2024年パンプキンラテ考察(考察するとは言っていない)
マウントレーニアの新作「パンプキンラテ」は、かぼちゃを表現しようという意思は伝わってきたものの、コーヒーに傾き過ぎているように感じた。コーヒーの苦味が苦手で、かぼちゃを求めすぎている三谷の感想なので話半分に聞いてもらって構わない。
しかし、どうせならコーヒー抜きのラテにしてもよかったのではないか、という思いも捨てきれない。マウントレーニアといったらコーヒーでしょう、という意見もあるかもしれないが、それならクリーミーストロベリーラテとクリーミーバナナラテはどうなるという話である(なんで喧嘩腰なの)。
上記のように、マウントレーニアはコーヒーに固執しない柔軟な考えかたを持っている。つまり、パンプキンラテに関しても文字通り「かぼちゃ+牛乳」にする世界線だって存在していたはずなのだ。
とはいえ、ただコーヒーを抜けば解決する話ではないとも思っている。
今回のパンプキンラテにはかぼちゃが入っていない。原材料から推察するに香料のみで再現しているのだが、この状態でコーヒーを抜くと香り・味ともに物足りなくなってしまうだろう。
しかし、ただかぼちゃを入れればいいわけでもない。
例えば、かぼちゃペーストが入っていたキッコーマン豆乳はマウントレーニアよりもかぼちゃ感が強かったものの、風味自体はほとんど同じだった。昨今の香料、ポテンシャル高いな……という感慨は置いとくとして、かぼちゃを使う/使わないにかかわらずチルドドリンク化するのはやはり一筋縄ではいかないらしい。昨年ローソンが生み出した「スパイス香る パンプキンラテ」のすごさを再認識する次第である。
(↓かぼちゃとスパイスが同盟を組んで「エキゾチックかぼちゃ」とのこと↓)
今シーズンもまた出てほしい気持ちはあるが、毎年出る商品かというと自信はない。かぼちゃを信じてあげられなくて申し訳ないが、秋商品枠で考えるなら、ローテーションで栗やさつまいもになる可能性も高い。
粉末タイプなら無印良品やカルディでも販売実績がある。今年も販売されるようなら、それを冷やせばアイスラテを飲むこと自体はできる。
しかし無印良品に関しては現在発売中がメープルマロンで、9月下旬発売予定も紫いも・アップルシナモンというラインナップ。昨年パンプキンスパイスラテについて書いたのは9月下旬だったため、同じサイクルであれば今年は出番なしということになる。
(↓牛乳じゃなくてお湯のほうがかぼちゃを感じる、とのこと↓)
ごちゃごちゃ言ってきたが、そんなにかぼちゃ強めがいいなら極論自分で作ればいい。1週間で大サイズ1玉を食べきったときのように、牛乳とかぼちゃだけでつくったポタージュをピッチャーに入れて冷やしておけばいい。
しかし市販品なら大勢の目にとまるし、みんなでかぼちゃを楽しめる。かぼちゃの良さを再認識、あるいは見直してくれるチャンスが増えるのだ。
だから、かぼちゃ超強化ラテが出てくれ!と願ってしまうことを許してほしい。そして「伊藤園 パンプキン1日分の野菜」の再販希望を定期的にねじ込んでくるのも大目に見てほしい。
今シーズンもかぼちゃ内定ならず。また来年!