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大きいスーパーはテーマーパークだった
先日、テーマパークに行ってきました。嘘です。大きめのスーパーです。
しかし、「テーマパークじゃん!」と興奮してしまうくらいには楽しい時間だった。大きいスーパーってこんなに楽しいの? いつもここで買い物している人は羨ましいわ……と思うくらい。
そこは、いつも行くメインスーパーの大型店バージョンである。以前から存在は知っていたが、家からは遠いしメインスーパーと同じだから品揃えも変わらないだろうと、まず行くことはなかった。しかし、その日は予定の関係で時間を持て余していたので、ふらっと入ってみることにしたのだった。
そしたらもう、全然違うんだこれが。入店1分もたたずにびっくりしちゃって、マスクの中で呟きが止まりませんでした。
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知らないうちに六花亭が入っていたことにまず衝撃を受け、その近くにあるおしゃれなレイアウトのカットフルーツ・高級フルーツコーナーの長さに感嘆の声が漏れる。しかも、その什器の上にはカーブを描いた細い瓶に入ったパスタソースが並べられているのだ。パスタソースが! 瓶の中に!
ここは只者ではないぞ……と、隅々まで見る決意をしつつ進んでいくと、野菜が並ぶ棚のすぐ隣に北海道銘菓コーナーが突如出現。わかさいも本舗の「あんぽてと」と「あんぽてとショコラ」がセンターを飾っていた。
そしてその向かい側には食品コーナーの棚があるのだが、「野菜に隣接するのは豆腐、練り物類」というイメージを覆す、これまたおしゃれな北海道生まれの商品たちが並んでいた。
700円くらいする高級ドレッシング、野菜の摂取量が増えそうなディップソース、二層構造のミルクジャムに、取手がついた小さなガラス容器に入ったパスタソース(私はパスタが食べたいのかな?)……目移りするとはこのことかというくらいのワクワクを提供してくれる商品棚がそこにはあったのである。
しかし、この時点でまだ半分も進んでいない。つまり、まだまだ楽しみがたくさん残っているということだ。なんてことでしょう!
さすがにメインスーパーと被っている部分はあったが、大きいだけあって全体的に置いている商品の種類が多く、結果的にグレードの高いものもしっかり陳列できるのだろう。ここなら日々の買い物も5割増しで楽しめそう……でもそうなると、欲しいけど高くて買えないことにストレスを感じるかもしれない。
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ここの大スーパーをこんなにも楽しめた理由を考えてみた。
1つ目は先に述べたラインナップの豊富さ。2つ目は道幅が広く店内全体が明るい、という開放的な設計。そして意外と重要かもしれないのが、3つ目の「あくまでも見に来た」というスタンスである。
なんというか、いい意味で無責任でいられる感じ。いつものように「安い食材は……これで何を作ろうか……」と悩む必要がない。つまり、開放感と解放感の二重奏なのだ(?)。これはテーマパークでしょう。ディズニーもUSJも行ったことないけどさ。
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そういえば、北海道コーナーはスープも豊富で、粉末タイプのかぼちゃスープが2種類もあった。おそらくどちらも飲んだことがないメーカーである。
これは、飲み比べしないといけないやつか……? ただ見るだけだと申し訳ないし、次は何か買いにいきます!
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