PQ優勝 & Worlds使用 CYBエニグマ
まともに練習もしていないのにPQにほぼ思い付きで持って行き優勝。
そして先日のWorldsで使用したデッキを紹介します。
使用リスト
ProQuest
Worlds
CYB型の強み
端的に言えば「アグロ相手を重視したエニグマ」です。
一般的なミッドレンジエニグマ(以降エニグマと呼称します)はオーラを維持して戦う都合、手札を一部守りに切る事前提のデッキや、アサシンの様なAR等でOnHitを通したい攻撃を防御+DR+オーラで防げるために強いです。
一方で、防御値の無い超越、守りだけで使うには効率の悪いオーラが多くデッキに存在するため、守りに徹しずらいためにアグロに対し弱いです。
CYBはこれらのアグロに弱い側面は防御値を持たない超越や気をコストにすることで実質的な防御札として機能させ、余ったマナをオーラや《幻影の足音》に回すことで無駄なく活用することで守りに徹することが出来ます。
Rosettaになって、新ヒーローのアウローラ、Armoryデッキで強化されたダッシュI/O、新規カードで大幅強化されたヴィセライといったアグロが活躍する環境にマッチしています。
アザレアに対してもDominateを付けられたとしても、使いきれなかった手札を回復で誤魔化せるのは大きいです。
CYB型の弱み
一方でCYBに枠を割いたことで不利になった、改善されない対面があります。
ヌゥ
一般的には有利な相手ですが、CYBエニグマでは若干微不利です。
オーラの攻撃+Phantasm持ちAAでライフを詰めながら、宇宙の横断からの気+ミラガイでトドメを指すのが一般的な立ち回りかと思います。
しかしCYB型の場合、PhantasmAAを積む余裕が無い都合、オーラのみがダメージソースのため、気+ミラガイを出してようやくライフレースが追いつく程度の火力しかなくなってしまいます。また、防御を強要出来る攻撃もあまりないために手札を温存されやすくなり、毎ターンダガー2回振られるためオーラが維持できず、そのあとの攻撃を通されやすくなってしまいます。
エニグマ
ヌゥ同様に高火力AAが無くなったため、CYB型が不利です。
基本的にはお互いミラガイのマウントを取り合うゲームになりますが、それ以外の場面では高打点AAが無いCYB側の方がオーラの維持やライフレースで劣勢になりやすいです。
《星霊の食刻》を採用してARの様な抜ける攻撃を仕掛ける様にしていますが、最近はどのエニグマも採用しているので出し抜けるポイントにはなりません。
ゼン
現環境で唯一不利なアグロデッキです。
超越の相方として青カードが多めの為デッキ全体の火力はそうでもない様に見えますが、分散して飛んでくる武器+虎や永続的に手甲のバフが脅威になります。毎ターンデッキ外から3~4点打点が飛んでくるようなもので、終盤になって相手のデッキが3分の1&CYBを使い切っても残りライフ20を下回るぐらいの総ダメージが飛んできます。
デッキを削り切っても自分と相手ターンにヒーロー能力で虎を加えられるため、武器+虎(武器バフ)+虎(手甲)の守りにくい4点が永遠と飛んでくる。最近はAoWが抜けたことによる火力低下を意識してか、《宇宙の目覚め》を採用してる構築も見られ、悠長なゲームをしていると押し負けてしまいます。
反省点
赤軽減オーラは抜いて、Phantasmアタックを入れてヌゥやエニグマミラーを改善すべきでした。アウローラやヴィセライ相手に強いカードなので、無い場合にどれだけキツイかは検証した上で枚数調整を行うべき。
Worldsに関しては初戦を落としたことがかなり大きく、恐らくアグロに負けて来たであろうエニグマに2連続マッチングして以降の試合も落とすこととなりました。
(当たる先々みんなエニグマミラーはクソって言ってて笑えます)
上位帯の多くがアウローラやダッシュI/Oであることからも勝ちの連鎖は期待できた気がします。デッキ選択に誤りはなかったですが、こればかりはどうしようもありません…
CYBが多様なヒーローで使用されている事、WorldsのTOP8に2名も入っている事、LLでも強い事を考えると11/11に何かしらの規制を受ける可能性がありそうです。
(一部の色、もしくは各色へ枚数の制限をかけて総回復量を減らす?)
禁止改定前はBH広島ぐらいしかないですが、少しでも参考になれば幸いです。