ヘルメットを被って縦横無尽【あつまれどうぶつの森】

久しぶりに家の玄関を開けた。長い眠りについていた島民代表は雪が溶けていたことも知らず、モコモコの冬装備という場違いな恰好で出てきてしまった。


カーニバルというイベント（どこかからダンサーの鳥がやってきて、広場前で踊りまくる。住民も衣装に身を包み、何もかも忘れて踊りまくる一日。たぶん）をすっかり忘れ、でもまあいっかと思っているくらい島の生活から距離を置いていた。

とはいえ、気が向いたら商店を覗くくらいはしていたため、カーニバル前に売り出されていた「カーニバルのステージ」だけが手元に残っている。一度も使われることのなかったステージ……飾ってみると輝かしい円形のステージには羽が舞い、周りに四本のライトが眩しく輝いた。華々しいが、どこか物寂しい（時期外れだから）。そっとポケットにしまった。

カーニバルは終わってしまったが、また再び島の開拓に勤しもうかと思う。
冬は雪が降るたびに花が増殖してしまい手に負えなくなっていたが、重い腰を上げてスコップで掘り出し始めた。ポケットがパンパンになったら売却しに走る……これの繰り返しである。正直面倒だが、ここまで放置していた自分が悪いので仕方ない。


今目指しているのは「ドラクエ」の世界観である。この数日間で作ったのはお店が点在する街並み（風）とダーマ神殿（風）。一応画像を検索して参考にはしているが、完全再現ではないので言わないとわからない可能性が大いにある。誰かを招くときは前もって言っておくつもりだ。予防線、大事。

岩を叩いた時に出てくる石や鉱石、木から出てくる木材・枝をタンスに溜め込んでいたため、思い立ったらすぐに何でも作れる。手に入れた当初はいらなかった家具も「とりあえず」でタンス直行させていたが、それが今役に立った。現実世界と変わらない溜め込み癖が功を奏したのである。

カーニバルのステージも何かに使えないかな……。