シェア
「浮気のラインって、どこからだと思う?」 そんな風に彼女が聞いてきたので、僕は少し考えて…
仕事終わり、最寄駅から家への帰り道。 公園の近くを通りかかった時に、ふと昔見た風景がフラ…
「あんた、この指輪何か覚えてる?」 たまたま実家に帰った時、母親に指輪を渡された。 セン…
33歳・アラサー男性の小言です。 ネットの記事とかで、最近の若者は恋愛離れしているというの…
「何飲む?」 僕がそう聞くと、彼女は食い気味に答えた。 「ビール!」 その勢いに、思わず…
「好きなバンドとかいるの?」 大学の時付き合っていた女の子に、そんな質問をしたことがある…
「いけると思ったんだよな…」 ジョッキを置いた蒼介は、そう言ってため息をついた。 今日だけでもう13回目。 "ため息をつくと幸せが逃げる"というのが本当なら、彼の家系は三代先ぐらいまで不幸に見舞われそうだ。 「ため息ばっかつくなよ。こっちまで辛くなる」 僕の隣の席で竜也が呟く。 21歳とは思えない顔立ちが、居酒屋の暗めの照明で更に大人っぽく見えた。 竜也の言葉を聞いて、蒼介の眉が釣り上がる。 「おめえはフった側だろ!俺と同じような顔してんじゃねえ!」 気持ちはわ