気まぐれカード解説vol.19《超電磁工兵バ・キーン》
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
ふと思い付いたカードを紹介していく記事。今回のカードは《超電磁工兵バ・キーン》です。
※この記事において、「デュエマ」と表記しているものは紙のデュエルマスターズを差します。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典はデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、紙のものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。
《超電磁工兵バ・キーン》はデュエプレでは10弾で登場したクリーチャーです。
トリガー持ちのブロッカーで、出た時に相手のクロスギアを破壊できます。
デュエマからはクロスギアの破壊が強制になった程度の変更で、あまり使い勝手は変わっていません。
クロスギアというワードに馴染みがない方も多いと思いますので軽く説明しておきますと、クリーチャーに装備(クロス)してバトルゾーンのクリーチャーをパワーアップさせるカードです。
ドラグハート・ウエポンと似たものですが、クロスするためにはコストを支払う必要があります。支払うのに必要なコストは、デュエプレだとクロスギアが持つ文明の数です。デュエマの時の反省点を生かして仕様が変わっています。
また、クロスしたクリーチャーがバトルゾーンを離れても、そのクリーチャーにクロスされていたクロスギアはバトルゾーンに残ります。
さて、そんなクロスギアが登場したのは《超電磁工兵バ・キーン》の実装と同じ10弾でした。
10弾時点で最強だったカードとして《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》がいました。
このカードを使ったデッキは猛威を奮っていました。《ザンゲキ・マッハアーマー》のせいでデッキトップから引くクリーチャーが全部SAになってくるし、手札を中途半端に与えたら小型のサムライをいっぱい出されて全員SAになって突撃してきます。
しかもサーチが充実していたから安定性も高かったし、【レッドゾーン】と同じようにシールドを焼きながら攻めることもできました。その上自分のシールドを減らしているかと思ったら増えてるし。
その強さの一つが、クロスギアの処理の難しさでした。《ザンゲキ・マッハアーマー》を破壊しようにも、汎用性の高い処理札が一切無かったのです。
その中でまともに使えそうだったのが《バ・キーン》だったのです。
トリガーブロッカーとして最低限の受けが可能でしたし、トリガーとして出せればわざわざ自分のターンに相手のクロスギアを除去する手間が省けます。
こうして手軽にクロスギアを使うデッキに対抗することができました。
種族もグレートメカオーと優秀でしたし、一応種族デッキに採用できないことはなかったです(それでも【グレートメカオー】自体が継続的に除去を放ってくる《ボルメテウス・武者・ドラゴン》がきつかった覚えがする)。
皮肉にも、《ザンゲキ・マッハアーマー》を主軸とした【光火武者】にも《バ・キーン》は採用され、輝かしい実績を残しました(筆者の中で《バ・キーン》は下の記事のイメージが強い)。
その後、クロスギアの処理の役目はトリガーでありつつ、ブロッカーではないもののコストが1軽い《邪眼銃士アレクセイ候》に受け継がれました。
11弾では何かのついでにクロスギアを破壊できる《破壊龍神》が登場したり、更に使いやすい除去である《獅子幻獣砲》が出たりして《バ・キーン》は役目御免となりました。
結局クロスギアを使ったデッキが使われなくなったのは、シールド焼却とサーチができた《モノノフ・ルピア》の弱体化が大きかったのとインフレがでかかったのが理由となりましたが。
というわけで《超電磁工兵バ・キーン》の紹介でした。
最近処理しにくいカードとしてドラグハート・フォートレスが取り沙汰されており、特に《邪帝遺跡 ボアロパゴス》は一度建立してしまえば処理が大変です。
クロスギアの時と同じように、ドラグハートをピンポイントで構わないので、何かのついでに処理できるカードが登場してくれれば良いのですが…たまに露骨なメタカードを刷ることがある公式に期待したいところです。
この記事を楽しんでいただければ幸いです。
またどこかでお会いしましょう。
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