新カード紹介vol.4(デュエプレPLAY'S CHRONICLE PACK)
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
デュエプレの新カード紹介をやっていきます。
※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。
《ミラクルとミステリーの扉》
このカードは神菫崎リンさんのYouTubeチャンネルにて公開されたカードですね。
動画はこちらとなっています。
TCGからの変更点は、
・コストが1上昇
・デッキに戻す順番がランダム化
この二つです。
TCGでは環境に進出した初のガチャデッキのエースとなっています。
登場した当初こそは大型クリーチャーを踏み倒すデッキ構築にするには大型クリーチャーの決定力が少なく、ガチャをするにも《扉》4枚に頼ることになるから安定性も低く、ファンデッキでした。
しかし、1枚でゲームに大きな影響を及ぼすクリーチャーがエピソード2に登場したこと、ガチャカードも《?》との8枚体制になり補佐もあったこと、踏み倒しの対策が充実していなかったことなどから環境で活躍、日本一決定戦でも使われました。
その後《扉》は殿堂入り、それから1年後にプレミアム殿堂になりました。現在では大量恩赦に際して殿堂入りに降格しています。
ガチャカードとしてはNDから《ミステリー・キューブ》がスタン落ちするのに合わせての実装となりました。
大型クリーチャーを踏み倒そうとするならば、デッキの構造を歪める必要が出てきます。
しかし、このカードの強さはデッキの構築次第では《扉》を使えば強力なクリーチャーを踏み倒すことがほぼ確実にできるようになることです。
そうなると気になるのが、NDに2マナのマナ加速呪文が《フェアリー・ライフ》しかないこと。6マナになったため2→4→6のマナ基盤にしないと4ターン目に使えず、かと言って《霞み妖精ジャスミン》を採用すると《扉》の踏み倒し先として相手に選ばれるため、致命的な外れになってしまいます。おとなしく《キューブ》同様にドラゴン基盤にするのかなぁ?踏み倒して嬉しいカードもスタン落ちしているので不安。
踏み倒し先としては、出すことができれば確実に有利になる《偽りの王 ヴィルヘルム》や《完全不明》になります。《勝利宣言 鬼丸「覇」》も候補に入るでしょう。
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》もありですが、名称ターン1だから《扉》→《スペルサイクリカ》→《扉》→《スペルサイクリカ》となると、クリーチャーが増えるだけで終わってしまうため、ゲームに及ぼす影響は少なくなってしまいます。
イメージ的には当たりは18枚くらい欲しいのですが、何を積むのかは人によって差が出そうです。
AllならばTCGでも活躍した組み合わせである《ポジトロン・サイン》や《ホーガン・ブラスター》と合わせてガチャデッキがより強固になりそうです。しかし《キューブ》と合わせてガチャ12枚体制って許されるものなのか?
このカードの対策ですが、踏み倒しメタを使うのが普通です。《制御の翼 オリオティス》や《早撃人形マグナム》ならバトルゾーンに残さずに済みますし、トリガーをケアするなら《単騎連射 マグナム》も有効です。しかし、《単騎連射》を除く2枚がスタン落ちが近いのは気になるところです。新しいメタが来るのを願うしかないです。
《No Data》
FT.ランド大陸にある海底都市は、ある一人の天才科学者によって作られたと言われている。
TCGからの変更点は、ドローの条件が手札が5枚以下でなければ発動しなくなったことです。
出ればとりあえずターンの終わりにシールド交換をやってくれて、ターンを跨げば追加ドローを受けられます。しかし、除去されてしまうリスクが高いのは見逃せないところ。《アクア特攻兵 デコイ》の助けを借りることになりそうです。
このカードをどうやって使うかですが、TCGの時からの相棒と言えばやっぱり《龍素記号Sb リュウイーソウ》でしょう。
《No Data》がターン終了時にシールド交換できるから、《リュウイーソウ》と《No Data》が揃ったターンの終わりに呪文の踏み倒しが可能になります。
このコンボでは《神々の逆流》を踏み倒すのが普通でしたが、デュエプレにはゲームを長引かせるからか、現在実装されていません。
しかし、《英知と追撃の宝剣》は4枚使えるから、マナ破壊は楽しめます。
まあ、NDだと毎度のことながら唱える呪文に困っています。
他の運用方法を考えると、シールドの操作要員兼ひょっとしたらドローソースになってくれるカードとして、耐久系に入れるくらいでしょうかね。書いてあることはシンプルだから、特段変なことはできなさそう。
《アカシック・タレス》
このカードはflat-さんのYouTubeチャンネルにて公開されたカードですね。動画はこちらとなっています。
PVにも登場していたカードがお披露目されました。
《アカシック・タレス》が何者なのかは最初の紹介のところで語っているので、そちらを参照して下さい。
かつてデュエプレで日本一になった実績のある《インビンシブル・テクノロジー》をリメイクしたカードとなっています。
元々どんなデッキだったかですが、ざっくり解説すると、まずブロッカーやバウンスを利用して相手の動きを遅らせながら7マナまで到達します。
7マナになったら《インビンシブル・テクノロジー》を発射して手札をいっぱいにしつつ、踏み倒したクリーチャーの能力で相手クリーチャーをバウンスしつつ、手札がいっぱいあるので《ルナ・コスモビュー》を0マナで投げます。
後はリキッド・ピープルをいっぱい出して《クリスタル・ツヴァイランサー》を0マナで投げたり、《超神星マーキュリー・ギガブリザード》で呪文を縛って殴って勝ちます。
本当はこう単純では無かった覚えがします。相当な技術が要求されていたはず。
ここで紹介したのは水単でしたが、《テクノロジー》がデュエプレ殿堂するちょっと前に光と闇が足されたタイプも開発されていました。
さて、元のデッキの話はここまでにしておいて、性能について見ていきます。
13マナと一見重いコストですが、マナにあるサイバーの数だけコストが減るので、サイバーに寄せれば6~7ターンで出せます。
それだと相手の攻撃を凌げるのか、凌いだ先にゲームに勝てるのか、未知数な所が多いです。
マナ加速を何とかして絡めてあげたいところですが、普通のものだとマナ加速カードでマナ加速カードがマナに置かれてしまうと《タレス》の軽減に尽力できないので、損な気持ちになってしまいます。
そうなると頼りたいのは確実にサイバーをマナに置けるカードです。具体的には《神秘の宝箱》や進化サイバーをデッキに入れた《無頼妖精ワイルド・リリィ》が該当します。
とっておきなのはバトルゾーンにあるサイバーをマナに置きつつ2マナ加速できる《メビウス・チャージャー》です。
水自然のサイバーをマナに用意する必要はありますが、5ターン目に《タレス》が出せます。
サイバーに極限まで寄せなくても、マナをいっぱい貯めて終盤に低コストで《タレス》を出すのも可能性がありそうです。
こうして何とか召喚するとできることはどちらか一つ。
まず、手札を10枚にできます。そうすると0マナで《コスモビュー》を出せるので、ブロッカーを大量に出せるようになります。《タレス》自身がサイバー・ロードなので、《パラダイス・アロマ》を0マナで出せるのも嬉しいところ。これで出した次のターン手札が溢れてドローできないことは無いでしょう。
こうして増えた盤面を《超電磁トワイライトΣ》で有効活用してあげたいですが、無理筋でしょうか。手札もバトルゾーンも増やせますが、手札が増えすぎるから踏み倒しができない事故が起こる可能性もあります。
《タレス》で増やした手札を更なるマナ加速に投資し、手札が減ったところを追加の《タレス》で補うこともできそうです。
もう一つは、手札から水のクリーチャーを0マナで召喚できる能力です。雑に《完全不明》を出すだけでも強く、相手は嫌な顔をします。
召喚と言われて目がいくのは《正体不明》です。1体目の《タレス》で手札を潤し、そんな手札から2体目の《タレス》から《正体不明》を出して強いカードをいっぱい使うことで概ねゲームに勝てるでしょう。
なお、次の弾でNDで使えるサイバーはこんな感じです。
現状15種類。これに《タレス》と《マリン・フラワー》が追加されることがわかっていますが、これで大丈夫でしょうか?このパックでどの程度追加されるかに大きく懸かっています。
かなり尖ったカードですが、本家同様、どんなデッキが開拓されるのか楽しみです。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
このパックの傾向として、NDで使うには物足りないけどADだと本領を発揮できるカードが非常に多いように見受けられます。昔強かったテーマを現代に蘇らせるためだからそうならざるを得ないのかもしれないです。結果として人気が少ないと言われているADのてこ入れになるかもしれません。筆者はADの方が好きだから異次元ムーブできるようになるのは嬉しいところ。
新カード紹介もこのままのペースで行くと後4回。カード紹介もここが折り返しとなります。今回は紹介するカードが多くなかったから執筆量も比較的少なく(普通は5000行くかどうかだが今回は4000字程度)なっています。
またどこかでお会いしましょう。
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