新カード紹介vol.2(27弾)【デュエプレ】
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
デュエプレの新カード紹介をやっていきます。
※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。
《革命の巨石》
こちらは神ゲー攻略で公開されたカードですね。
リンクはこちらです。
TCGからの変更点はありません。
自然単待望の革命0トリガーです。
デッキトップをめくり、それが自然のクリーチャーなら相手クリーチャーをマナに置けます。
あんまり信頼できないタイプの除去で、序盤で除去として使うには嬉しくないです。マナ送りは相手への手助けになるリスクもありますからね。
終盤にわざわざこのカードを手札に抱える余裕があるのか、という問題はありますが、受けをシールドを埋まっている《古龍遺跡エウル=ブッカ》に頼ることが多かった自然単にとって、能動的に確保できる受け手段です。
《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》でターンの終わりに手札に加え、トップで除去付きSAを引かれても負けない、と主張することもできます。
気になるのは、自然単ならとりあえずデッキに入れるであろう《トレジャー・マップ》が外れになるので、ここぞの局面で《マップ》をめくり悲しい気持ちになるリスクです。
《マップ》を採用しないイメージが強い【ワラシベイベー】に採用できないことも無いですが、《幻影 ミスキュー》から見て外れになるので、手放しに喜んでデッキに入れることはできません。
変わった使い方として、ループデッキにおけるデッキ回復手段としても用いられることがありました。《曲芸メイド・リン・ララバイ》によってマナに置かれたこのカードを《大勇者「鎖風車」》で手札に戻し、手打ちしてから《雪精 ジャーベル》で山札を操作し《曲芸メイド・リン・ララバイ》でマナに置かれるようにして…とやることができましたが、デュエプレだと《ジャーベル》以外のカードは実装されていないので、使われるかと言われると怪しいです。
そのような邪なことは考えず、受け札としてとりあえず試すカードになりそうです。
《原始 サンナップ》
FT.ギュウジン丸の奥の手、最終侵略ウイルス。侵略されたものは無条件に裏切って戦いを放棄し、ウイルスが致死量に達すると死に至る。
何か面白そうなカードがやってきました。
TCGからの変更点は、マナのアンタップが使用可能マナの回復に置き換えられていることです。
原始の侵略者は3に拘ったカードデザインがなされているのが特徴です。このカードもマナ武装3で3マナ回復できますからね。
このカードはマナに自然のカードが3枚あれば0マナで出せると書いています。
使い道としては、適当に進化元として運用することでしょうか。
このクリーチャーの上に何を乗せるかですが、無難なのはこの後紹介する《S級原始 サンマッド》など、侵略に使うでしょう。《サンマッド》だけでなく、《獣軍隊 ベアッサー》を乗せれば、《超獣軍隊 ベアフガン》に侵略できます。3マナでバトルゾーンに何もいない状態から《ベアフガン》を出せるのはありがたいです。
他には6マナある状態で《サンナップ》→《龍覇 サソリス》→《邪帝斧 ボアロアックス》→《次元流の豪力》→《ジオ・ザ・マン》で、20マナ揃うので《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を建立できます。バトルゾーンが0の状態から《ボアロパゴス》が建つ筋として、有力でしょう。《サソリス》がこの弾と入れ替わりでNDで使えなくなるのでAD限定の動きになりますが、面白そうです。
実質0マナなので、《大地竜機シロガシラ・ジュカイ》と組み合わせてあげたいですが、《シロガシラ・ジュカイ》を出したターンに起動できないのはちょっとネックかもしれません。
自然の侵略者なので《超幻影 ワラシベイベー》で出せます。使用可能マナが3増える程度では何ができるか怪しいですが、0マナで出せる《獣軍隊 キンコング》の頭数稼ぎや《ワラシベイベー》の生け贄、《裏革命目 ギョギョラス》から小型しか処理できない時に踏み倒してマナをちょっと回復させることで何か起きそうです。
また、1マナ軽減があれば-1マナで出せます。複数体絡めたり、2マナ軽減を使うことでループに使えそうです。詳細は《サンマッド》のところで語ります。
《原始 トゥリオ》
FT.3より大きな数字を理解できない「原始」の侵略者たちは、3より多いものが嫌いだ。
TCGからの変更点は、ドローが強制化したことです。
小粒ながら無茶苦茶強いカードがきました。
書いてあることはターンの終わりにクリーチャーが3体以下ならドローと地味なものですが、やってることはしっかり置きドローソースです。
出したターンの終わりに最低1枚はドローできるから、返しのターンに除去されたとしてもあまり損にはなりません。かと言って生き残ると次のターン以降もドローできます。
ドローできなくなるのは自分のクリーチャーが4体以上いる時。こういう時こそ手札が少ないからドローさせて欲しいものですが、それだけクリーチャーを並べることができたなら満足したいです。
《運命の選択》から出せるドローソースとしても強そうです。今まで《運命の選択》から出せるクリーチャーはマナを伸ばすくらいしかできなかったので、継続的なアドバンテージ獲得が期待できるカードは嬉しいです。
贅沢に使うならクリーチャーをあまり出さずにコントロールを狙うことはできないことはないですが、2枚以上ドローできれば大満足のカードとして運用することになりそうです。
《超獣軍隊 ダディパイン》
FT.パインはお1ついかがかな?--超獣軍隊 ダディパイン
こちらはデュエプレ公式アカウントのYoutubeコミュニティで公開されたカードです。
TCGからの変更点は、
・下に重ねたカードの枚数が2枚以下か3枚以上であるかどうかで発動する能力が分かれていたが、下のカードの枚数分マナ加速するようにされ、ついでに強制化した。
・使用可能マナが増えなくなった
この2つです。
革命編の最終弾で見られた、重ねて侵略すればするほどお得になるカードが実装されました。
今後公開されるでしょうが、この弾では出た時に進化元の枚数を増やして《ダディパイン》の効果を使いやすくしてくれるクリーチャーがいます。
自然の5マナ以上のクリーチャーから侵略し、出た時に進化元の数マナ加速しますが、進化元が3枚か4枚で無ければTCG以上の性能を発揮します。
侵略の重ね着をすることでその強さを発揮します。普通のクリーチャーで攻撃時に2体の《ダディパイン》に侵略すれば2マナ加速を2回使えます。
誰から侵略するのかですが、真っ先に思い浮かぶのは3枚の進化元を必要とする5マナの進化クリーチャーである《味頭領ドン・ドリアン》です。
別の記事で《ダディパイン》のマナ置きは使用可能マナが増えて欲しいと言っていましたが、悪い予想は当たってしまうもので、マナ加速が使用可能マナが増えないようにされました。《獣軍隊 キンコング》の影響が強いと思われます。8マナ支払ったら8マナ使用可能マナが増えたりしたらおかしいですからね。それでも【ワラシベイベー】に入る可能性はあります。
大量にマナ加速して何をするのかですが、やっぱり《キンコング》を使うのが手っ取り早いです。マナから出せるし、クリーチャーの除去と展開もできるし、トリガーケアも可能だから、視野が狭くなる。
《幻影 シベワラ》で出せるサイズですが、本当にこれを出すのかと言われると、不安になります。
《S級原始 サンマッド》
FT.息の合った連携。寄せては返す波状攻撃。そして圧倒的な突破力。それこそが、原始の戦いの真髄。
TCGでも大活躍したカードが、ギリギリを攻めてデュエプレにもやってきました。
TCGからの変更点は、
・マナ送りできるクリーチャーに僅かながら制限がついた
・マナ送りしたカードがタップしてマナに置かれるようになった
この2つです。
手札だけでなく、マナからも侵略できるタイプの侵略者です。
デザインとしては、クリーチャーが3体以上いればパワーアップするけど、4体以上いたら3より大きいから1体除去…
と3に拘った良カードでした。しかし、自分の上に自身を重ね、自分で自分をマナに置けてしまったのは問題でした。
結果として、《サンマッド》が大活躍したのはマナを利用したループデッキ。
ビートダウンするにしても強かったのですが、《サンマッド》と言えばループの印象が強いカードになってしまいました。
しかも、ループに必要なパーツでありながら、攻撃力が高いからループできないと判断したら優秀なアタッカーとして殴ることもできました。
結果として、ループで活躍したカード達と一緒に殿堂入りしました(なお、ループの主犯はこの時殿堂入りは逃れたものの、後に一発でプレミアム殿堂入りに)。
こうした失敗を繰り返さないために、デュエプレでは手軽にループできないように2つの足枷がされました。
1つは《サンマッド》をマナに置けなくなったことです。
昔のループでは《サンマッド》の上に《サンマッド》を乗せることでマナに置きたいクリーチャーをマナに送還し、最後に《サンマッド》で《サンマッド》の束をマナに置いていましたが、最後の動きができなくなりました。
この他にも、攻撃する時に侵略し、あえて自身をマナに埋めることでアタックキャンセルしながらマナ加速する動きもありましたが、それもできなくなりました。
もう1つは、マナ送りにより使用可能マナが増えなくなったことです。
そもそも、デュエプレのマナシステムだとバトルゾーンからのマナ送りはTCGよりも強力です。
極端な例を上げると、クリーチャーを6体マナに置き、そのままマナに置いた6体のクリーチャーをバトルゾーンに出したとしましょう。TCGだと使用可能マナは回復しませんが、デュエプレだと6マナ回復します。そのため、デュエプレでは何度もバトルゾーンからクリーチャーをマナに置こうとするクリーチャーにはマナに置いたカードがタップして置かれるように調整されています。
《霊騎ラグマール》や《掘師の銀》がわかりやすいです。
これらの弱体化は受けたものの、いずれも攻めにおいては何も気になりません。普通に攻めとして使って下さいと言われていますが、攻めのカードとして見ても、デュエプレだとこのカードには不穏な空気が流れています。
例えば《ダイヤモンド・ブリザード》。自身は3マナだし、《雪精 ジャーベル》や《雪精 ホルデガンス》など、《サンマッド》に侵略できる3マナのカードは多いです。
3ターン目までにマナ加速を打ち、4ターン目に2マナクリーチャー→《ブリザード》→《ダイヤモンド・カスケード》として、《ブリザード》で攻撃する時に《サンマッド》に侵略すれば、《サンマッド》でTブレイク、《カスケード》でWブレイク、3ターン目までに出したスノーフェアリーでとどめまで行けます。
他にも、《運命の選択》で自然の3マナのクリーチャーをSAで発射して侵略させたり、《連珠の精霊アガピトス》から《居合のアラゴナイト》を出して即侵略したりできます。ちなみに、《アラゴナイト》のパワーアタッカーは受け継ぎませんので、3000で突撃することになります。
一応、《情熱のD・H ユウ》から侵略する動きもあります。
《天真妖精オチャッピィ》と組み合わせることでカウンターとしても運用可能です。下手に突撃してきた相手に《オチャッピィ》を出し、返しのターンで《サンマッド》に侵略し攻撃してきたクリーチャーをマナに送り返すことができます。《サンマッド》をマナに置いておけるのは手間がかからなくて良いです。使い終わった《サンマッド》を《サンマッド》に侵略させてマナに返却したくなるけど、できないの悲しい。
さて、公式が2つの弱体化をしてまでループできないようにしたのですが、そんなことをしたらどうにかループできないか、考えたくなるのが人間の性です。
一応、無限マナ加速程度ならできそうです。
ループに必要なのは、
・《ボアロパゴス》
・1マナ軽減
・《サンマッド》
・《サンナップ》
・《アラゴト・ムスビ》
です。
手順としては
1.《サンナップ》を召喚
2.《サンマッド》で《アラゴト・ムスビ》をマナに置き、《ボアロパゴス》で《アラゴト・ムスビ》を出す。
3.《アラゴト・ムスビ》で《サンマッド》(と下の《サンナップ》)を手札に戻し、1マナ加速。
単純なループですが、1~3を繰り返すだけでマナがたくさん増えます(使用可能マナは増えないし、多色が落ちたら減る)。
この後は《サンナップ》を出した時に《ボアロパゴス》で何か出せるので、そこでどうするかです。
ここからの想像は皆さんに任せます。
ただ、《ボアロパゴス》を建てないとループは厳しく、例えループできたとしても、そこからどうやって大量のマナにアクセスするのかが難しいです。TCGだと【自然単サソリス】から《サソリス》が抜けてループが洗練されましたが、デュエプレだと《蛇手の親分ゴエモンキー!》も《大勇者「鎖風車」》も無いので、《ボアロパゴス》抜きの実践的な無限ループは厳しいでしょう。ループの元凶である《ベイB ジャック》もデュエプレだとそもそも100%の能力再現ができないと思われるから、今後の強化は怪しいです。
重ね着が許され、名称ターン1もついていないので、公式はループを完全に否定していません。開拓の余地を残してくれていると言えます。ただ、実装前にループパーツにターン9制限をつけられて破綻する恐れもあるから、安心はできません。
攻めとして使う分にもコンボに使うにしても、練りがいがありそうな1枚です。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
3尽くしのカード紹介となりましたが、このあたりのカードはどれも強く、カジュアルなデッキでも活躍してくれそうです。
前回に続いて特殊な侵略が紹介されていますが、次回はどうなるでしょうか?順当に行けば《宇宙》ではありますが、このタイミングで研究所を配信し、《禁断》の紹介をする可能性もあります。この記事を出す時点ではどうなるか、わかりません。
またどこかでお会いしましょう。
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