2016年9月
マガジン「Facebookブログ」(抜粋)
=9月の休店日
2016年9月1日
少しずつ秋の気配を感じるようになりました。
9月は下記の日にちのお休みを頂きます。
それでも、その日に行きたい!という方は
メッセージかお電話ください。
「休店日」
・7日(水),21日(水)
・毎週 火曜日と木曜日
本日は1日。毎月1日の朝に諏訪大社 下社(春宮・秋宮)へお参りに行きます。人は忘れる生き物です。だから生きてもいけるのだけれど、初めてここへ来た時のあの思いを忘れないために。とてもいい町、いい人たちに出会えたことを感謝して私も次に繋げていけるよう頑張らねば!そしてふらふら歩きながら昔言われたこんな話を思い出しました。
「一本の樹になれ」
大地に大きく根をはって
空に大きく葉を広げ
たくさんの鳥を休ませ
たくさんの実をつける
そんな一本の樹になれ
と。
=ワークチェア張替
2016年9月5日
先日納品したワークチェアを見て「これも!」と言っていただいたワークチェアが完成。生地選びで周りの方に「これは?これは?」と言われながらも、これは素敵な色の選択だなぁと張り替えながらしみじみ。「仕事がはかどるよ!」とおっしゃっていただけて私もうれしいけれど、この椅子もきっと気合を入れなおしたのじゃないかと(笑)
月日が経てば椅子も疲れが溜まります。
毎日私たちを支えてくれているのだから(^-^)
=週刊すわ
2016年9月9日
本日の新聞です。
先日(9月3日)の信濃毎日新聞にも掲載させて頂きまして、本当にありがたいことです。
少しでも多くの方にこの職業を知って頂き、少しでも気に入った椅子と共に生きていければと思っています。
そして、最前列の私たち張り屋から、一生使い続けられる本当に良いものづくりの後押しが出来れば…というのが密かな私の野望です。
=物語のある椅子
2016年9月12日
昔、先輩に
「北澤はどんな椅子がやりたいの?やっぱりアンティークの椅子?」
と聞かれたことがあります。
私がその時に先輩に答えたのは
「物語のある椅子ですかね。」
難しい技法や凝ったデザインは、確かに作る側としては面白い。
けれどそれ以上に物語のある椅子は本当に素敵です。
本日は30㎝の小さなドレッサースツールの張替です。
一人のおばあちゃんが「私はもう新しいものは買わないの」
そういって持ってきてくれました。
たぶん、同じものはないけれど似たサイズのものを買った方が安いんです。それでも、「ずっと使ってきたから…」と。
鏡の前に座るおばあちゃんの姿が浮かびました。
この椅子はなんて幸せなんだろうか…
一緒に生地を選んで本日無事に納品。
「いい色だよね。この生地丈夫だし、構造も補強してクッション材も交換したから、あと10年はなんともないよ。」
そう言ったら、
「あと10年生きなきゃね。」
そう言って二人して笑っちゃいました。
独立してよかったと初めて実感できた本日。
最近は新聞を見たよとたくさんの方にご来店頂いています。くたびれた椅子を前にお茶を飲みながら生地を選んだり椅子の話を伺ったり、私にとっては幸せな日々が続いています。
張り替えは決して安くありません。
けれど、ともに過ごしてきた何十年という物語は、大変価値あるものだし、これからも続いていくものなのです。
=クッションカバー
2016年9月17日
本日の張替は病院の待合室、
ベンチのクッションカバーです。
カバーを拭いたりとお手入れの回数も多く、
人の出入りのあるクッションは、表面が剥離してきていました。
中身のクッションはとても丈夫で型崩れもしていなかったので、
今回はカバーの交換です。
なんだか、優しい雰囲気になりました。
患者さんが早く元気になれますように(^-^)
=クッション入れ
2016年9月27日
新聞を見て来られた方のダイニングチェア張替ラッシュが続いておりますが、ついつい、喜んでもらえたことがうれしくて、よかったなぁなんて思って写真掲載許可を頂きそびれてしまう、しょんぼりな日々。
仕方がないので、本日の作業。
本日はひたすらクッションを作っておりました。クッションは意外と入れるのが一苦労。
よく先輩に
「クッションは股にはさむねん!」
と入れ方を教わりましたが、座面なんかの硬めのクッションは反発が強すぎて、
「…お、折れない…」
ということで、私はいつも馬乗り。
袋をかぶせて、バシバシしばいて、
うにうに角へ持ってきて…
久々に汗だくです(^o^;)
このクッションはなかなか生地がおもしろいので忘れずに許可をもらおう!ちなみに写真は中袋に入れてる途中。