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【26弾裏デッキビルド杯使用デッキ】東南西北ギャブルカレイコに関する記録

はじめに

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
今回は裏デッキビルド杯に持ち込んだデッキについて、開発経緯を中心に記していきます。

本来なら裏デッキビルド杯の自戦記を中心にすることも考えましたが、それをやるよりやらねばならないことがあると思いましたので、軽く触れる程度になります。

本文は常体でお送りします。



テーマ決め


さて、実は今回参加するにあたり、これを使いたいとはっきりと思っていたデッキはなかった。
その理由はいくつかあり、
・他人と被るのを嫌った
・高いレアリティのカードをあんまり持っていなかった上、生成に後ろ向きだった

などである。

使用候補その1
《完全不明》の能力で相手のターンをどうしても強制終了させようとしたらこんな構築が思い浮かんだ。
無限にやろうとすると《完全不明》の意義が怪しくなるので、1回切りのコンボになった。
11マナ溜まるのが遅く、感触は微妙だった。


使用候補その2
素朴に革命0を3体揃えようとしてみた。
そこまで弱くはなかった。

色々考えて試していた中、使用候補になったギミックがある。

《超奇天烈 ギャブル》と《禁術のカルマ カレイコ》を組み合わせたものだ。以下、この組み合わせをギャブルカレイコと呼称する。

《カレイコ》がいる状態で《ギャブル》の能力で相手の呪文を唱えると、唱えた呪文が相手のデッキの一番上に残るのだ。いかにも何か悪い面白いことができそうである。

強制なのによく苦しめられる
別に《デュエマの鬼!キクチ師範代》でも問題ない


しかし、このギミックには重大な欠陥があった。

バグでできなかったのである。

バグの考察だが、元々《カレイコ》がいる状態でデッキから呪文を唱えられない不具合があった。その不具合が一部解消されたのだが、ここで言う「一部」とは

・デッキの一番上から呪文を唱える
・デッキから探索して呪文を唱える

場合のみであり、デッキからカードを複数枚見て、その中から呪文を唱えるケースでは呪文を唱えるケースに至っては改善されていなかったのである。《ギャブル》もその被害を受けていた。

デッキを組んで試運転しようにも、バグのせいで正確な挙動がわからなかったのだ。

この状況が改善されたのが、27日。裏デッキビルド杯開催2日前である。バグが解消されたのである。

こうしてギャブルカレイコを試すことにしたが、最初に目をつけたのが、攻撃時に相手のデッキトップから呪文を唱えることができる《神託の王 ゴスペル》である。

好きだけど、今の環境呪文が少なくてきつい

試したところ、納得がいく成果が得られなかった。

8マナ払って出して、こうして残したクリーチャーで攻撃して、相手のデッキトップを固定して…
色々やった結果起こることがショボいのだ。
また、相手のデッキトップも自分のデッキトップも呪文にして楽しいことをしようと思ったのだが、相手の呪文を唱えたら、その呪文によってデッキからカードが移動してしまう事態がよく発生した。

同じコンセプトのデッキが見受けられたのも没理由の一つ
みんな同じことを考えている。

これでは微妙だと思い一時は没になったが、新しいおもちゃの発掘に成功した。
《龍脈空船 トンナンシャーペ》である。

相手のデッキトップから呪文が打てる!


では、ここでギミックの解説を図にしたので見てまよう。

つまり、相手のデッキから同じ呪文を何度も盗むことができるのだ。

こうしてやることを決めたのだが、このギミックを主軸にした、ある程度強いデッキを組むのは大変苦労したのだった。


さて、どんな形になるのか、見てみよう。


確定枠



《超奇天烈 ギャブル》

デッキコンセプトであるカードその1。4枚採用するべきカードだと思っている。
登場時に呪文を唱える能力は強制。なので、使いたくない呪文だけあっても唱えない選択肢が存在しない。


《禁術のカルマ カレイコ》

デッキコンセプトであるカードその2
こちらはサーチする手段が無く、絶対に引きたいと思っていたので、《デュエマの鬼!キクチ師範代》と合わせて6枚の採用を考えていた。
相手の動きを妨害するカードなので、無闇に出したら相手が用意しているコンボを破綻させることがあり、人を笑顔にするデュエマからは遠ざかる。しかし、そうでもしないとこちらの動きが間に合わないので、心を鬼にして出すこともあった。
デッキが持つパワーが高すぎる、と思ったデッキに容赦なく叩きつけることもあるが、筆者は毎回そこまでできるほど厳しくはできなかった。

《ν・龍覇 メタルアベンジャー R》

《トンナンシャーペ》を出すために使うカード。
3枚しか所持していないため、最大枚数の3投になった。
《トンナンシャーペ》は《龍芭扇 ファンパイ》を龍解させることでも用意できるが、龍解には相手の墓地にカードを4枚置かせる必要があり、そのためには手札破壊を積極的に仕掛ける必要がある。それはビルド杯的にまずいと思ったため、直接出すことに拘った。

このデッキの課題にもなるカード。コストが7と重いので、そこまで頑張って耐える必要があるのだ。

《龍脈空船 トンナンシャーペ》
水のクリーチャーが攻撃する度に相手のデッキトップを見て、呪文なら使えるカード。
《ギャブル》とは違って、呪文を唱えるのは任意であり、唱えなかった呪文はデッキの下に送ることができる。相手に引いてほしくない呪文を連射したくても、最後に下に送れば問題ない。
2だったが、枠の都合で1になった。ネタで4にしても良い。
注意点は、相手の墓地にカードがいっぱいあると龍解してしまうこと。使いたい呪文は墓地からではなくデッキから唱えたいので、くれぐれも目配りは欠かさないように。

確定枠は以上であると考えていた。枚数調整もすることはない。

準確定枠

確定とはいかなくても、デッキに入ると思っていたカード達である。

《プラーヤ》
《ギャブル》など、進化クリーチャーをサーチできる優秀な水文明クリーチャー。進化をサーチしたくない時も雑にドローしておけば問題ない。ドローはマナ武装なので、マナ置きに注意。
4枚揃わなかったので3。145パック剥いている上、アンコモンなのに、どうして。

《超奇天烈 マスターG》

水の侵略持ちクリーチャー。
ギャブルカレイコをするとデッキトップが固定される。すなわち、デッキトップのコストがわかるから確定でクイズに正解できるので、除去耐性を獲得できるのだ。しかし、その代償としてデッキトップ固定が解除される。2枚しか所持していなかったため2。これに関しては2でも困らないかも。

《機術士 ゾローメ》

水のコマンドであり、相手を足止めできるトリガー他のクリーチャーも選択肢になるが、シナジーに目がいった。研究次第では抜けるかも。

《超龍素要塞 エビデシュタイン》

強さを追い求めるならば光速で抜けるが、相手の呪文だけで龍解できたらカッコいいのでロマン枠として採用された一枚。
普通は0。愛か夢がある人は1

・サイキッククリーチャー
《ギャブル》で相手の超次元呪文を強奪した場合、何か出すことができるから、できれば採用したいと思っていた。
さて、誰を採用するかだが、同じ呪文を何回も使うなら、サイキックリンクさせたいものである。できたらカッコいいし視聴者の記憶にも残る。
そこで目をつけたのが《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を構成する3体。
採用する人が多そうな《超次元エナジー・ホール》や、何かの間違いでデッキに採用している方がいそうな《超次元シャチホコ・ホール》から完成できること、《カレイコ》の影響を受けないことからこれになった。

他は適当気味。そもそも6枚しか採用できないからできることがとても少ないのだ。このデッキだけ超次元ゾーンにカードを40枚置かせて欲しかった。

一応採用したカードについて記しておくと、
・小型呪文で出せる《時空の戦猫シンカイヤヌス》
・《死海秘宝ザビ・デモナ》から出せる受け要員こと《シルバー・ヴォルグ》
・闇のコマンドであり、《死海秘宝ザビ・デモナ》から出せる《サンダー・ティーガー》
・多様な呪文から出せる《勝利のプリンプリン》
・鬼強呪文である《超次元リュウセイ・ホール》や汎用性の高い《超次元フェアリー・ホール》から出すために入れた《勝利のガイアール・カイザー》

こんなものだと思っていた。

ここまでまとめるとこんな感じになる。

確定枠と準確定枠を入れたリスト

このデッキの残りに何を足すべきなのか、それを考える過程が始まる

試験的に採用されたカード

次に、このデッキに足されたカードを色々見ていく。

まずはこちら。最初に組んだ構築に近いのがこれだ。

《腐敗電脳メルニア》

懐かしいカードを採用しているが、これはこのデッキがビートにあまりにも勝てなかったため、泣く泣く採用していた。手札1枚わざわざ使って出したいカードではないのだ。しかし代案も難しく、このまま放置された。

《アクア・スーパーエメラル》

トリガーを仕込むことで受け性能が向上する1枚。
出しても手札が増える訳ではないのが引っ掛かり、殴れるブロッカーとしても優秀だったのだが1で抑えられている。

《アクア鳥人 ロココ》

水で2マナも軽減できる、偉いやつ

確定で入れたいと思っていたカード。《メタルアベンジャー R》のコストを2も下げられるから是非とも採用したいと思っていたが、問題が二つ。
一つ。《ロココ》でコストを下げたいカードがあんまり無いのだ。
一見《龍覇 M・A・S》を採用すれば解決しそうだが、その分超次元が圧迫される上に筆者が《M・A・S》を1しか持っていないため、かなり否定的だった。

もう一つは《ロココ》が引けた時と引けなかった時で動きに大きな差が出ること。引けるならば良いのだが、引けないと悲惨なことになってしまうのが嫌だった。

《アクア警備員 ラスト》

《禁術のカルマ カレイコ》がいるなら採用してあげたい1枚
出ると最低限の1枚ドローができつつ、シールド調整が可能だった。その際、《カレイコ》がいるとシールド調整は焼却に変化するのだ。

重要なカードではないので2

《死海秘宝ザビ・デモナ》

闇のトリガーで水のクリーチャーを出したいと思って採用したカード。水闇多色のクリーチャートリガーが存在しなかったから、こんなカードを入れないといけなくなった。

《ザビ・デモナ》から直接水のサイキックを出すことはできないのではないかと思う方もいるかもしれないが、《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》を経由して用意する。

コンボを開始しようとすると水のクリーチャーを出すことになるから、それに対応して《ヤヌスグレンオー》は覚醒するため、《ザビ・デモナ》を水のクリーチャーだと言い張ることができる。

《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》

このカードの魅力は、自分のクリーチャーを手札に戻すことができること。バトルゾーンにいる《ギャブル》を使い回すことを想定していた。
水文明多めなので、マナ武装も一応達成できる。

《龍素記号Bg ニュートン専用パンツァー》

クイックピックでたまに見かける

《ロココ》の軽減対象であり、とりあえずリソースが稼げるから入れたカード。元々《龍素記号Sb リュウイーソウ》で、相手の呪文を奪う度にドローできるようにしていたのだが、何か違うと思ったので、取り替えられた。
良くもなく、悪くもないカードだった。

《地獄門デス・ゲート》

何か調整していたら入ってくる、闇マナ枠
水のクリーチャーが出せることをかなり重視していたため、トリガーとして入れ得の雰囲気で採用された。
本当は軽率に考えるのではなく、色々吟味するべきだが、筆者は飽きっぽいのでこうなった。

《インフェルノ・サイン》

このデッキが形にならなかった一因。
4枚使うことができれば、【サインシューゲイザー】基盤(もちろん《シューゲイザー》抜き)でうまくまとまるはずだったのだが、理不尽にも1枚しか使えないため、かなり苦労することになった。
と言うのも、このカードは《メタルアベンジャー R》を踏み倒すカードとしてぴったりなのだ。トリガーとして打つことができれば《メタルアベンジャー R》を出すターンが省けるし、受けも厚くなる。その上、水のクリーチャー選定においても墓地が増やせるカードの役割が強くなるし、《カレイコ》の影響も少なく済むしで、良いこと尽くしだった。

しかし、1枚だとデッキの核にすることができないのだ。1回使うことができれば十分な《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》や強いサブプランが確保できる《エンペラー・キリコ》とは殿堂の重みが違う。

どんなに嘆いても1枚しか使うことができないため1



さて、このデッキが強いかどうかだが、シティバトルではそこそこ勝てるが、ビートに圧倒的に弱い。
レジェンドバトルの初級に負けることがあるレベルで弱いのだ。
理由は明白で、クリーチャー主軸のデッキと当たった時、こちらのコンセプトは何一つ完遂できずに終わるのだ。
コンボができないと目指すべき到達点がなく、どうしたものかと頭をかかえていた。時間も無いし。

《ロココ》の使用感に違和感があったため、一応抜いたデッキも試してみた。

《電磁傀儡ポワワン》

破壊されるとドローと手札破壊を行う小型クリーチャー
あんまり強いとは思わなかった上、そんな手札破壊するカードを無闇に裏デッキビルド杯で使いたいとは思わなかったため、採用に否定的だった。

《終末の時計 ザ・クロック》

水の受け札であり、トリガーすれば1ターン貰える良カード。
とりあえずで採用したくなるが、そんなに枠に余裕があるとは思わなかったため、没になった。《機術士 ゾローメ》を抜けば採用できる。

《コーライル》

相手のバトルゾーンに干渉できるカード。
このタイプでは、クリーチャー主軸のデッキにどうすれば抗うことができそうかを考えていた。

このデッキの弱点として、バトルゾーンへの干渉力が弱いことが上げられる。適当にクリーチャーを出されて攻撃されているだけでよく負けるのだ。
最近は展開力も上がっているから、平気でどうにもならないレベルでクリーチャーを出されて困ってしまう。

まず採用されたのが《超復讐 ギャロウィン》。相手の攻撃してきたクリーチャーを利用することで手痛い反撃ができる。
しかし、満足いく成果は上がらなかった。強い活用のためには自分のバトルゾーンにクリーチャーがいないといけないし、1:1交換をしてもこちらの動きが後退してしまう。その上、デッキコンセプトが迷走しているのは明白だったため没になった。

続いて試されたのが《邪眼皇弟アウグストIII世》。

ビルド杯での入賞実績もあったはず

これも微妙だった。と言うのも、5マナなのでこれを出す頃には手遅れになっているパターンが多く、残念ながら没になった。

結局バトルゾーンに干渉する手段としては、《ベガスダラー》と次の1枚に託された。

《絶超合金 ロビンフッド》

デッキが弱いなら強いカードを採用すれば良い、という考えの元採用された。《超合金 ロビー》側のルーター能力が強い上、《ロビンフッド》によるバトルゾーンへの干渉も良さげだった。
さすがパワーカードな一枚。もうちょっとドロンゴー要員を採用してあげても良かったかも。

《超奇天烈 ベガスダラー》

バトルゾーンの処理があんまりできないこのデッキの除去を任された1枚。1枚しか所持していないので採用に後ろ向きだったものの、ちゃんと強かった。
増量を本気で検討したい1枚。

未登場の採用候補


ここからはデッキに入れたことがあるものの、何か違うと思って抜けたカード達である。

《連唱 ハルカス・ドロー》

2マナで使えて《ロココ》を探しに行ける上に、手札が無くて暇な時にも使える手札補充。
使い勝手は全然悪くなかったが、このデッキにはできれば水のクリーチャーをいっぱい採用したいと思っていたので、抜けていった。


《戦略のD・H アツト》

2マナで手札交換できる、強めのルーター
墓地を増やすメリットが薄かったこと、手札が増えないのを相当嫌っていたため抜けた。

《魔水晶スタートダッシュ・リバイバー》

《プラーヤ》の探索で持ってこれる、水闇多色枠。
やられた《カレイコ》を蘇生できるが、そんな機会はなかった。

《暗黒鎧 ヘルミッション》
革命軍持ちで、デッキの受けを担保してくれるカード。
採用理由は「革命軍」であり受けが強そうだったから。
一見そこまで種族が大事には見えないが、とあるカードと一緒に使うつもりだった。しかし、《ラスト》も革命軍だったので、そちらに枠を譲った。

ブレイン・チャージャー

《メタルアベンジャー R》が重いので、手札を減らさずにマナを増やしたいと思い、試してみた。
4マナでやることとしては悠長だと思い、感覚にそぐわなかったため、残念ながら見送られた。

《腐敗電脳アクアポインター》

昔はお世話になりました。

古代のカードだが、手札を減らすことなく妨害可能な水闇の生き物枠結局5マナが重かったのと、裏デッキビルド杯でランダムな手札破壊を使用することに対する嫌悪感が強かったため、没になった。

《超次元ガロウズ・ホール》

バトルゾーンに干渉したいと思ったら悪くなさそうなカード。
6で妨害するようでは遅いという感覚があったこと、確か1回だけ自力で《ガロウズ・デビルドラゴン》の建立に成功してしまったことがあり、やりたいこととかけ離れていたと思っていたため、没

凶殺皇 デス・ハンズ
優秀なトリガー。生き物なのがポイントだが、水ではないのが微妙だった。

凶星王ダーク・ヒドラ

革命編でプレミアム殿堂解除されたので、デュエプレでもTCGと同じスペックに戻らない?


手札をキープしながら展開しようとしたら何か思いついた。《ビューティシャン》や《デス・ハンズ》がダークロードなので、自身の登場時に回収可能。
速度が遅いので、好きなカードではあるものの没にした。

実際に持ち込んだデッキ解説


先の2デッキでも、残念ながら課題は改善されたとは言えなかった。
では、苦しんだ先に作成したデッキがどんなものなのか、見てみよう。

まず、このデッキは今まで試していたデッキに一旦拘らず、原点に帰って組んだものである。
確か組んだのが11時くらいだったため(デッキの提出期限が12時前まで)、かなり焦っていた。

試運転の末まあまあ勝てたから、このデッキを持ち込むことにした。


《アストラル・リーフ》

進化元が8だが、とにかく手札に飢えていたため、採用した。《ビューティシャン》や《コフーグ》を採用した後で加入した。
4投だが4の意味は薄いかも。

《猛菌恐皇ビューティシャン》

手札破壊なので本当は採用したくなかったが、殴ってくる対面にお茶を濁したいと思っていたから、泣く泣く入れた。
ドローできるのが偉い。

《H・コフーグ》

ビートに抗うことを考えたら入った1枚
クイックピックでも活躍する機会があり、ある程度評価していたから入れてみた。
とりあえずの3。

《マーチング・スプライト》

いつか4に生成する…はず

生成しようか迷っていたが、この弾ではポイントをかなり使った印象があったため、結局ケチって1。

《リバース・チャージャー》
墓地に何か落ちることを想定して採用した、燻し銀な一枚。



簡単にわかる!対戦結果


今回は勝敗はあんまり関係ないと思っていたので、軽くながす。

端的に言うと、やりたいことは本戦ではあまりできなかった。

理由は二つ
一つ、相手が強い呪文を入れていないのだ。
相手のやりたい動きを阻害してまでやったこととしては、何度も《未来設計図》を発射した程度である。相手の除去呪文を奪って何度も除去を発射したり、超次元呪文を奪って他力でサイキックリンクなんて全然できなかったのだ。

二つ、このデッキの速度が足りていなかったのだ。
強力な妨害があるとは言え、7ターン目にコンボの準備が完了するデッキなんて、普通に考えて遅すぎるのである。


奪った相手の呪文の内訳


《未来設計図》

初戦あたりで何回か使用した。
何回も使えば手札が増えるから、弱くはない。

《ニンプウ・タイフーン》
2戦目で強奪。
手札が増えるからまあまあ

《ホーガン・ブラスター》

《カレイコ》がいたら使えない呪文だが、ワンチャンス狙って奪うことになった。
結果、出てきたのは《ビューティシャン》だった。外れ

《ボーンおどり・チャージャー》

デッキの残り8枚の中にいる彼女らが高かった《デス・ゲート》を探すために使ったら出てきた。
デッキトップが《ボーンおどり・チャージャー》で固定されておしまい。それが《ベガスダラー》の出た時に捲れて…
普通に《ベガスダラー》から出していれば全体除去が打てていた。どうして…

《豊潤フォージュン》
エキシビションで使った1枚
この時すでに大会参加者のデッキレシピが判明しており、相手のデッキに唱えて嬉しいカードが少ないことがわかっていたため、大量に発射した。
マナ加速呪文なので何回発射しても何も起こらず、ドングリのやけ食いを披露した。
これが人を笑顔にするデュエマだ!

《湧水の光陣》
墓地に誰もいなくて不発に終わった1枚。
この時ばかりは《アツト》を採用していなくて後悔していた。

《一極両得 マクノカ&ヌクノカ》
マナにいた《アストラル・リーフ》を回収して発射、追加の《ギャブル》を輸入した。そこから何が起きたかと言うと…

《インビンシブル・フォートレス》

このデッキが最高火力を発射した。

《ギャブル》2枚で乱射した上、デッキトップに固定した《インビンシブル・フォートレス》をコストに《マスターG》の除去耐性を獲得した。
一見オーバーキルだが、相手の《術英雄 チュレンテンホウ》から発射された《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》による除去を貫通したため、勝利に一役買った。


反省点


ここからはビルド杯を終えて、ここをああすれば良かったと思ったことを色々述べていく。

まず、前提から。
《禁術のカルマ カレイコ》は4で十分だった。
そもそも、3マナだが3ターン目に出すカードでは決してなく、最悪《メタルアベンジャー R》を出した後でも問題なかったのである。

続いて、《アクア鳥人 ロココ》は絶対に必要だった。実際に対戦してみると、《メタルアベンジャー R》が間に合わない展開が多発したからである。まさか裏デッキビルド杯の環境がそこまでスピードが早いものとは思っていなかった。

ちゃんとしたデッキにしたい方は、超次元呪文を盗む夢を諦めて、超次元ゾーンはドラグハートに寄せた方が良い。その方が《ロココ》を採用することの恩恵を強くできるのだ。《M・A・S》だけでなく、《龍覇 ガンバランダー》も、《龍覇 トンプウ》もすんなり採用できるから、断然強く仕上がるはずだ。

ドラグナーに寄せるなら、《極・龍覇 ヘルボロフ》も面白いかもしれない。
一応盤面処理もできるし、クリーチャーの蘇生もお手のもの。《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》から《スタートダッシュ・リバイバー》を出せば水のクリーチャーは複数用意できる。水のドラグナーの攻撃にも《ウェルカム・ヘル》は反応するから、シナジーもばっちり。最悪《ヘルボロフ》に《ファンパイ》を装備すれば良いし。

ちょっと変わったアプローチとして、《メタルアベンジャー R》を踏み倒すために《龍素開放》を使う軸は有力だったかもしれない。

6マナで唱えて2体出すくらいでも弱くはない

デッキからの踏み倒しなので一見《カレイコ》と相性が悪いが、《龍素開放》を唱えた後に《カレイコ》を出せば問題無いので、そこは問題にならない。《カレイコ》を序盤に出さない立派な理由にもなってくれるし。

これを言ってはおしまいなことだが、デッキ選択が甘かった。ちょっと検証すれば新たな可能性があったことに気づけたのだ。

ビルド杯に投稿したロマン寄りの映えるコンボ。
事前にコンボができそうか検証したところ不可能だと判断したものの、ちゃんとできるか試したら成功した。
再検証をケチらずにちゃんとやっていれば良かったのだ。

ちなみに、ギャブルカレイコ基盤はなんとNDに対応している。強い呪文があんまり無い環境だが、雑に手札が増える呪文や除去を打っているだけでも強いので、試してみてはいかがだろうか。

おわりに


今回はデッキの調整段階に重点を当てて記事を書いてみたが、いかがだっただろうか。

筆者はデッキを感覚に頼って作る傾向が強いので、デッキの完成度を高める技量は高くないと思っている。ちょっと負けがこんだだけでデッキをいじってしまうから、ちゃんと前進するタイプのトライ&エラーができないのだ。今回もデッキの特徴をちゃんと理解できていなかったし。
そのため、本記事は今後のデッキ製作における改善に向けた第一歩になればと思い執筆した。

謝辞

まずは主催者の方々へ、毎回こうしたカジュアルで楽しくデュエプレができる催しを行っていただき、ありがとうございました。

続いてこの裏デッキビルド杯で対戦していただいた方々へ、対戦ありがとうございました。今回は動きを致命傷になりかねないレベルで否定するテーマを使用してしまったことなどをここに謝罪します。

そしてここまでこの記事を読んで下さった方々へ、ここまでお読みいただきありがとうございました。

このデッキは開拓の余地が全然なされていないので、皆様の挑戦をお待ちしております。
またどこかでお会いしましょう。

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