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君、もしかして喉に鳩飼ってる?
実家に帰ったときの恒例行事、猫との戯れ。
毎回思うのだけど、猫の癒やし効果は本当にすごい。一家に最低一匹はいるべきだと思うね。アレルギーを治す薬とかバリバリになった壁を一発で修復する魔法とか開発してもらってさ。
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今回は2匹ともいつにも増して元気が良かった。
私は半ばチュールおばさんと化しているのでご期待に添えるようチュールをt手にしたのだが、それを目にした途端2匹ともソワソワし始めた。封を開けてもいないのに。そんなに鼻がいいのかなあ、と無駄に開け口部分をにおってみる母と娘。まだかと無言の圧をかける猫2匹(平和だ)。
猫って赤か青のどっちかしか見えないらしいよ、と中途半端な蘊蓄を披露しつつ満を持してのチュールタイム。赤だけが見えるんだったら色で判断している(赤色のパッケージなのです)のかと思ったのだけど、今確認したら青だった。じゃあやっぱり微細なにおいで判断しているのだろうか……。
そんなことはさておき、食べるときに前足を私の膝に置いてくれたのだけど、いやあ、可愛かったですねえ(デレ)。
私が差し出す時間すら待ちきれずに踏み台として利用しただけなのだろうけど、その必死さとソフトな重み、肉球の柔らかさが全部かわいい。こういう不意な仕草による癒しはいくらぬいぐるみを量産したところで満たれない。確認なんですけど、一家に一匹支給する制度とか可決されてなかったでしたっけ?(されてません)
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とはいえ、チュールでのお祭り騒ぎはいつも通りといえばいつも通り。
今回の訪問で驚いたのは、2匹目が喉に鳩を飼い始めたことだった。
確かに2匹目は歴代の猫で類を見ない大きさに成長した一方で、一二を争う高音ボイスの持ち主でもある。そのため喉を鳴らす音も高くなるのかもしれないが、どう聞いても猫のそれではなく鳩の鳴き声なのだ。
以前から喉鳴らしのボリュームは大きかったとはいえ、鳩ではなかったはず。この短期間に一体何があったのだろう。いや、実は前から鳩はいたけれど私に警戒して出てきていなかったのかもしれない(2匹目と私は一緒に暮らしたことがないのだ)。
スピーカーを通したかのような音量の「「クルクルクル……」」を聞いてしばらくしたあと、母が今度は1匹目を抱っこしながら「喉の音って言ったらこっちだよね?」と尋ねてきた。しかしさっきの音に慣れてしまったばかりに全然聞き取れなくなる始末。
1匹目は1匹目であまり鳴かないし声も小さい。そのためこっちが標準とも言いきれないのだけど、かなり顔を近づけてやっと感知に成功。ボリュームはさておき、こちらは聞き馴染みのある「ゴロゴロゴロ……」だった。よかった、こちらは鳩不在だった……。
猫がいらっしゃるみなさま、おたくの猫様に鳩は同居されていますでしょうか?
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