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新カード紹介vol.2(デュエプレ26弾)

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。

デュエプレの新カード紹介をやっていきます。

※この記事において、「デュエマ」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。


再録

新カードを紹介する前に、まずは再録されるカードについて軽く触れていきましょう。

《スナイプ・モスキート》

デュエプレでは1弾で登場したカードです。とあるデッキをNewDivisionで組む上で必要となる1コストクリーチャーが《冒険妖精ポレゴン》だけではつまらないだろうということで新規イラストをもらった上で再録されました。
元々探索を持っていましたが、ここでの収録をもって撤廃されました。これでデュエマと同じ能力になりましたね。昔速攻で使っていて、マナに同名カードを複数枚置いて探索が確定になるように調整するプレイングとかありました。

《進化設計図》

FT.ベアフガン隊長、ここが目的地であります!――獣軍隊 ベアッサー

デュエマにおいてこの時期に再録され、環境ではじめて活躍した《進化設計図》がデュエプレでもこのタイミングで再録です。

デッキから6枚見て進化クリーチャーをすべて回収できるので、【ベアフガン】や【G.O.D.】で使うことになるでしょう。

デュエマでは革命編から使われはじめたと言いましたが、デュエプレでは以前【闇自然B・ロマノフ】に採用された実績があります。このデッキは進化クリーチャーが14枚前後採用されており、強力なサーチ手段でもありました。

筆者は使われる側だった。

《獣軍隊 キンコング》

こちらは神ゲー攻略で公開されたカードですね。

神ゲー攻略のリンクは下から

一部のプレイヤーには刺さる、《獣軍隊 キンコング》がデュエプレに参戦です。

テキストを見た限りわかる、デュエマからの変更点としては
・《キンコング》で踏み倒す、自然の進化侵略者の進化元の割り振りが可能になっている
・能力発動に名称ターン1指定が追加された

この二つです。


デュエマでは一応ループデッキが存在していました。《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》などと組み合わせて何かしていたはず。

さて、二つ目の変更点が大きく目をひく中で誰にも注目されない一つ目の変更点ですが、実はこのカードのことを考える上で非常に重要なポイントであるように思われます。例をあげて考えてみましょう。

自分のバトルゾーンに自然のクリーチャーAとBがいて、マナゾーンに自然の進化侵略者X~Zがいる状態で《キンコング》を出してみましょう。

デュエマだと《キンコング》にXが、AにYが、BにZを進化させることしかできませんでした。
しかし、デュエプレのこのテキストの書き方だと、《キンコング》1体の上にXもYもZも重ねて置けるようになっていると解釈できます。


デュエマにおける《キンコング》の挙動
これしかできない


デュエプレにおける《キンコング》の挙動(予想)
デュエマのような進化クリーチャーの割り振りも可能だが、1体の進化元に複数の進化クリーチャーを乗せることも可能になっているのではないだろうか?


この変更により何が起きるかと言いますと、ターン1制限がなければ簡単にソリティア、ましてはループします。

バトルゾーンにたくさんクリーチャーがいる状態で《キンコング》を召喚し、マナから《超幻影 ワラシベイベー》を含む自然の進化侵略者をたくさん出しましょう。この時進化先は《キンコング》とマナから出せるクリーチャーにします。

イメージ図
《ワラシベイベー》は《キンコング》と他のクリーチャーに別々に分けて進化させる。

《ワラシベイベー》で他の進化クリーチャーをマナに送りあい、デッキからクリーチャーを踏み倒します(なくても大丈夫。するにしても1体だけ出して次の進化元にする)。
そうするとマナにカードがいっぱい置けるので使用可能マナがたくさん増えて、再びマナからクリーチャーを召喚しつつ《キンコング》を出して…と言った感じです。一切実戦では役に立たないループなので説明が適当ですが、申し訳ない。

ソリティアの果てに待ち受けているのは《ワラシベイベー》による無限の踏み倒しからの《幻影 ドン・サボテ》でシールドをすべてブレイクできるようにしつつ、トリガー封じこともできる《闘匠メサイヤ》を出して回避不可能なゲームエンドでしょう。

一つ目の変更をした結果、かの《若頭 鬼流院 刃》を彷彿とさせるソリティアが可能になっていることがテストプレイで判明していたならば、二つ目の変更点である、つまらないテキストであり初見だと無意味に思えた名称ターン1の能力発動制限がついたのも仕方ないことなのかもしれません。ここまで考えた上でのターン1だとすると、カードの能力調整班が有能だったとすら言えるでしょう。

では、結局この性能でどう使うかですが、やはり攻撃誘導を持った《超獣軍隊 ゲリランチャー》を並べるのが普通でしょう。破壊されてもマナに還せるように《超獣軍隊 ベアフガン》も添えれば、何度でも《ゲリランチャー》は復活し続けます。

他にはマナのカードに全ての文明を与えて何かを踏み倒すくらいかも。

《罠の超人》

FT.古の罠が、巨人の力を得て復活する。

革命編で登場した、かつて強力だったSトリガー呪文をクリーチャーにリメイクしたシリーズの一枚です。
デュエマからの変更点はありません。元々登場時能力は任意でした。

デュエマでは《革命類侵略目 パラスキング》の侵略元にもなるトリガーとして、とある大会で使われたデッキのダークホースに採用されて実績が印象深いです。そのデッキの名を【印鑑パラス】と言うのですが、デュエマ勢の中には知っている方もいらっしゃるのでは?

他には日本一決定戦において【マーシャルクロウラーループ】に採用されていました。コストが9なので、《転生スイッチ》で《マーシャル・クロウラー》に変身できました。デュエプレにはどちらも実装されていません。

やってることは《ナチュラル・トラップ》ですが、デュエプレにおいては最も強い自然単トリガークリーチャーであると言えるでしょう。なぜか出た時能力が任意なので、序盤でトリガーしても相手にとって利益になりかねないマナ送りをせずに返しのターンに攻撃したクリーチャーに攻撃することもできます。ここでパワー5000が活きます。

今までだと自然単のトリガークリーチャーにできることは限定的な除去か攻撃誘導(あるいは攻撃フリーズ)だけでした。
しかし、確定で除去が打てるようになりました。嬉しい限りです。

ジャイアントなので《剛撃戦攻ドルゲーザ》のシンパシー条件や《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》のGゼロ条件達成にはもちろん、《罠の超人》から進化できて《罠の超人》をシールドに仕込めるかもしれない、《大神秘アスラ》と一緒に使うのもありでしょう。進化元のコストが大きいほど軽いコストで出せる《宇宙巨匠ゼノン・ダヴィンチ》の進化元としても有力です。


《獣軍隊 ベアッサー》

FT.「ベアッサーよ!一刻も早く進化し、オレの最速前線到達をサポートせよ!」「イエッサー!!」 ――超獣軍隊 ベアフガン&獣軍隊 ベアッサー

デュエマからの変更点はありません。

書いていることがあまりにもシンプルなカードです。使い方は簡単で《超獣軍隊 ベアフガン》の侵略元にします。《ベアッサー》を最速2ターンで出せるから、3ターン目に《ベアフガン》を出せます。

穿った使い方をするならば、攻撃時にメテオバーンできるクリーチャーに侵略してメテオバーンの発射回数をかさ増しする程度でしょうか。《大作家エドガー・オーライオン》しか恩恵はないですが。

そこまでしてやることは、1マナ加速の模様

普通に【ベアフガン】に採用することになりそうです。

《超獣軍隊 ベアフガン》

FT.ベアフガンの攻撃開始の号令は、戦闘終了の合図と同じだ。

デュエマからの変更点はありません。
自然の進化コマンドから侵略してシールドを4枚ブレイクするだけ。単調ですが威力は凄まじいです。
破壊された時のマナ行きは《豪勇者「猛攻の面」》がいるので、独自性は薄そう。コンボするならば自然のカードを使わないことで差別化したいか。

デュエプレでもデュエマ同様、【ベアフガン】が成立するものと思われます。動き方としては1ターン目にクリーチャーを召喚。2ターン目に1コストクリーチャーから《ベアッサー》に侵略。3ターン目に《ベアフガン》侵略とシンプルかつ強力な動きをします。

1ターン目に召喚でき相手プレイヤーに攻撃を宣言できるクリーチャーはNewDivisionには2種、AllDivisionにも目を向けると《お目覚めメイ様》がいます。

2.3ターン目はサーチに力を注げるから、3ターンで出せる可能性は高い。

デュエプレならではの【ベアフガン】はどうなるかですが、天敵の踏み倒し対策を破壊できる《獣軍隊 ゴアラ》が採用できそうです。3ターン目に《ベアッサー》進化。次のターン《ゴアラ》で除去して侵略、と言った動きも可能です。
まだ進化クリーチャーをサーチできる《エボリューション・エッグ》の実装が発表されていませんが、その内くるでしょう。

初版はサーチが強制だったのに、ここでは任意に
強制サーチでもデッキになかったと宣言してサーチしないとかできたかもしれないから、能力が分かりやすくなった

捻った使い方をするなら【ダイヤモンド・ブリザード】に採用してマナから《獣軍隊 ランボンバー》を出して侵略させるくらいでしょうか。

シンプルながら強い一枚です。

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。

意味不明な調整を受けたと世間一般で言われている《キンコング》の記述に大きく時間をとられてしまいました。
筆者も最初に《キンコング》を見た時、どこまでデュエプレ公式はどれだけソリティアが嫌いで、《若頭 鬼流院 刃》のことを根に持っているのかと思っていました。能力制限がかけられた理由はデュエマでループがあったからではなく、能力を使いやすくしたら簡単にソリティアできるようになってしまうから、という仮説にたどり着かないと調整意図はわからないのかもしれません。


またどこかでお会いしましょう。



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