ドラッグストア巡りで友達探し

先日ドラッグストアへ行った際、入ってすぐのところにシルバニアファミリーの「赤ちゃんコレクション」が置いてあった。

なんと、半額になっているではありませんか。

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赤ちゃんコレクションとは、様々な動物の赤ちゃんがランダムで封入されているブラインド商品である。

シリーズに合せた服装と小物が付いてくるのもポイントだが、なによりも開けるまで誰が来てくれるかわからないドキドキ感がいい。シルバニアに関しては明確な推しも存在していないため、誰であっても実質当たりという安心感もありがたい。

赤ちゃんコレクション | シルバニアファミリー

シルバニアはガチガチに追っているコンテンツではない。しかし趣味嗜好的に、小さなきっかけで沼にハマる自信は大いにある。不用意に近づくと危険なコンテンツなのだ。

そのため、半額シールを目にした私は大いに心を揺るがされた。

欲しい。軽率にレジに持っていきたい。シルバニア＋ランダム＝最高。それに数年前に1回買ったことがあって、ずっとひとりぼっちの子が家にいる。そんな彼女に友達を連れて帰るのもアリではないか。

しかし、このときの私は心を鬼にした。

この先、めちゃくちゃ欲しいものと巡り合ったとき、この衝動買いをしたが故に買うのを躊躇するかもしれない。ふわっと好きなものを買うよりも、ガチガチに推しているコンテンツや絶対に食べたいものに使ったほうがいいに決まっている。

しかしそれから約1週間後、私は街のドラッグストアを巡る旅に出ることになる。「ワゴンセールで掘り出し物を見つける」という名目で。

しかし本当の目的は、シルバニアの赤ちゃんが他店舗でも半額になっていないか探すためだった。

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約5店舗巡り、収穫は栄養補助飲料「クリミール」（森永）2本。

シルバニアはいなかったが、栄養不足民にはこれもかなり嬉しい。明治のメイバランスのことは定期的に話題にしてきたが、クリミールも実は好き。紙パックだからゴミ捨てが楽だし。

そもそもドラッグストアでシルバニアのおもちゃを見た記憶がないし、赤ちゃんコレクションはおもちゃ屋さんでも品切れたりする人気商品。そもそもダメ元の企画だから仕方ないし、そんなに欲しくなってるなら定価で買えよという話でもある。いやでも定価だと諦めちゃうからこうしてワゴンツアーをしているわけでして（以下言い訳により割愛）

しかし家への帰り道、一縷の望みを懸けて”はじまり”の店へ寄り道をした。

ちなみに、最初に目撃した日から数日後に別件で行ったときには、既に入り口前の売り場は消滅してしまっていた。しかしそこが解体されただけであって、定位置の半額ワゴンの中に移動した可能性だってゼロではない。なあ、そうだろう？

お友達、できたよ。
（柄物のお洋服や被り物パターンもあるのに、何故かデザインも色味もほぼ同じという奇跡）

青い鳥はすぐそこにいる。
諦めの悪さも、時には良い結果をもたらす。

そんなことを感じた、ひと夏の思い出。