オードブルってテンション上がるよね
クリスマスに大晦日と、年末のお惣菜売り場はオードブルで賑わっていた。
1番大きいのはカゴにギリギリ入るか入らないかのサイズ感だし、蓋もドーム状なので存在感がすごい。持ち運びの緊張感も高まりそうだし厳重なつくりになっているかと思いきや、意外と数か所をテープでとめているだけ。
通気性を良くする必要があるのかしら……。丼とかの容器みたいにパチンとはまるタイプにはできないものなのかと思いながら通り過ぎるのが慣例(?)となっている。
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私は、実家にいたころからああいったオードブルを食べたことがほとんどない。
大家族というわけでもないし、親戚一同大集合! ということもなかったからなのだろう。年の瀬に祖父母の家で夕飯を食べるのはお決まりになっていたが、そのときはだいたいすき焼きだったし。
牛肉(しかも高級)を食べられる滅多に無い機会なのに、胸焼けしてしまって1枚くらいしか食べられずしょんぼりした思い出……。豚肉もあるからいいのだけど、でもせっかくなら思う存分牛肉 with 溶き卵を食べたかったな。
閑話休題。
オードブルって食べたことあったかなと思い出していたのだけど、もしかしたら大学の研究室の新歓&追いコンくらいかもしれない。でも始まる前にすごくテンションが上がった記憶はある。
というのも、オードブルに入っているような料理が好きなのだ。
エビチリ、春巻き、焼売、唐揚げ、ミートボール、卵焼き……。ちょっとおしゃれなやつだとサーモンマリネや鴨肉も入っている(そういうのを実際に食べたかは記憶が怪しいけど)。
あと彩り要員っぽい感じで入りがちなミニトマトやレタスも非常にポイントが高い。一応ベジファーストです! と言い張れるし、濃い味オールスターに紛れるオアシスになってくれる。
だから毎年スーパーで豪華なオードブルが並ぶたび「いいなあ」と思うし、それをカゴのてっぺんに乗せている(≠入れている)お客さんを見ると「あらあ、いいわねえ」と思っている。基本羨んでいる。
かと言って小さいサイズでも買ったことはない。年始の料理で既に出費はしているのもあるけど、そういう習慣がないから自分事として考えにくいのかもしれない。
しかし、よく考えてみると2023年の大晦日は若干のオードブルっぽさがあった。
うま煮を作ったあとにコンロの掃除もしたし、いつもの週末掃除もして疲れちゃったから……ということで、セブンイレブンの冷凍食品にご登場いただいた。しばらく冷凍庫にあってずっと食べたかったのよね。
どちらも初めてだったのだけど、焼売が想像以上に美味しかった。ちょっとあらびきな感じで肉々しく、生地にみっちり詰まっている。
旨味もたっぷりで物足りなさ皆無。個人的には、ちまっとしていないサイズ感も嬉しかった。一口で食べきれないくらいの大ぶりさがよきよきのよき。
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無事にオードブル(?)も楽しめたということで、良い締めくくりだったんじゃなかろうか。
ミニトマトを前日に食べきってしまったのが悔やまれるので、次回は彩り枠もしっかり準備しておきたい(オードブルはやっぱり買わないのね)。