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どん底の記憶

職場の23歳の後輩と話していたら自分が23歳の時のこと色々思い出して、夜中にチャリで当時住んでた地域を走ってまわった。最初に住んでた家の隣の派手なラブホは解体されてたし、次に住んだ家も跡形もなく消えて建て替えられていた。

23歳の自分は、新卒で入った会社を半年で辞めて家賃4万のボロアパートに引越して月収10万の限界フリーター生活をしていた。
その後なんとか正社員になった直後にコロナ禍に入って、それから少しして付き合った人とはうまくいかなくて色々と苦労をしながら25歳ぐらいまでこの地域で過ごした。

当時は今思い返しても人生のどん底の時期だった。
そんな辛い時期の思い出が次々と取り壊されて新しくなっていく様を見ると、あの当時の苦労も全て無かったことになっていく気がして少し心が軽くなった。
2、3年も経てば今の悩みや辛いことも丸ごと消え去ってしまうのだろう。

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