TCGからの変更点はありません。
平凡に強い水自然の初動が念願の実装です。《ムゥリャン》と《霞み妖精ジャスミン》が合体したようなカードで、序盤はマナ加速、終盤は手札補充によるデッキ掘削が可能です。
基本性能については動画における説明と被るので種族に目を向けて解説しますと、優秀なものが二つ揃っています。
まずはジャイアント・インセクト。字面だけ見たら《大昆虫ジェネラルマンティス》などが喜ぶだけに見えますが、ジャイアントでもあります。
TCGだとこのカードはジャイアントのデッキで初登場しており、公式からもジャイアントとして使うことを想定されていたと言えます。
ただ、バトルゾーンに残す使い方よりはドローかマナ加速に使いたいので、このカードを望んでいるのはマナに置くことでフルスペックを発揮できる《大宇宙シンラ》や《怒流牙 サルトビ》かもしれません。
二つ目はサイバーロード。サイバーを必要としているカードとしては昨日紹介しました《アカシック・タレス》が該当します。
優秀な水自然かつサイバーのマナ加速なので、《タレス》が待ち望んでいたカードになります。《アナリス》がいたら便利なんだけど、と思う気持ちを殺しながら《タレス》を紹介していたのが取り越し苦労になります。公式の掌の上で踊らされていたか。
水でマナ加速できるカードとしても非常に魅力的であります。元々《蒼狼剣 クサナギ・ブレード》はいましたが、中盤以降バトルゾーンを圧迫するのが問題でしたし、それ以外だと4マナのマナ加速か《ピーピング・チャージャー》を使うしかありませんでした。
現在だとあまり見なくなった水のマナ武装持ちにとっては朗報となります。
《電嶺樹アカシック・クラシック》
公開前に能力予想クイズがされていたカードの正体が明かされました。
カードについて語る前に、筆者の予想を見ておきます。
カードの構図が《霊樹海嶺ガウルザガンタ》と同じだったので種族はこの二つだと予想。
コストとパワーは適当。コストは2桁、パワーは5桁の予感がしましたが、さすがに無いだろうと思ったので無難なところにしました。
能力は可能性が広すぎてわからず。
似た感じの能力の書き方をしているカードとして《戦攻妖精クルメル》がいたので、それを参考に文字数を仮定。
一つ目の能力は26字程度、二つ目の能力は36字程度と推理できたのですが、文字数から能力を予想するのは大変だったので、思考を放棄。名前も思い浮かばなかったからポストしませんでした。
答え合わせですが、種族にサイバーロードがあるのはわからん!機械っぽさが感じられず、完答は無理でした。アカシック要素は予想できなかった…
コストとパワーは直感が近かったです。理性なんて余計だった。
能力ですが、予想より文字が小さかったですね。前半は30字、後半は40字と、程度では済まないくらいズレてしまいました。特段変わった能力では無かったので、頑張れば当てられたかもしれません。修行が足りなかった。
事前予想はここまでにして、中身を見ていきます。
出た時に相手クリーチャーを全部除去できます。豪快な盤面リセットですが、相手の侵略を再利用されてしまうのはちょっと苦しいか。
そんな問題は《完全不明》と組み合わせれば何とかなりそうです。
二つ目は自分のクリーチャーのパワーを大幅に強化するもの。
誰と組み合わせるかですが、動画内で紹介されていた《超幻影 ワラシベイベー》や《タレス》より、《超電磁トワイライトΣ》の方がふさわしく見えます。除去したいならば《ワラシベイベー》からは《裏革命目 ギョギョラス》を出してあげたい。《タレス》はわからないことはないし、多分NDでタッグを組むことになるけど、《トワイライトΣ》は元々出して嬉しいカードがあまり無かったのがきつかった。中途半端だったから、このくらい派手にやってくれた方が嬉しそうに見えます。
また、トリガーで出た《ミラクルとミステリーの扉》からの踏み倒し先としても魅力的な性能をしています。出せれば相手の攻撃は止まるし、ブロッカーとして受けもこなしてくれるのはありがたいです。
アカシック要素について触れておきたいですが、デュエプレの背景ストーリー内にもアカシック計画というものが背景ストーリーには存在しています。さらなる進化をもたらすものであるらしく、《アカシック・クラシック》その進化の結果生まれた生物の一つなのかもしれません。
《電磁王機ウェービィ》
何か強そうな受けがやってきました。
登場時に基本相手クリーチャーを手札に、マナにカードが揃っていればデッキに送り返します。侵略持ちは手札に戻したくないから、デッキへの除去は助かります。
クイックピックのようなモードで使用しても最低限1マナ重い《アクア・サーファー》なので、基本性能は悪くありません。その上、テーマデッキに採用することで真価を発揮します。
グレートメカオーの受け札としては十分です。元々【グレートメカオー】は《アクア・サーファー》を受けとして採用していたのですが、グレートメカオーではないあちらは《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》の進化元にもコスト軽減にも役に立たない、《キャプテン・ミリオンパーツ》でブロッカーにできないなど、ちょっと歯痒いところがありました。それが今回コストが1上昇したかわりに改善されることになります。
サイバーとしても十分ではないでしょうか。そもそも条件次第では《アクア・サーファー》を越える性能を発揮するのだから、かなり強いです。
PVではリメイクされたカードと一緒に写って出てきたこのカードですが、結局カード名を見ても誰のリメイクなのか全くわからなかったです。フレーバーを見ればわかるかもしれませんが、カードリスト公開まで待たないといけないか。
ごり押しで《ピリリパ》リメイクと言い張ることはできなくはないですが、筆者にそこまでの自信はありません。これリメイク元なんて存在しないのでは?
《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》
FT.これまで登場したフェニックスは、それぞれまったく別の見た目をしているが、その祖先となるイデア・フェニックスの存在はまだ誰も知らない。
大変なことが書いてあるシステムクリーチャーがやってきました。
TCGからの変更点はありません。
出た時にちゃっかり墓地を増やします。そして、フェニックスを召喚する時バトルゾーンにあるクリーチャーを進化元にするフェニックスを墓地からも進化元を確保できるようにします。召喚でなければ墓地から確保できないので気をつけましょう。
TCGにおけるフェニックスはデュエプレとは違い、環境での活躍に乏しかったので、ちゃんと使えるようにサポートするために登場しました。シンパシーなんて無いし、出しても勝ちなカードも無かったですからね。
この能力はTCGだと複数の進化元を用意する場合、墓地とバトルゾーンにあるクリーチャーをどっちも使える裁定が出ています。
誰と組み合わせるかですが、この後紹介する《究極銀河ユニバース》は置いといて、TCGと同じように《暗黒王デス・フェニックス》でしょうか。
デュエプレだと進化元が緩和されており、《ポッポ・ジュヴィラ》がいれば《デス・フェニックス》は自分のターンのはじめに手札に戻ってきます。闇火で使うならばちゃんと使えそうです。
また、《ポッポ・ジュヴィラ》がシンパシーの対象になる《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》とも相性が良いです。
そもそも、バトルゾーンのクリーチャーを進化元とする全てのフェニックスが喜んでいます。その喜びはデッキを組むことで表現するとして、実装に感謝したいです。
気をつけたいのは、デュエプレのフェニックスは進化元の分コストが減って出しやすくなる設計のものが多いので、墓地から進化元を供給しようとすると軽減があまりできないことです。
他には《バルガライゾウ》のような、バトルゾーン以外のゾーンを進化元にするフェニックスは《ポッポ・ジュヴィラ》の恩恵を受けられないことにも注意しましょう。
《ザ・ユニバース・ゲート》
ここからはコロコロオンラインで公開されたカードとなっております。リンクはこちらです。
簡単に追加ターンがゲットできそうな夢のカードがやってきました。
TCGからの変更点は
・表向きにしたカードがデッキの下に送られるようになったこと
・追加ターン中に使えなくなったこと
・クリーチャーではないフェニックスも追加ターン獲得に貢献できるようになったこと
です。
TCGだと《龍素記号Sr スペルサイクリカ》と組み合わせて追加ターンを乱獲する【ユニゲサイクリカ】が成立していました。現在だと進化ではないフェニックスがまあまあいるので、デッキとしては強くなっています。
しかし、デュエプレだとこのカードで追加ターン中に追加ターンを獲得できなくなっているから、他の道を探すしか無いです。
大量に追加ターンを得たいならその分デッキにフェニックスを採用しなければなりませんが、そんなことをすると受けも安定性も損なわれます。素出しが厳しいカードを多くデッキに入れることになるから、動きのブレは【バルガライゾウ】よりも大きくなります。
デッキに採用しているフェニックスを使える構成にはやりにくいですからね。
TCGと違いフェニックスが強いことに注目してあげたいです。なので、フェニックスが主役の適当なデッキに採用して突然追加ターンを貰いにいくことになるでしょう。
追加ターン中に使えませんが、同一ターンなら何度も追加ターンが貰えます。
ロマンがすぎますが、《甲型龍帝式 キリコ³》で三連発打つのは楽しそうです。
《超神星マーキュリー・ギガブリザード》
TCGだと再録の経験がなく、たまに値段が大変なことになっているカードがデュエプレで再録、NDに復帰します。
マナコストは6ですが、6マナ支払うことはなく、最低3マナ、1マナで出すこともしばしばあります。
呪文の効果を封じるカードです。そのためトリガー呪文を封殺しながら攻撃して使っていました。
NDに帰還しましたが、組み合わせる相棒としては《クリスタル・ツヴァイランサー》があげられます。この場合リキッド・ピープル軸になりますが、このタイミングで《アクア・ティーチャー》がスタン落ちするのが痛いです。上振れを発生させるカードだったから少々厳しくはあるか。
使用にあたり注意したいのは二つ。一つはこのクリーチャーは呪文をバニラにする能力なので、呪文を唱えたという事実は存在していること。呪文を唱えた時にトリガーする効果はちゃんと発動します。
二つ目は複数体《ギガブリザード》が並んでいると1回の呪文に反応して全ての《ギガブリザード》がメテオバーンを使うこと。そのため複数体並べて使うカードではありません。
最近だと受けのカードとしてクリーチャーが無茶苦茶強くなったから《ギガブリザード》の強さが相対的に下がりましたが、呪文を止めるだけで受けが機能停止するデッキもいるので、使い所を見極めて使ってあげたいです。
《究極銀河ユニバース》
久しぶりの特殊勝利持ちクリーチャーが登場します。
TCGからの変更点は、メテオバーンで墓地に置ける枚数が増えたことです。
ロマン寄りの性能故、環境で使われたことが無さそうですが、とあるカードの変な挙動を悪用されて使用されたことがあります。
ロマンのある、まさに究極の不死鳥が実装されました。
その能力はフィニッシュするためだけにあるようなもので、攻撃時に進化元を墓地に置き、最後の1枚を墓地に置いた時にそれがフェニックスならゲームに勝ちます。《お目覚めメイ様》以来の特殊勝利です。
メテオバーンの裁定を触れておくと、恐らく1回のメテオバーンで複数枚の進化元を全て墓地に置いてもゲームには勝ちません。最低2回攻撃する必要があります。
1回目の攻撃で進化元を残り1枚にし、2回目の攻撃で勝つイメージです。
ちなみに、進化元が存在しない《ユニバース》で攻撃する時に侵略すると侵略した後に《ユニバース》のメテオバーンが解決され、《ユニバース》を墓地に置くことでゲームに勝ちます。
進化元候補としては、1回のメテオバーンで全ての進化元を消費できる《超神星DEATH・ドラゲリオン》が有力です。
ここまでバトルゾーンにわざわざフェニックスを出して運用することを考えていましたが、《ポッポ・ジュヴィラ》に進化元を用意して貰えば、そんなことをしなくても簡単にゲームに勝てます。《ポッポ・ジュヴィラ》の能力で墓地のフェニックスを進化元は《ユニバース》を出せば進化元にフェニックス1枚しか無いので、そのままゲームに勝ちます。
そのため、相性はすこぶる良いのですが、デッキ構築のセンスが問われます。
まず、光闇火の3色を要求されるのが大変です。
また、《ポッポ・ジュヴィラ》を単に出して詰めろをかけるだけでは返しに処理されて終わります。確実に勝ちたいなら9マナ貯める必要があります。
他に墓地にうまくフェニックスを落としておく必要があるのも問題点です。
2枚でゲームに勝利できるコンボの裏腹に、多大な苦労が必要となるのです。しかし、デュエプレ独自のカードを使ったり、マナシステムの恩恵にうまくあやかったデッキが組めれば可能性はありそうです。
《超神星アレス・ヴァーミンガム》
戦国編で登場したフェニックスが《ユニバース》の実装に合わせて到来しました。
TCGからはメテオバーンにより発動する効果が派手になっており、2枚要求するようになったかわりに相手のブロッカーを全て破壊できるようになりました。
基本的にはメテオバーンを一気に消費して《究極銀河ユニバース》に繋ぐカードです。
ブロッカー破壊としての対抗馬は《熱血龍 GENJI・XXX》ですが、あちらとは破壊するタイミングやバトルゾーンに残すリスクの大きさで差別化できます。
メテオバーンの調整について、似た調整がされたカードとして《超神星ネプチューン・シュトローム》が思い浮かびますが、あちらは強みが一つ失われたのと対照的に、こちらは使いやすくなっています。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
ここに来てフェニックスがプッシュされるとは夢にも思っていませんでした。漫画での活躍を中心にしたコロコロならではの紹介方法でもあり、強みが感じられました。
またどこかでお会いしましょう。