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新カード紹介vol.5(29弾)【デュエプレ】

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。

29弾カードパック、『禁断ノ刻 -BLACKOUT JUDGEMENT-』で実装される、デュエプレの新カード紹介をやっていきます。

※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。


《轟改速X ワイルド・マックス》

こちらは神ゲー攻略で公開されたカードですね。
リンクはこちらです。

TCGからの変更点はありません。

何か使えそうですが具体的な使い道がパッとしないカードが現れました。

7マナで味方を全員SAにできます。普通に味方を全員SAにするなら他の選択肢もある時代になったので、7マナのクリーチャーとしての使い方をしたいです。
例えば《ガチャンコ ガチロボ》の踏み倒し先。これまで7軸だと盤面の負担になる《龍魂城閣 レッドゥル》を出さないと《ガチロボ》をSAにできませんでしたが、《ワイルド・マックス》なら《ガチロボ》のみならず、他の味方もSAにできるようになりました。
他には《邪帝類五龍目 ドミティウス》で出せますが、《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》という対抗馬が存在します。TCGだと《ワイルド・マックス》が登場した時《キリュー・ジルヴェス》は殿堂入りしていましたがデュエプレだと4枚使えるので共演できます。

【ドミティウス】を使っていると《キリュー・ジルヴェス》で全員SAにした後、《魔龍バベルギヌス》で出し直した《ドミティウス》の踏み倒しが発生することがあります。この時、《ドミティウス》で追加の踏み倒しをしたクリーチャーをSAにできないという問題がありました。しかし、《ワイルド・マックス》ならその問題をうまくカバーしてくれます。後述する《リンネビーナス》にもできない仕事をやってくれるのは嬉しい限りです。

攻撃時に相手の手札を2枚ランダムで破壊します。寝ているクリーチャーに攻撃すれば手札をマイナス2できて強いのですが、シールドに突っ込むケースを考えると手札を2枚減らした後2枚与えることになるのでプラマイ0にしかならず、大きい《卵胞虫ゼリー・ワーム》という役割しか果たせません。
闇のコマンドなので《復讐 ブラックサイコ》と合わせることで手札を4枚も破壊できるから、手札を大抵枯らせることには間違い無いでしょう。それだとSA付与が腐るのは惜しいです。

元になったカードが発表される前に進化形態(?)が公開されることってあるんですね。

《偽りの王 ハチャトゥリアン》

FT.破壊と誕生の神殿に降り立ったその龍は、王の鎧を身にまとっていた。

TCGからの変更点はありません。アンノウンくらいつけても良かったのでは?

名前に「偽りの王」とあるのにアンノウンが無い謎のカード

一風変わった能力を持つドラゴンがやってきました。
出た時に相手クリーチャーを破壊し、破壊したクリーチャーと同じコストのクリーチャーを墓地かマナから出せます。
どんなクリーチャーを破壊するのか考えておかないとただの除去にしかならないので、ちょっと損することになります。デッキ構築の段階で何かしらの工夫をしておきたいです。
例えば《「誣」の頂 ウェディング・イノセンス》を破壊することを考えるなら13マナの《神歌の歌姫 キリコ・アンプラウド》に直接進化できますし、《蒼き団長 ドギラゴン剣》を破壊すれば追い《ハチャトゥリアン》できたりします。
同じコストのクリーチャーしか出せないので、《裏革命目 ギョギョラス》とは使用感が大きく異なります。

フレーバーにも触れておきます。フレーバー内で出てきた《破壊と誕生の神殿》は5弾で登場した呪文で、《ハチャトゥリアン》と同じような動きをします。

【水抜きアガピトス】で使われた実績がある。
最近クイックピックでも使われることがある。

あちらは出したいカードが山札に残っていないといけませんが下準備がデッキ製作の時点で完結するのが利点です。

刺さると恐ろしい程に効果的なカードだから、銀の弾丸として使うことになりそうです。

《D2J ジェルヴィス》

こちらはコロコロオンラインで公開されたカードとなっております。

TCGからは出た時効果が追加され、コスト軽減ではシールドの枚数ではなく数を参照するようになりました。

背景ストーリーで活躍していたマスターが、SR争いから脱落して登場です。

コストは12と重いですが、シールドの数だけコストが下がるので何もしなければ7マナで出せます。
シールドの枚数を参照しなくなったので、城を要塞化されてもコストが下がらなくなっています。

相手にシールドが多ければ多い程コストが軽くなります。相手のシールドを増やす絶好の手段として《ウェディング・イノセンス》がいます。相手クリーチャーを全部シールドに送りつけてくれるので、最低コストの2マナで出せるかもしれません。

元々はコストが軽くなって出るけど普通に出しても何もしない巨大ブロッカーでしたが、出た時に相手クリーチャーを2体タップしてくれるようになりました。
雑なタップキルに地味に役立てられるようになったり、《ヘブンズ・ゲート》から出してもかなりの防御力を発揮してくれます。

一番下には自分のターン限定ですが、タップしたクリーチャーはD2フィールドがあればタップをフリーズに変換できるようになります。
盤面制限があるデュエプレだとフリーズは強力なので強そうですが、すでにタップされているクリーチャーには無力なので注意しましょう。このあたりの感覚は《雲上の精霊オービスγ》と似ています。

9.5弾でフリーズが使えるのは異質だった

《ジェイルハウスロック》とはデザイナーズとなっています。《ジェイルハウスロック》で増やしたシールドを元手に《ジェルヴィス》のコストを減らし、《ジェイルハウスロック》によるタップ効果で《ジェルヴィス》のフリーズを発動させます。

《ジェイルハウスロック》以外の組み合わせ先としては《Dの禁域 ドキンダム・ゾーン》になります。【光闇火イニシャルズ】では光のカードとして《D2P ヘビーポップ》と《O・HA・NA・P》が採用されるケースが多いですが、《O・HA・NA・P》でコストを下げられるカードとしても価値がありそうです。

出た時のタップ効果の追加が大きいと思いたいですが、果たしてどうか?

《Dの天牢 ジェイルハウスロック》

こちらはコロコロオンラインで公開されたカードとなっております。

TCGからの変更点はタップ効果が任意になっており、Dスイッチで相手クリーチャーをシールド化する時は1枚1枚配置するようになりました。

光文明の強力な除去カードがやってきました。

自分のクリーチャーが攻撃する時に相手クリーチャーをタップできます。タップキルしたい人向けの効果で、《D2G ゴッドファーザー》と組み合わせると、《ゴッドファーザー》で相手クリーチャーに攻撃する時に次の攻撃対象を用意できるので、盤面をお手軽に壊滅させることができます。
後は《偽りの羅刹 アリバイ・トリック》で何度も攻撃できたりしますね。

攻撃時にタップすると言われて黙っていないやつ


《ジェイルハウスロック》の目玉は何と言ってもDスイッチです。ターンの終わりに相手のタップしているクリーチャーを全部シールド送りにできるのです。
相手が攻めてきたところをトリガースパークで凌いで、返しに《ジェイルハウスロック》を貼って相手クリーチャーを全滅させる動きは光文明ならではです。
クリーチャーでも呪文でもないタイプの除去なので、《偽りの王 ナンバーナイン》と《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》、《龍世界 ドラゴ大王》の組み合わせに対する突破手段になります(どうやってタップさせるかどうかは置いといて)。シールド化対策でしかケアできないので、これを喰らったら嫌な相手も多いでしょう。

元々は「相手のクリーチャーをまとめて一つの束にして」「表向きに」シールド化していましたが、デュエプレだと1枚ずつシールド化するようになりました。デュエプレだと一つのシールドに複数枚のカードを重ねる動きは避けられています。城に関しても一つのシールドにつき一枚しか要塞化できませんからね。

フィールドという珍しいタイプの除去手段としてお世話になりそうです。

《トップ・オブ・ロマネスク》

FT.シェイプアップした我が力!ロマネスク界のトップの座は譲らぬ!――トップ・オブ・ロマネスク

TCGからの変更点はありません。

デュエプレに実装されるイラストはシークレット版だが、画像がガビガビだったので通常イラストをどうぞ

《龍仙ロマネスク》のリメイクカードがデュエプレにも参戦です。
このカードの性能を解説する前に、まずは《トップ・オブ・ロマネスク》が収録されたパックの話を軽くしておきます。
2016年2月に、デュエデミー賞を決める投票が行われました。形式としては最近行われたデュエプレの人気投票が近いですね。

デネブログに掲載されていた画像を引用


《龍仙ロマネスク》は「人気カードパワーアップ部門」の極神編部門で行われた投票の結果1位になったカードです。

投票はこんな感じだった
下のツイートから画像は引用

こうして1位になったカード達がリメイクされて収録されたのがその年の10月に発売された、「輝け!デュエデミー賞パック」でした。
デュエプレだと《アクア・スーパーエメラル》や《地獄門デス・ゲート》のイラスト違いがこのパック出身だったりします。良イラストのカードが詰まっているので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか?

《トップ・オブ・ロマネスク》の性能の解説に入ります。
5マナ3500の光火自然のドラゴンと、色だけで無茶苦茶強いです。1枚で3色発生させることができるし、プレイの難易度もデュエプレだと楽なので、3色要求してくるのも気になりません。

気になる性能は、出た時に2マナ加速するブロッカー。かなり堅実です。
5→8のマナカーブが確実にできるのが優秀で、守りもできる。地味ながら愛されたカードでした。

先代の《龍仙ロマネスク》は【バルガライゾウ】で活躍しましたが、《トップ・オブ・ロマネスク》もちゃんと使えそうです。
3ターン目までに2マナ加速を決めて4ターン目に《トップ・オブ・ロマネスク》を出せば、次のターン9マナ溜まります。
4ターン目に多色処理できるし、3ターン目までに2マナ加速に失敗して1マナしか加速できていなくとも《トップ・オブ・ロマネスク》を出せるのが良いです。

本家の強みは墓地肥やしが《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》と相性抜群だったこと。そのため《バルガライゾウ》を出せなくても強く、ミラーだと《ヴィオラ・ソナタ》優先だった

革命チェンジもお手のもので、テック団関連のもので無ければ誰でもチェンジできます。

ドラゴンに極端に寄せたデッキでなくても、ブロッカーであることを生かして《ヘブンズ・ゲート》で踏み倒すことを検討しても良いでしょう。本家は相手ターンに出してもマナ加速してくれませんでしたが、こちらはそんなことはありません。トリガーで出てきて2マナも増えれば戦局は大きく変わることでしょう。

繋ぎとして偉いから、お世話になりそうです。

《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》

FT.我が名はドラゲナイ!この勝負、逃げられない!――メガ・ドラゲナイ・ドラゴン

こちらはデュエプレ公式アカウントのYoutubeコミュニティで公開されたカードです。
TCGからはカード破壊がエレメント破壊になり、墓地リセットが強制になりました。

何かできそうな大型ドラゴンがやってきました。

攻撃時にエレメント除去と墓地リセットができる、変わったドラゴンです。
エレメント破壊に関しては、フィールドを破壊できるのが特徴です。最近見なくなった《邪帝遺跡 ボアロパゴス》も処理できるのが嬉しいです。
墓地リセットのありがたみはわかりにくいですが、使い道はあります。《ドギラゴン剣》を破壊して相手の墓地をリセットすることで《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》による再利用を防いでいるとも言えます。

どんなデッキを組むのかと問われると頭を抱えます。9マナのドラゴンと言えばガチャを回せる《バルガライゾウ》や、小回りが利く上に2連ガチャも可能な《王・龍覇 グレンモルト「刃」》、条件を満たせば無限攻撃できる《暴龍事変 ガイグレン》など、即時打点に限って見ても競合相手がとにかく多いです。墓地リセットがどこかで評価されれば良いのですが。

《Mの悪魔龍 リンネビーナス》

FT.巡り巡った悪意は、地中に眠る魂を呼び起こし、元気を与える。
TCGからの変更点はありません。

《ドギラゴン剣》の可能性を大きく拡張するカードがやってきました。
多色が4枚必要ですが、出た時に墓地から5マナ以下のクリーチャーを蘇生できます。
今まで《ドギラゴン剣》で5以下のクリーチャーを踏み倒そうとすると《メガ・キリキリ・ドラゴン》で山札の上に仕込んで《ドギラゴン剣》で《龍聖大河・L・デストラーデ》を出す位しか無かったですが、これで大きく手間が省けます。

こうしてクリーチャーを蘇生させて後、なぜか味方が全員SAになります。《ドギラゴン剣》を処理しても後続が止まらなくなるのです。《奇天烈 シャッフ》を蘇生させるだけでも出た時効果と攻撃時効果の2回発動が可能になるので、嫌らしい動きが可能です。

2回も数字を宣言すればトリガー呪文はケアできる。

このカードの恐ろしいのは、出た時に何かを蘇生させて攻撃時に《ドギラゴン剣》にチェンジし、ファイナル革命で再び出せることです。そのため、5以下のクリーチャー蘇生が1ターン中に2回も発動できてしまいます。

不思議なことに、進化クリーチャーも蘇生対象です。《超轟速 レッド・エンド》を蘇生させれば無限に自爆特攻が可能になります。やろうと思えば《勝利のプリンプリン》と合わせて《愛の無限オーケストラ》の着地もできそうです。

《オーケストラ》から《リンネビーナス》を出してもう一度《オーケストラ》蘇生とか言えるの偉い

色々出た時効果について書きましたが、しれっとスレイヤーを持っています。凄く見逃しそうですが、攻撃する時や《ボルシャック・ドギラゴン》でバトルする時は注意しましょう。

どうやって使うかも考えておきましょう。墓地肥やしに関しては基本はあの手この手で増やすことになりますが、《禁断〜封印されしX〜》があれば出た時に墓地が増えます。そのため、見切り発車も可能です。
デッキの多くを多色にしないといけませんが、《ドギラゴン剣》のデッキを組んでいると多色だらけに必然的になります。今までは多色を削ることが意識されていましたが、これからはできるだけ多色を確保しつつ絶妙に回るバランスを考えることになります。

かなりガチなカードでありますが、5以下2回蘇生を生かして変なコンボもできそうです。

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。

元々SRだったカードが次々と公開されました。どれもRに降格していますが、VRでも誰も文句は言わなそうなメンツが揃っているので、意外でした。


月曜日にSRが2枚公開されたからか、今回はSRの公開はありませんでした。残るSR枠は5枚。内3枠は《時の法皇 ミラダンテⅫ》と《禁断機関 VV-8》、デュエプレオリカで確定しているので、実質的に残り2枚となります。
逆算して考えると、日曜日にオリカとレジェンドカードが1枚ずつ、土曜日にレジェンドカードが公開されそうです。

1月17日こと本日、神ゲー攻略による配信があるので、配信で1枚、デュエプレ公式による投稿でSRが2枚公開されるかどうかが注目されます。
と言うのも、SR候補の一人として《D2W ワイルド・スピード》がいるのですが、《VV-8》と相性が良いので《VV-8》と一緒に公開されると予想しています。そのため、配信でSRが公開されないのではないかと思われるのです。

考えられる可能性は
・配信でSRが公開されない→《ワイルド・スピード》SR化かつ日曜日に公開
・1日にSRが2枚公開され、その内1枚が《ワイルド・スピード》
・SR2枚公開されるが《ワイルド・スピード》がいない→《ワイルド・スピード》がVRに
・逆算が誤っていた(17日にレジェンド公開され、SRも配信で公開)

こんなところです。
ちなみにもう一枚のSRは《族長の魂友 ワチャゴナ》だと予想します。

またどこかでお会いしましょう。

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