気まぐれカード解説vol.28《宝珠の精霊龍 ロゼッタ》【デュエプレ】
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
ふと思い付いたカードを紹介していく記事。今回のカードは《宝珠の精霊龍 ロゼッタ》です。
※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズを差します。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典はデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、紙のものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。
《宝珠の精霊龍 ロゼッタ》は25弾で登場してカードです。
TCGからの変更点はありません。TCGだとデッキ限定カードだったから存在を知らない方も多そうです。
出た時にシールド回収が任意でできます。現在の光文明では珍しい、自分のシールドを能動的に減らすことができるカードです。
シールド回収を使えば手札損失無しで使うことができるので、リソースを重視するか受けを重視するかで使い分けができます。
また、革命2で自分のターン開始時にシールドが1枚増えます。一見シールドが少ない状態でその真価を発揮する革命と相性が悪そうですが、この能力の特徴は除去しないと永遠にシールドを増やし続けることにあります。
シールドを減らしても毎ターンシールドが回復するのは攻めが細くなったビート目線だと嫌で、《ロゼッタ》を処理しない限りどうにもならなくなります。高い壁になれるのです。
受動的なカードであり、ポテンシャルを無理矢理活用させようとするのは難しいですが、難しいことは何も考えずにデッキに入れるカードだと思っています。
さて、このカードが活躍できそうなフォーマットとしてはクイックピックの他にCUC戦があります。最近このルールで大会が開催されましたね。
筆者もたくさんデッキを作ってどんなことができるか考えていました。
侵略などが登場したことにより攻撃力が高いデッキが増加していますが、受ける側もどうにかして受けきれそうだと考えていました。と言うのも、攻撃側は呪文を封じる手段に乏しく、トリガーケアが難しそうなのです。トリガーで足止めすればコントロールの間合いに入るのです。
ここでコントロール側のトリガー事情について見ていきましょう。
クロニクルパックでは《スーパー炎獄スクラッパー》と似た火力が出せる《めった切り・スクラッパー》が登場したことにより、トリガーによる複数処理が楽になりました。
また、このルールだと《デーモン・ハンド》として使える《イフリート・ハンド》もあるので、除去トリガーは十分にあると言えます。
他には猛威をふるいそうな《純潔の翼 メダロス》に強く出られる《Rev.ギロチン》や破壊したくないカードを追放できる《スーパー・エターナル・スパーク》など、魅力的なカードが多かったです。
受けが強くできそうなコントロールの勝ち手段ですが、《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》でシールドを焼却して〆るのが有力です。しかし、そんなフィニッシュにしか使用しないカードを使うより、《バキューム・クロウラー》で毎ターンクリーチャーの出た時能力を使い回してリソースを確保しつつ相手のデッキを枯らすのが強いと思っていました。殴ることですか?考えません。相手のシールドではなく山札を削りましょう。
ここまでコントロールについて長く語ってきましたが、コントロールにおける《ロゼッタ》の強みを解説します。
それは、どの対面でも輝くカードであることです。
対ビートの強さは基本スペックのところで語った通りです。コントロールは相手の攻めを普通の除去やトリガーで相手の攻めの勢いを削いで、それでも貫通されるか受け止めきれるかの勝負になります。
ビート側にシールドを0にされて追い詰めたところからターンのはじめにシールドを回復、守りを固めたり除去をすることで、メインの動きと合わせて対応力が強化できます。《ロゼッタ》を残して貫通を狙うのは難しいです。
シールド追加が腐りそうなコントロール相手なら、出た時のシールド回収が輝きます。
今回のルールだと強力なデッキ回復である《埋没のカルマ オリーブオイル》が1枚制限になっています。
回復枚数が多いカードですが、シールドで眠っているとデッキ回復できずに困ってしまいます。
しかし《ロゼッタ》ならば相手が攻撃してこなかったら触れることが難しいシールドと言う領域に触れることができます。コントロールミラー対策で採用された実績のある《デビル・ドレーン》と似たことができ、立派な強みです。
他に何を採用するべきかどうかはわかりません。採用する文明はシールド追加の光、デッキ回復とリソース確保の水、マイナスや選ばせ除去の闇、強力なトリガーや《温泉 湯あたり地獄》がある火の4色になります。
序盤を凌ぐブロッカーも欲しいしドローも手札破壊もしたい。コントロールはやりたいことが多過ぎて40枚にするのが大変です。
どの対面を意識するのかも考えないといけないし、プレイヤーの中でメタゲームが成立していない中でコントロールを考えるのはきついです。普通に考えると割りきりが必要な対面が現れそうですが、どういう訳か、何にでも勝てるデッキが作れそうな予感がしました。
というわけで《宝珠の精霊龍 ロゼッタ》の紹介でした。
もしも筆者がこの大会に参加するなら何を使ったのかですが、はっきりとしたレシピはありません。
コントロールを使いたいと思っていたのですが、問題がありました。
お互いに《オリーブオイル》を使ってデッキ回復をし続けることで、決着がつかなくなりミラーが大変なことになるのです。
ミラー対策をしっかりしないと無限にゲームが終わらなくなる可能性があります。その状況を打開できる上にビートに勝てるデッキが作れれが良かったのですが、そんな夢のようなデッキは組めなかったです。
コントロールに強くするなら恐らく受けを妥協することになりますが、それはできないでしょう。第一コントロールが強いと考えている人が多くなさそうなので、ビートが多い環境になると予測されましたから。
代案はマナ送りの除去を多く採用することで5色にすることですが、バランスが難しすぎて苦労が絶えないでしょう。《オリーブオイル》が禁止になればデッキ回復のための代用カードとして《神楽妖精パルティア》を採用しなければならなくなるため、強制的に向き合うことになると思います。
結局昔から出たいと思っていた別の大会を優先しましたが、そちらの話題は来週になりそうです。
この記事を楽しんでいただければ幸いです。
またどこかでお会いしましょう。
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