【プレイスクロニクルパック】デュエプレデッキビルド杯備忘録
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
今回は個人的なデュエプレデッキビルド杯(以下、ビルド杯)の振り返り記事です。
自ら投稿したデッキの内容などについて書きます。
本文は基本的に常体です。
開催前夜
残念ながら今季もストックは多く制作できなかった。
魅力的なカードが多かったものの、いざデッキ編成の画面に向き合うとどうやってデッキを組むのかで行き詰まってしまうことが多かったのだ。まだまだ力が足りない。
一方で、今まで考えていなかったことを考えるようにもなっていた。
ビルド杯で入賞するにはどうすれば良いか、である。
一つ考えたのが、凄そうなデッキを初日に投稿することである。
幸いなことに、天啓が舞い降りてきていたので最初に投稿するデッキは決まっていた。
1日目 7/27
12件投稿
公式が投稿例を投稿する前に人力で投稿した作品。なお、予約投稿していた訳ではないし、予約投稿のやり方がわからない。
比較的簡単に相手のターンを奪うことができるデッキで、無限にターンを奪うことも可能にしている。
無茶苦茶ヤバいデッキだと思っているが、このデッキについて語り出すと10000字は越えると思っているので、別の機会にする。お楽しみに。
2日目 7/28
11件投稿
《時空の司令 コンボイ・トレーラー》がフレイム・コマンドを持っているから《時空の精圧ドラヴィタ》の覚醒条件達成に貢献できるというアイデアを形にしたデッキ。
《コンボイ・トレーラー》から直接2体目の《ドラヴィタ》覚醒要員を出せないように見えるが、ここでなんと《バンブル》の出番。《バンブル》で追加の《コンボイ・トレーラー》を出すことで解決できるのだ。
1日目でスパートをかけすぎたためか、凡作が多かった。
3日目 7/29
9件投稿
昔組んだデッキのリペアを無色のチャージャーや強力な墓地肥やしが登場したこのタイミングで出してみた。
コンボの詳細は別の記事を見ていただきたい。
決まると派手に勝てるので、楽しいデッキである。
4日目 7/30
10件投稿
出た時に自分のクリーチャーを全て破壊してしまう《殺戮の羅刹デス・クルーザー》を使おうと試行錯誤した結果生まれたデッキ。
馬鹿真面目に《デス・クルーザー》と向き合うと、どうしても《デス・クルーザー》を使う意味が無いデッキが量産されてしまう。《デス・クルーザー》である意味が無いのだ。
パワーが高い打点を活用するなら侵略を使えば良いし、クリーチャーをたくさん破壊したいなら《邪魂転生》で良い。デーモン・コマンドとして進化元にするなら《地獄の門番 デスモーリー》でも《超次元ライデン・ホール》でも良い。とにかく、《デス・クルーザー》にしかできないことをやりたかったのだ。
《デス・クルーザー》を出た時に味方を全て破壊するクリーチャーとしてことを活かしたいのだ。試行錯誤した結果、ループデッキが生まれた。
ループしそうとか言われたので、ちゃんと詳細を記す。
ループ手順については、
これにより7マナ前後で無限ループが成立しており、墓地に複数のカードがあれば2枚目の《オチャッピィ》でマナに置くことができ、1.で出すクリーチャーを《冒険妖精ポレゴン》にするとループを一周するごとに使用可能マナが1回復する。
後は無限にマナが使えるから《成長目 ギョウ》で盾落ちをケアし、《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》で《インビンシブル・フォートレス》を使い回して勝つ。《フォートレス》なのはループで使う回数が少なく済むので、時間制限に間に合うから。
このデッキの《デス・クルーザー》は《ボアロパゴス》でループしようとした時にあるあるでお馴染みの、バトルゾーンのスペースが埋まってクリーチャーが出せない問題を味方全員破壊によって解決している。また、《デス・クルーザー》が5マナになったのも《ボアロパゴス》で出せると言う点で活用することに成功している。
流石に除去とか入れたいが、デッキを組んでいたら自由枠が2しかなくなった。コンボパーツがデッキの動きを阻害するものばかりなので、調整に相当苦労しそう。
5日目 7/31
10件投稿
深夜テンションで思いついたアイデアを形にしてみた。
やりたいことはターンの終わりに5枚同時龍解。しかし、5枚が全部フォートレス面だとは誰もいっていない。
脳内で考えていたのは以下の手順。
理論上は可能なのだが、バトルゾーンにエレメントを出す順番がかなりシビアで、難易度が非常に高い。
ちゃんとこの動きが可能か軽く検証した結果判明したのは、《覚星龍界 剣聖ジゲン》に頼った方が何倍も楽だ、と言った結論に達した。そりゃそうだ。
6日目 8/1
10件投稿
この時期からネタ切れが深刻な問題として浮上していた。
6マナ軽減して《剛撃霊樹 タイタニス》を1マナで出せば面白いのではないかと思って作成した。
《タイタニス》Aで《超幻影 ワラシベイベー》aと《タイタニス》Bを回収→《タイタニス》Bで《ワラシベイベー》bと《タイタニス》Cを回収→Aをaに進化しBをマナに、CでBとその他回収→Cをbに進化してAと進化元のaをマナに…
と、読んでても書いていても訳がわからないことになっているが、とにかくマナに置くことで何度もマナ回収できる。
それを活用して増えたマナで《闘匠メサイヤ》でトリガーを封じつつ《超神星ヴァルカン・アンチャンス》で《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》をケアする。
《ワラシベイベー》のコストを下げるために《雪精 X-girls》が《西南の超人》を差し置いて4枚採用されている。ついに《雪精 X-girls》が輝く日が来たか。
《神豚 ブータンPOP》を1ターンで2回破壊して《神聖牙 UK パンク》にするギミックは筆者は好きなのだが、《邪魂転生》はそれと相性が良いのではないかと思い試していた。
墓地肥やしに使用した《戦略のD・H アツト》もドローの生け贄にできるのは強いと思っている。
このデッキの真の狙いは一度《UK パンク》で蘇生したクリーチャーを全て《邪魂転生》で破壊して《UK パンク》で再度復活させること。これで強力な出た時能力を何度も使用する。
うまくいった時の出力は申し分無かったので、《UK パンク》からやることを派手にした形で先駆者と差別化して投稿した。《UK パンク》がスタン落ちしたので4枚にした記念に組んだデッキでもある。
7日目 8/2
9件投稿
《五元のロードライト》をちゃんと使うことを考えた結果、雑に12000が出たら強いのではないか、と言う方向性になった。5色を活用しようとすると《星龍パーフェクト・アース》と被るから、受けで強みを発揮する《パーフェクト・アース》と差別化を図ったのだ。
色んなところから仕掛けることができるデッキに仕上がったと思う。
最終日 8/3
36件投稿
自己最大の38件には届いていないものの(そう簡単に届いてたまるか)、イカれた数である。
このビルド杯でやりたいと思っていた企画が、今回のパックでスキンが実装されたアンちゃんにちなんだデッキ作成である。
彼女には26の秘密があるので、それら一つ一つを解釈してデッキを組んでみた。各秘密についてはDMデッキ開発部XXのvol13からvol26で明かされている。
さて、この秘密なのだが、27個ある。26個あるとさっき言ったばっかりで理解できないかもしれないが、本当である。その27個目の秘密こそが「裏返しの不幸(アンチャンス)」である。
この秘密がトリガーとなり、アンちゃんは覚醒するのである。何を言っているのかわからない方も多いと思うが、詳しくはvol.27をご覧になればわかる。
最終日なのでネタがうまく残っている訳ではなかった。そのため、ビルド杯で先駆者によって公開されたコンボをアンちゃんの解説のようにリメイクすることが多かった。
また、直前まで「友情の混合(フレンド・ブレンド)」を忘れるミスをしでかしていた。下書きの数を数えていたら26個しかなかったため発覚したのだ。朝から投稿していたら取り返しのつかない事態に陥っていた。
投稿順はちゃんと発表された通りにしている。26の秘密をまとめた記事って需要ありますかね?
今回掲載しているのは最後のデッキだが、せっかくなのでアンちゃんのヒーローズカードがTCGで存在するカードを全部積んだデッキを使おうとして製作した。本当は公式ホームページのデッキ編成画面で《超神星ヴァルカン・アンチャンス》シクを使おうとしていたが、《霞み妖精ジャスミン》のプロモ画像が無かったのでデュエプレの画面でデッキリストを作成した。《ヴァルカン・アンチャンス》を2枚当てていて助かった。
ちゃんと《ヴァルカン・アンチャンス》を出すことで《時空の役者カンクロウ》が覚醒できるようにギミックも入れている。何かしらの覚醒ギミックは入れておきたかったのだ。
《変幻の精霊ナイツ・オブ・コバルト》を使用したループデッキを作成しようと思っていたのだが、色々考えた末に生まれた、ループが破綻する可能性が高いデッキ。
思考をまとめると、
・《ナイツ・オブ・コバルト》の攻撃をキャンセルしたい
→自分のクリーチャーが攻撃する時に何かできるカードを探したら《エンペラー・キリエ》がいた
→?だと直接アタックキャンセルできないがどうしようか
→《聖英雄 ゴール・ド・レイユ》で《ナイツ・オブ・コバルト》にセイバー:エンジェル・コマンドを与えて《浄域の精霊ウルソフィア》の破壊を《ナイツ・オブ・コバルト》に置換すれば良いではないか!これなら《キリエ》で後続の《ナイツ・オブ・コバルト》も出せるし。
こうして何度も《ナイツ・オブ・コバルト》を出し入れする方法は確立したのだが、墓地の《ナイツ・オブ・コバルト》をデッキに戻す必要がある。
それも2枚目の《キリエ》を利用して解決を図ったが、やるなら下のデッキのような構想で良さそうだ。
《神の裏技ゴッド・ウォール》で破壊されないクリーチャーを生成し、そこを何度も破壊して《埋没のカルマ オリーブオイル》を出し続けてデッキを回復させるのだ。
しかし、これには致命的な問題がある。バトルゾーンの枚数制限に引っ掛かるのだ。
このコンボに必要な盤面は、マナ武装未達成の《キリエ》2体、《ゴール・ド・レイユ》、《ウルソフィア》、《永遠のリュウセイ・カイザー》(SA付与)、《ナイツ・オブ・コバルト》と既に6体もあるのだ。
なので、デッキ回復するために設けられたスペースは1つしかなく、この1つで何とかしないといけないのだ。
そこで目をつけたのが《鎧亜の氷爪メフィスト》。破壊時にデッキからコスト3以下のクリーチャーを出せるので《フェイト・カーペンター》を出してもらい、手札から《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》を捨てることでデッキ回復することにした。こうして出した《カーペンター》を破壊して《メフィスト》を出し、《メフィスト》を破壊して《カーペンター》を出すというループが一応できている。
デッキ回復するのに《フォーエバー・プリンセス》の助けを借りずに《戦攻闘竜アルドロン》を使えば良さそうだが、墓地にクリーチャーが4枚以上貯まるループなので没になった。もしかしたら《闘竜麗姫アントワネット》で良かったかもしれない。
手間がかかりすぎる、そこまでやって成功するとは限らないなど、机上の空論デッキだった。おまけに別の手段でループする方法も元々あったようだし。
ちなみにデッキ名の意味は、「何気ない一言だったとしても、気になったらそれをとことん突き詰め、
現実のものにする」こと。これデッキと言う形で表現するか難しすぎないか?
《霊翼の宝アルバトロス》で《五元のロードライト》と《ドスコイ・イチバンボシ》を出し、《ロードライト》と《ドスコイ・イチバンボシ》の追加ブレイクと《超音速 レッドゾーンNeo》の侵略でとどめがさせるようにした。
一見《ロードライト》にしかできないように思えるが、《緑神龍ハルクーンベルガ》でも可能である。
《ハルクーンベルガ》と《イチバンボシ》を出して《イチバンボシ》で《ハルクーンベルガ》をパワーアップ。《ハルクーンベルガ》で3点→《イチバンボシ》で攻撃時に《Neo》に侵略しつつ《ハルクーンベルガ》でパワーアップして2点→とどめとなる。
この場合は《イチバンボシ》の効果を《ハルクーンベルガ》につける必要性がある。
《龍魂教会 ホワイティ》など、相手クリーチャーをフリーズさせるカードを採用するのを忘れていた。これでは相手が攻撃してくれないと《アルバトロス》で破壊できない。
デッキ名の意味は「細かいところの整合性にこだわるよりも、自分の知識でわかるように理解して、自分の思いつきにこだわっていく」こと。《ハルクーンベルガ》でもコンボできたが、《ロードライト》にこだわってみた。
その他
使用カードランキング
毎回やっている誰得企画だが、今回もやっていく。ただし、再録は含めていないし、一人で集計しているのでミスがあるかもしれないがご了承いただきたい。
最下位
《エボリューション・エッグ》
《きぐるみ妖精ユッキー》
《歌唱愛機サリア》
《ヒメギャ・ルピア》
《光撃巨兵レーザリオン》
《アンラッキーダーツ》
《ガツン・ピルッチ》
《宴会の面 ソスソス》
《無敵巨兵オメガブラックZ》
《雲の超人》
《千秋妖精リップル》
《キャプテン・メチャゴロン》
《合身秘伝メカ・マシーン》
《甲魔戦攻ギリメギス》
《スーパー・スパーク》
《半神の精霊バルス》
《突発の化身》
《ミラクルとミステリーの扉》
《宿命のディスティニー・リュウセイ》
《闘流星ナイトスクリーマー》
《半魔の夜将ホルス》
《超神星アレス・ヴァーミンガム》
《バルケリオス・武者・ドラゴン》
《別格の超人》
《予言者ローラン》
《サイバー・D・ゲーザ》
《スクリプト》
今回も1件の投稿しかしてないカードが大量に最下位となった。
再録を含めると《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》を使った覚えがしないので、ちょっとは変わるだろう。
5位
《神聖貴 ニューゲイズ》 8回
ポテンシャルの塊であるがここに収まった。
基本的に5色要求するカードだったからあまり汎用性は高くなく、伸びきれなかったか。
4位
《電脳鎧冑アナリス》 9回
優秀な初動がここでランクインした。
水自然のデッキならとりあえず入れていた。
何度もマナ加速するデッキも作れたが、それは没になった。
3位
2枚がタイとしてランクインした。
まずは1枚目、《神聖の精霊アルカ・キッド》
クイックピックで強いカードなので、適当に入れておけば何かしら仕事をすると思い、コンボ以外にもパワーカードとして空いたスペースに入れていた。
このカードの強さとしては、出しても手札を減らさず、ブロッカーとして使うこともでき、1枚で完結した仕事ができることである。処理を要求させるカードでもあるから、好きなカードだった。
もう一枚は《電磁王機ウェービィ》
汎用性は《アクア・サーファー》にちょっと劣るが、とあるカードをデッキに入れた時にセットで採用することが多く、使用回数を伸ばした。
いずれも計13回。
2位
《時空の司令 コンボイ・トレーラー》《司令官の覚醒者 コンボイ》 14回
超次元を使う時に水か火が入ればとりあえずお呼びがかかった外部ゾーンのカードがここでランクイン。このカードを覚醒させる余地を残すために《ウェービィ》が採用されることも多かった。
2位ではあるものの、超次元のブラフで採用されたこともあった点は頭に入れておきたい。
1位
《剛撃霊樹 タイタニス》15回
雑なリソース確保も手札破壊対策も可能なこのカードが最も使用された。
使用回数は3位から1位まで接戦だったが、自然が入るならとりあえずデッキに入れ得なカードがこの弾を制した。
前回からの変更点
色々変えたところがある。
・#デュエプレをつけなかった
たまにつけて投稿することがあったが、今回は面倒だったのでつけなくなった
・140字に達するまで書かなくなった
どうにかしてXの投稿文字制限である140字に達するように今まで投稿内容を書いていたが、書きたいことを書いて140字にならなかったら情報を足すのをやめてしまった。良いデッキ説明は限界まで文字を敷き詰めて書くことと同義ではないと思ったことも理由の一つ。
・初日に映えそうなデッキを投稿するようにした。
前夜の部分でも書いたことだが、今までのビルド杯の入賞傾向を調べたところ、初日に投稿された作品が入賞する傾向が強いと思ったので、最初から選者の印象に残りやすいデッキを投稿することにした。
おわりに
今回で参加を初めて3回目となる。筆者は派手なコンボデッキを組むより、地味ながら堅実なデッキを組む傾向が強いと思っているが(派手なものもあるが全体数が異常なので霞んでいる)、大抵のデッキとは地味なものだと思っているので、それでも良いと信じている。なるほどと唸ってくれれば嬉しい限りだ。
今回のパックは何かと面白いカードが多かった一方で、使い道が大きく固定されていたカードが多かったように思える。昔の戦略を現代に蘇らせるのだから、その戦略で使う前提のカードが多かったように思えるのだ。
クセの強いカードは強力な個性を有しているから、みんなにこぞって使われており、落差が激しかったかもしれない。
後日投稿が盛んだったが、筆者はこんなに投稿しているから漏れがあるはずが無く、疲れていたので没案の投稿もやめてしまった。一応アイデアは思いついたものはあるけど、出さなくても良いかと思ってるので。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
次回はやりたいと思ったらやります。力尽きるその日まで。
裏ビルド杯についてはアイデアは現状2択です。王道のものをやるか、既出ではないが時間や労力がかかるコンボをするのか、どちらかです。
それでは、またどこかでお会いしましょう。