新カード紹介vol.1(28弾)【デュエプレ】
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
今回も新カード紹介をやっていきます。4シーズン目となりますが、今回もどうぞ、よろしくお願いいたします。
※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。
背景ストーリー
まずは毎度恒例の背景ストーリー解説となります。
構成としては、デュエプレ内における27弾までのストーリーのあらすじと、28弾に該当するであろう、TCGの背景ストーリーについて解説します。この時の世界観について少しでも知っていただけたら嬉しいです。
舞台はランド大陸。そこである日、科学者である《伝説の正体 ギュウジン丸》により侵略ウイルスがばらかまれました。これに罹患し、凶暴化したクリーチャーは侵略者と呼ばれました。
また、一部のクリーチャーは革命の力に目覚め、革命軍として侵略者に抵抗しました。
こうして侵略者と革命軍の戦いが行われましたが、この戦いは黒幕である《ギュウジン丸》が打倒されたことで幕を閉じました。しかし、この戦いの最中に封印されていた《伝説の禁断 ドキンダムX》が封印から解かれ、暴走してしまいました。革命軍の主力だった《ミラダンテ》は未来へ帰還し、《デス・ザ・ロスト》は《伝説の禁断 ドキンダムX》に封印され、《ドギラゴン》が残された状態で革命編は終わってしまいます。
28弾では革命軍と《ドキンダムX》率いるイニシャルズの対決となります。
ここからはTCGの背景ストーリーの解説となります。時期としてはDMR-21 「 ハムカツ団とドギラゴン剣」のものです。
《ドキンダムX》に対抗するべく、革命軍はチームの再編と多色化に乗り出しました。
こうして結成されたのが
勇気と友情を愛するハムカツ団
音楽と自由を愛するドレミ団
謎と知識を愛するテック団
自然と精霊を愛するダママ団
策略と裏切りを愛するアクミ団
この5つでした。
彼らの中には侵略者が持つ侵略の技術を革命軍でもできるように改良した、革命チェンジの力を持つクリーチャーもいました。
一方で、《ドキンダムX》はデンジャラスでダイナマイトな空間であるD2フィールドを生み出しており、このD2フィールドを守らせるべくマスター・イニシャルズを生み出しました。
《ドキンダムX》を倒すにはマスター・イニシャルズを倒さなければならないため、この弾では新生革命軍とマスター・イニシャルズとの戦いになります。
マスター・イニシャルズと革命軍の戦いの中では、一部のD2フィールドが持つDスイッチにより、革命軍が不利になることもありました。
それに対して《プチョヘンザ》は世界を破壊させる程の力を持つファイナル革命を発動することで対抗しています。
《青寂の精霊龍 カーネル》
FT.カーネルは音を止めることで、相手の時間を止めるのだ!――青音の精霊龍 リンガール
新弾初公開となったのは、汎用性の高いトリガーでした。
TCGからの変更点はありません。
出た時に相手クリーチャーの行動を止めるクリーチャーです。
出た時にやることは《機術士 ゾローメ》と変わらないですが、あちらとは種族が違うこととブロッカーを持っていること、それに加えて多色であることから天地の差があります。
ブロッカーを持っていることにより、出た時の足止めとブロッカーで2体の攻撃を止めることができます。
トリガーブロッカーで出た時に相手クリーチャー1体の攻撃を止められると強いのは《清浄の精霊ウル》や《捕縛専機ガガ・コロリン》が過去に証明しています。しかも《カーネル》はあちらとは違い、攻撃可能です。
相手のクリーチャーを止める方法もタップではなくプリンプリン形式なので、自分のターンに手札から使っても受けとして仕事ができます。
種族はエンジェル・ドラゴン。エンジェル・コマンドでは決してないので《ジャスティス・プラン》などのサポートを受けることはできませんが、この弾からドラゴンであることの価値は今までよりも大きくなります。
と言うのも、この弾から新能力こと革命チェンジが実装されることが影響しています。
一部の革命チェンジ持ちはチェンジ条件が特定の文明を持つドラゴンであることを求めてきます。更には、この後紹介する《百族の長 プチョヘンザ》のように、コストの下限指定までしてくるカードもいます。
《カーネル》は5マナなので革命チェンジの条件としては厳しめの条件を指定してくる《プチョヘンザ》にも対応できるコストをしています。
そのため、パッとしないブロッカーではありますが、1ターン生き残るとチェンジしてきて思わぬ脅威になるリスクがあるのです。《プチョヘンザ》と合わせて【ジャックポット・エントリー】の光水マナ兼受けとしても採用できます。
色んなところで革命チェンジ先と一緒に使われた実績があるから、これからよく見るカードになるでしょう。
《一族 ダママ》
FT.自然と精霊を愛する仲間たち。それがダママ団だ!
TCGからの変更点はありません。
多色化したかわりに出た時に相手クリーチャーを1体タップできるようになった《幻緑の双月》です。
光自然の初動になりうるカードは《霊騎幻獣ウルコス》に続いて2枚目です。《赤薔薇の精霊龍 ジェネラローズ》を使う時に光自然のカードの少なさに泣かされていたから、手札を多く消費するところには目を瞑って使いたいかも。
デュエプレならではの組み合わせとしては、《連珠の精霊アガピトス》が思い浮かびます。
《連珠の精霊アガピトス》で《一族 ダママ》を出せば《ダママ》のタップと《アガピトス》のタップで2体のタップができるから、万が一の時は受けの役割も果たせるカードとして使えそうです。
マナ加速できる光文明持ち多色としてここまで語ってきましたが、逆もまた然り。《インビンシブル・パワー》と一緒に使う方法もあります。
光自然で《ダママ》を使ってあげたいと思うかどうかはわかりませんが、できることが増えることを評価したいです。
《二族 ンババ》
FT.プチョヘンザ率いるダママ団は、これまで他のクリーチャーと接してこなかった未知の軍団だった。
デュエプレでもついに「ん」から始まる名前のクリーチャーが登場しました。
TCGからはマナ加速が強制になりました。
革命チェンジの第一段階を担当します。光や自然の小型クリーチャーを《二族 ンババ》に変換して、ドラゴンを用意します。
次のターンになれば《三族 ウェカピポ》にチェンジして更に足元を整えるのも良し、《百族の長 プチョヘンザ》にチェンジして盤面制圧を図るも良しと言ったところでしょう。
やってることとしては、光か自然のクリーチャーが攻撃する時に入れ変わって出てきて、出た時にマナ加速する動きです。
革命チェンジでは元々攻撃する予定だったクリーチャーが手札に戻ってきます。そのため、優秀な出た時効果持ちのクリーチャーの再利用が可能です。最悪次のターンマナに埋めても仕事します。
一番強いのは《ダイヤモンド・ブリザード》です。《ンババ》のマナ加速で次のターン使えるマナの枚数も増やせるし、《ダイヤモンド・ブリザード》が引けなくて序盤にプレイした《雪精 ホルデガンス》や《雪精 ジャーベル》の再利用も可能です。
あちらは多色カードをデッキに入れたくないから、やりすぎかもしれません。
革命チェンジによる恩恵は出た時効果の再利用だけでなく、離れた時効果の使用やブレイクするシールド枚数の削減などもあります。《聖獣王ペガサス》が顕著です。
攻撃時と離れた時のガチャを2回も回せますし、ブレイクするシールドも1枚で済みます。進化元が緩いから、次のターンガーディアンを出して再び進化できます。
チェンジ元の縛りの緩さから、デュエプレ研究所でやっていたように1ターン目に出したクリーチャーをチェンジ元にして2ターン目に出すことができます。
【ベアフガン】と同じように自然軸にするのが真っ当な組み方です。
1マナのアタッカーは《スナイプ・モスキート》と《冒険妖精ポレゴン》、ADに限定だと《お目覚めメイ様》もいるので、チェンジ元には困らないです。
《エボリューション・エッグ》のような確定サーチカードも、《次元の霊峰》というカードがあるから安定した動きが可能です。
これから革命チェンジのスタート地点としてよく見かけるカードになるでしょう。
《三族 ウェカピポ》
FT.秘めた巨大なパワーが、ダママ団に勝利をもたらす!
地味な役割を果たす中堅チェンジ先の登場です。
TCGからの変更点はありません。
6マナ7500のブロッカーと、守りとしては申し分無い性能です。
出た時に《ンババ》と同じくマナ加速しつつ、マナから多色カードを回収できます。
多色カードをマナから拾えると言うことは序盤にマナに埋めた革命チェンジ先を拾えることを意味しています。
ドラゴンなら誰からでもチェンジできるので、序盤に何気なく出した《夜警の精霊龍 ウィズローザ》がチェンジ元になれるのは良いです。
革命チェンジによる能力の使い回しをするなら《時の革命 ミラダンテ》とかお薦めです。《ウェカピポ》を《ミラダンテ》に進化させて攻撃時に《ウェカピポ》にチェンジ、次のターンも《ミラダンテ》に進化してチェンジと言ったような進化クリーチャーの再利用も可能です。《プチョヘンザ》とは盤面制限を利用して相手クリーチャーを出せなくさせるところで差別化できないでしょうか?
《プチョヘンザ》の影に隠れがちなカードではありますが、うまく使ってあげたいです。
《百族の長 プチョヘンザ》
FT.革命、チェンジ!ミア・モジャ!プチョヘンザ!
ファイナル革命と言うド派手な効果を持った切り札がデュエプレでもついに登場です。
TCGからの変更点はありません。
自分の最大マナ未満のコストを持つクリーチャーの登場をタップインで行わせる効果を持ちます。スピードアタッカーを腐らせるだけでなく、バトルゾーンに出た相手クリーチャーを次のターンに12500の高いパワーで殴り返すことができます。
自分のマナの枚数以下のクリーチャー限定ではありますが、クリーチャーをタップして出させる能力の強さは《永遠のリュウセイ・カイザー》で体感した方も多いでしょう。
そんな強大な蓋の役割を持った《プチョヘンザ》は8マナ支払って出すのではなく、革命チェンジから出すことができます。《永遠のリュウセイ・カイザー》と違い、マナを貯めてやっと出すのではなく、中盤に颯爽と現れるのです。
こうした制圧能力は無茶苦茶強力ですが、元からバトルゾーンにいたクリーチャーには無力という欠点があります。しかし、《プチョヘンザ》は革命チェンジで出たら、《プチョヘンザ》よりパワーが小さいクリーチャーを全てマナ送りにしてしまいます。
マナ送りの被害は自分にも及びますが、《プチョヘンザ》で止められる範囲が広がるので、デメリットばかりではありません。
一見自分の光のクリーチャーを破壊以外の除去から守ってくれる《天命王 エバーラスト》を使えば《プチョヘンザ》の被害を無効化できそうですが、ここに革命チェンジの落とし穴があります。攻撃クリーチャーがバトルゾーンを離れなければ、革命チェンジは成立しないのです。
TCGのルールだと革命チェンジは攻撃するクリーチャーがバトルゾーンを離れなければ、入れ替えができないためチェンジは不発になります。そのため、どうしても《エバーラスト》を使いたいならば、チェンジ元として光のドラゴンではなく自然のドラゴンを使う手間が必要になります。
相手のマナが増えるとその分相手にクリーチャーをたくさん出されてしまいそうで不安ですが、その時は《プチョヘンザ》を2枚目の《プチョヘンザ》にチェンジしてあげましょう。再び全体火力が放てるので、建て直した盤面を壊滅できます。
《プチョヘンザ》を誰からチェンジするのかですが、一番チェンジすることになるのは《勝利のガイアール・カイザー》でしょう。
5マナで闇か火か自然の超次元呪文から出せるスピードアタッカーだから、かなり手軽に出せます。これにより、《プチョヘンザ》は5マナで出せると言えます。
他にはトリガーで出たドラゴンが《プチョヘンザ》のチェンジ元になります。《武装竜鬼アカギガルムス》や《無双龍聖イージスブースト》など、【バルガライゾウ】で採用されていたドラゴンが《プチョヘンザ》にチェンジして除去を放ってきたら大変そうです。
もちろん《ミラクル・ミラダンテ》も凶悪です。革命0トリガーで一度バトルゾーンに出たクリーチャーを手札に戻せてしまうから、再び0トリガーの受けを用意できてしまうのです。《プチョヘンザ》で盤面を処理されて、そこから勝つには《プチョヘンザ》を処理した上で《ミラクル・ミラダンテ》のことも考えないといけないから、相当骨が折れます。
デュエプレだと光単ミラーになったら《ミラクル・ミラダンテ》の足止め合戦が起きることがありますが、革命チェンジにより《ミラクル・ミラダンテ》を手札に戻せるとなると、より複雑怪奇になりそうです。
進化クリーチャーに着目すると、出た時に《プチョヘンザ》を探しにいける《革命類武士目 リサイタラス》や《凰翔竜機バルキリー・ルピア》はチェンジ元として優秀です。進化元を要求しますが、バトルゾーンにいるクリーチャーは《プチョヘンザ》が全部除去してしまうからそこまで気にならないかも。
サーチに拘るなら《G・A・E》も相性が良いです。《G・A・ペガサス》面を先に出して次のターン《G・E・レオパルド》を呼び出します。《レオパルド》で《プチョヘンザ》をサーチしつつ、そのまま攻撃してチェンジできます。TCGからゴッドリンクの仕様が変わったことにより可能になった動きです。11マナあれば1ターンでリンクして即攻撃して即革命チェンジできます。
盤面制限というデュエプレならではの要素が《プチョヘンザ》の強さにどこまで影響を与えるかどうかも楽しみです。
《幸弓の精霊龍 ペガサレム》
FT.その幸弓が示すのは、逆転への道筋。
こちらはデュエプレ研究所で限定公開されたカードです。
TCGからの変更点はありません。
出た時にシールドを増やすことで、1打点分の受けを用意します。
このシールド追加の価値は《予言者リク》や《エンゲージ・チャージャー》を彷彿とさせるところもあります。
シールド化した代償は次の自分のターンのはじめのシールド回収。遅効的なドローとも解釈できます。
今までだとこのドローがそこまで影響が無さそうですが、時は革命ファイナル。《ペガサレム》はコマンドでこそありませんがドラゴンなので、このシールド回収で《プチョヘンザ》を引いたらそのターンにチェンジできます。
《カーネル》とはライバルですが、光単色であることやシールドを増やしたいと思ったらこちらを使うこともありそうです。
《音階の精霊龍 コルティオール》もいますが、あちらはスタン落ちします。5マナ以上の光のドラゴントリガーの選択肢はあまり多くないのです。
光のドラゴントリガーを使おうかと思ったらお世話になるかもしれません。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
初日はダママ団のカードが中心に公開されました。《プチョヘンザ》がとにかく強くてダママ団としてまとまったデッキが作られる印象はありませんが、スペック自体はどれも悪くはないため、調整がほとんど入らずに実装されます。
攻撃するクリーチャーが離れなければ革命チェンジができないというルールはデュエプレだとちゃんと処理されるのか、少し不安であります。《天命王 エバーラスト》のように最初から離れないパターン、《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》などのような、離れようとしたら除去耐性を付与してくるパターン、《剣豪の覚醒者クリムゾン GENJI・XX》のような、バトルゾーンを離れるかどうかやってみないとわからないパターンなど、不安なところを探せばいくらでもあるから、どこまでやれるか見物です。
序盤は調子が上がりませんが、ぼちぼちやっていきます。
またどこかでお会いしましょう。
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