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新カード紹介vol.3(27弾)【デュエプレ】

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。

デュエプレの新カード紹介をやっていきます。

※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。


《攻守の天秤》


こちらは神ゲー攻略で公開されたカードですね。
リンクはこちらです。

TCGからの変更点はありません。今でもクリーチャーをアンタップさせたい時にお呼びがかかります。

トリッキーなカードがやってきました。
3マナトリガーで相手クリーチャーを2体タップできるカードです。
実はデュエプレだと3マナで相手クリーチャーを確定で2体タップできるカードはこれが初です。トリガーまでついているから、元々立場が無かった《ムーンライト・フラッシュ》の立場がもっと無くなります。

それよりも魅力的な能力は、自分のクリーチャーを全てアンタップするものでしょう。
トリガーで使うならばタップしているブロッカーを全てアンタップさせるのに使います。それよりタップした方が強い場面が多そう。

《時の革命 ミラダンテ》や《聖霊龍王 バラディオス》など、自分のクリーチャーを全てフリーズさせられて困った時にも使えます。フリーズに全面的な信頼が置けなくなっています。

攻撃時に打てれば再度攻撃が可能になるので、うまく使ってあげたいところです。
わかりやすいのが《亜空艦 ダイスーシドラ》。攻撃時に墓地から呪文が使える上に、使った呪文はなぜかそのまま墓地にとどまります。そのため、無限攻撃できます。それだけだと《ダイスーシドラ》をアンタップするだけでなく相手のクリーチャーをタップし殴り先を用意してくれる《フォトン・クロック》より弱いですが、隣に水のコマンドがいる状態で2体で殴り、《アダムスキー》の侵略をいっぱい使うことで相手のデッキが蒸発します。

相手の墓地にカードが8枚以上無いと龍解しないが、《アダムスキー》が何とかしてくれる。

他には《エンペラー・キリエ》の力で、攻撃時に《蒼狼の始祖アマテラス》を踏み倒すことで《攻守の天秤》を発射することも可能です。《キリエ》を絡めて攻撃していればクリーチャーが2体攻撃しているでしょうから、複数体アンタップさせる《攻守の天秤》をうまく使えそうです。

相手のトリガーに反応して使うなら《犯罪紳士 カンゼンクライム》や《聖帝エルサル・バルティス》がいます。ちょっと受動的でしょうか?

面白いコンボができるカードなので、お世話になることがあるでしょう。

《奇天烈 シャッフ》

FT.別に1以外を選んでもいいんですよ?――奇天烈 シャッフ

現代でも活躍できる、優秀なカードがやってきました。
TCGからの変更点はありません。

出た時と攻撃時に数字を1つ宣言し、宣言した数字と同じコストを持つカードの使用に何かしらの制限をかけます。

書いてあるテキストは1つなのですが、裁定に慣れるのが厄介なカードです。

まず、攻撃できなくなるのは、《シャッフ》の能力がトリガーした時にバトルゾーンにいたクリーチャーだけです。例えば、《シャッフ》で4を宣言した時に相手が次のターン《轟速 ザ・レッド》を出したとすると、その《轟速 ザ・レッド》は攻撃できます。後から出てきたクリーチャーには《シャッフ》の宣言は適用されないのです。この裁定は《革命龍程式 シリンダ》と似ています。
また、出した時点でバトルゾーンにいたクリーチャーにしか適用されないので、ドラグハートが龍解したとしても、適用されません。《シャッフ》で8を宣言していたとしても、元々バトルゾーンにいた《爆熱天守 バトライ閣》が《爆熱DX バトライ武神》になったら《爆熱DX バトライ武神》は攻撃できます。

続いて、《シャッフ》の能力は、バトルゾーンにいるクリーチャー全てに、「宣言した数字と同じコストを持つなら攻撃もブロックもできなくなる」状態を付与します。
そのため、《シャッフ》で4を宣言した時に、攻撃できなくなった《燃えるメラッチ》を《燃える革命 ドギラゴン》に進化させた場合は攻撃可能になりますが、元々攻撃できた《一撃奪取 トップギア》を《超轟速 マッハ55》に進化させたら攻撃できなくなります。

筆者もこの程度しか知りませんし、この位覚えておけば何とかなると思っているので、裁定に関してはここまでにしておいて、使い方について考察しましょう。

まず、攻撃して欲しくないクリーチャーを止めるのに使えます。ほぼ選べない《熱血星龍 ガイギンガ》や、処理しようとすると自分に被害が及ぶ《暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス》を止めるのが一例です。
一人だと無敵な《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》も《シャッフ》を前にしてはかないません

カードデザイン上、《シャッフ》1体で詰みかねない。

ブロックできなくするとしたら、《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》で無限ブロックできる《無敵巨兵スパルタンJ》を封じたりできます。この動きは【グレートメカオー】ミラーで必須になりそうです。
動きを止めたいのは相手の《シャッフ》にも言えます。《シャッフ》にだけ注目すると、先出しした《シャッフ》に4と宣言することで、相手の《シャッフ》を機能停止させる筋があります。
クリーチャーを拘束させるこの能力はバトルゾーンの上限が存在するデュエプレの仕様と噛み合っているところがあります。もしも相手のバトルゾーンが同じコストのクリーチャーだけで埋まっていた場合、毎ターン相手クリーチャーを拘束できます。《ガチャンコ ガチロボ》でクリーチャーを出しすぎたら《シャッフ》1枚で負けます。

相手が何かを進化させようとしているならば、進化先のコストを宣言することで前もって対策することもできます。《羅月デス・フェニックス》から《ゼロ・フェニックス》に進化されても《ゼロ・フェニックス》でシールドを焼却されないように、6を宣言するプレイはありそうです。

続いて、呪文封殺については、打たれたら嫌な呪文のコストを言いましょう。
《フェアリー・ミラクル》でマナ加速されたくなければ3、《DNA・スパーク》や《ミラクルとミステリーの扉》が嫌なら6、《アルカディア・スパーク》が嫌なら8と、相手の動きを予測して宣言しましょう。トリガーケアとしても使えます。受け側はトリガーのコストを散らすことで緩和することができますが、素の防御力が落ちる恐れもあります。
コンボデッキにとっては、コンボの始動に必要な呪文のコストを宣言されるとコンボができずに悶絶することになります。そのため、憎まれる機会が多そうです。

止められたら儚くなるカード。
間違って3と宣言してくれ…

ループにおいては1から99まで宣言して呪文を全て止めることもできます。そこまでしなくても、2回宣言すれば呪文による受けを止めることはできそうです。

《シャッフ》を使うにあたり言っておくべきこととしては、相手のデッキのことを知れば知るほど強くなるカードであることです。相手のデッキに何が入っている傾向が強いかどうかはともかく、どんな手札の抱え方をしているのかがわかれば、やられて嫌な数字を宣言できるようになるはずです。

何に採用するかですが、デッキに水が入るならとりあえず入れるかどうか考えたいです。その位使いやすいです。

デュエプレだと間違った裁定でゲームが進むことは無いでしょうから、最悪知識があまり無くても使えるカードです。不具合が発生しなければ良いけど。

《エナジー・フォーメーション》

こちらはコロコロオンラインで公開されたカードとなっております。

TCGからの変更点は、コストが1下がったことです。

水のクリーチャーが1体いれば普通の《エナジー・ライト》、2体いれば2マナ2ドロー、3体以上いれば1マナ2ドローと、クリーチャー中心のデッキだと破格の性能です。
水中心のデッキで使って下さいと言われていますが、採用するなら【リキッド・ピープル】は有りかもしれません。《クリスタル・ツヴァイランサー》のために水のクリーチャーを複数並べる必要があるから2マナ以下で使える機会は多そうです。

NDだと構築が定まっておらず、《アクア少年 ジャバ・キッド》のようなデッキ全体をリキッド・ピープルで染めることを要求するカードが無いから、入れる価値はある。
昔《ストリーミング・ビジョン》を採用していたこともある

何かはわかりませんが、2ターン目に水クリーチャーを出して3ターン目に《エナジー・ライト》を使うデッキなら《エナジー・ライト》8枚体制として使えます。
【リキッドピープル】とデッキが似た構造になりやすい【サイバー速攻】に入るポテンシャルもありそう。

水のクリーチャー中心デッキを考える時に使うかもしれないので、頭の片隅に置いておきましょう。

《宇宙 タコンチュ》

FT.無重力勝利とは、アダムスキーが持つ「アンチ・グラビティ・システム」によって、相手の体にすら触れずに勝利する戦法のことである。

変わったことをするカードがやってきました。

TCGからの変更点は、破壊時効果がパワーが0以下なら発動しないようにされたことです。しかし、それだとテキストがちょっと汚いことになっています。

この書き方でも、パワーが0になったらパワーが5000上昇して0より大きくなろうとしているのだから、当たり前かのようにつけられている「パワーが0より大きければ」が無駄

まず、水のクリーチャーにコマンドを与えます。
言うまでもなくこれから紹介する《S級宇宙 アダムスキー》のためにあるテキストで、侵略元をたくさん増やしてくれます。

もう1つの能力が、破壊時に相手にドローさせてあげるかわりにバトルゾーンにとどまるものです。5枚ドローさせてしまいますが、デュエプレだと手札が10枚しか所持できないので、場合によってはダイレクトにデッキ破壊してくることもあります。2回使えれば間違いなく相手の手札は満杯になりますからね。
明らかに相手のデッキを削る気満々の能力です。これで本当に良いのかと思う方もいるかもしれませんが、デッキアウトを目指すデザインのカードなので、相手ターン中に自ら破壊されようとする方法を考えても大丈夫です。

露骨な削り方は、5枚のトリガーで《タコンチュ》を5回破壊することで相手のデッキを25枚削るものです。

相手目線だとあまり破壊したくない性能なので生き残りやすいと過信していると、破壊以外の方法であっさり処理されるので、気をつけましょう。


《超奇天烈 ガチダイオー》

FT.まとめて葬り去ってやる・・・ガチ!--超奇天烈 ガチダイオー

こちらはデュエプレ公式アカウントのYoutubeコミュニティで公開されたカードです。
TCGからの変更点は、重ねた枚数に応じて除去が打てるようになったことと、3枚以上重ねた時の除去が置換効果でなくなったことです。

置換効果でなくなると、《真・天命王 ネバーエンド》を貫通できなくなる。

いっぱい侵略させることに意義を見いだしたカードがやってきました。
普通に進化するだけで1体処理できるから、使い勝手は悪くありません。

5マナ以上の水のクリーチャーをTブレイカーに変換できます。Tブレイカーと言えば2回攻撃すれば相手のシールドが0になることでおなじみですが、何と汎用性が高そうな水のTブレイカーはデュエプレだと本当にいません。《クリスタル・ツヴァイランサー》だと種族参照の進化元を要求してくるし、進化ではないカードに目を向けると《神託の王 ゴスペル》がいるレベルです。
進化元としては、《超奇天烈 ガチダイオー》をサーチできる呪文が打てる《羅月キリコ》が筆頭です。

《クリスタル・メモリー》でサーチしよう。

そこまでして使おうとしなくとも、そもそも水文明の侵略デッキはよく複数侵略するので、《ガチダイオー》は普通に使えます。《アクア・スクリュー》のおかげで手札が減らないのが極めて大きい。

存在に大いに感謝

雑な打点として《アクア・エリート》から《超閃機 ヴィルヴィスヴィード》に進化し、その上に侵略することで合計3枚除去できつつ3枚ブレイクできます。《天災超邪 クロスファイア 2nd》からも侵略できるから、【ジャバジャック】との相性も悪くは無いでしょう。

そういえば【ジャバジャック】は大量除去が打てないデッキだったから、《ガチダイオー》の登場はありがたいかも

そこまで進化速攻に拘らなくても、《飛散する斧 プロメテウス》が唐突に3枚ブレイクしてくるだけでも恐怖です。

複数侵略すれば相手のクリーチャーは全部除去できるから、《超奇天烈 ベガスダラー》の立場が怪しいです。3ドローできる(かもしれない)ところなどで差別化はできますが、《ガチダイオー》を使いたくなります。

《S級宇宙 アダムスキー》

FT.プランA「無重力勝利」、実行開始。――S級宇宙 アダムスキー

今でも同じような効果を持つカードが存在しない、独特なカードがやってきました。
TCGからの変更点はありません。

このクリーチャーが攻撃すれば相手のデッキは4枚ずつ削れます。
一見それだけだと弱そうですが、《アダムスキー》の持つS級侵略は他の水のコマンドが攻撃する時にバトルゾーンにいる《アダムスキー》が乗っかるので、水のコマンドの数だけ4枚デッキ破壊ができます。
トリガーデッキが水のコマンドを大量に採用して、トリガーで出てきた水のコマンドを起点にカウンターするデッキとかありましたね。

《リンクウッドの魂燃焼!》などで味方のブレイクするシールドの枚数が増えていれば、その分破壊できるデッキの枚数は多くなります。
ただし、シールドを6枚ブレイクできるようにしたとしても、相手のシールドが5枚しか無ければ破壊できるデッキの枚数は2×5で10枚だけです。


デュエプレでは《絶対絶命 ガロウズ・ゴクドラゴン》以来のデッキ破壊です。水のコマンドでもある《ガロウズ・ゴクドラゴン》の攻撃時に《アダムスキー》に侵略したらデッキの残りを2枚にしてからデッキを2枚破壊するので、ゲームに勝ちます。そのため、相性は悪くないです。

リンクの難易度はTCGと比べて格段に低くなっている。

まともに使うなら水のコマンドを並べて突撃します。

デッキ破壊対策としては《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》を使うのがわかりやすいです。TCGでは置換効果だった関係上、《アダムスキー》のデッキ破壊を止めることはできませんでしたが、デュエプレだと《フォーエバー・プリンセス》の挙動が変わっているからデッキ回復できます。

手札から溢れて墓地にいっても、デッキに戻らない

《禁術のカルマ カレイコ》でも何とかなります。こちらも置換効果から離れないと書き換えられているので、デッキ破壊がそのまま止まります。

このカードがヤバそうなのは何と言ってもクイックピックです。
初期山札が20枚からスタートするから、《アダムスキー》が3、4回攻撃するとデッキが無くなります。一応《フォーエバー・プリンセス》や《カレイコ》がいるからどうにもならないことは無いですが、《フォーエバー・プリンセス》が不在なテーマ環境だと大変なことになりそうです。


おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。

デッキ破壊を大々的にプッシュした戦略を出すとは、公式も思いきったことをしたものだと思います。デッキ破壊は安全な勝ち方ではあるものの、時間がかかるのでどこまでやれるかはプレイヤーの開拓次第です。

3日続いてS級侵略者のカードが公開されました。これで墓地、マナ、バトルゾーンから侵略できるカードが揃いました。
革命編で登場したS級侵略はもう1つありますが、そちらのS級侵略者の発表は後になりそうです。
TCGだと3つのS級侵略が1つになった恐ろしい侵略がありますが、それが実装されるのは大体2年先のことでしょう。環境を席巻したほど強かったですし。

またどこかでお会いしましょう。

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