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「嵐にしやがれ」最終回視聴率18.3%、「VS嵐」は15.2%

冠番組対決は日テレに軍配。
瞬間最高視聴率は「しやがれ」がメンバー5人による旅企画のラストで大野智が一本締めをする場面と番組ラストで「感謝カンゲキ雨嵐」を生歌唱する場面の2回で21.2%、「VS嵐」は『BABA嵐』にて“永久最弱王”が決定するタイミングの18.8%。

注目したいのは「VS嵐」は瞬間最高視聴率が比較的序盤、「しやがれ」が終盤であること。
つまり、「VS嵐」は途中から緩やかに視聴率が下がっていったことを意味している。

「VS嵐」は嵐の冠番組でありながらもゲストとゲームありきの番組であるため、後半はゲストを投入し生放送形式で盛り上がりのピークを作っていた。

これに対し「しやがれ」は嵐単体でも成り立つ企画が非常に多いため、ゲストとの対決企画を前半に置き、後半に行けば行くほど5人だけを立たせる企画が増えていった。数字にこの差が如実に出ている。

嵐ファンとしては、最後に5人の姿をしっかり焼き付けたかっただろう。
嵐はメンバー間の仲の良さ、空気感こそが一番の人気の理由だから。
そのことをしっかり汲めていたのは、嵐の冠番組を最も早く始めていた日テレスタッフだった。
もっとも、「VS嵐」は番組のフォーマット的にあれ以上のことはやりようがないからかわいそうではあるが。

しかしこう考えると、新撮映像は歌唱シーンのみ、生出演なしの最終回で平均23.1%、瞬間最高27.4%をとった「SMAP×SMAP」って本当お化け番組だったんだなあ。

SMAPが解散した時は「まだ嵐がいる」という感覚がどこかにあった。
しかし、嵐のあとは誰が継ぐんだろう。

事務所的には関ジャニかキンプリで推したいのだろうが、関ジャニはSMAPや嵐のような圧倒的No.1がいてその脇でこそ輝くポジションだし、キンプリにはまだ重み、凄みが足りないような気がする。
「VS嵐」「しやがれ」どちらの後枠も嵐メンバーの番組になるということは、事務所・局・視聴者全てがそう判断したということだろう。

ジャニーズで覇権を握るのはどのグループなのか、今後も注目していきたい。

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