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通販が羨ましい
夫はよく本を買う。
書店に行くとまず間違いなく購入するが、それだけでなく通販もよく利用している。
数日おきのペースじゃない? と思ってしまうくらい、しょっちゅう届く。ほとんどメルカリなどの中古品なので大きな出費ではないだろうし、私が普段やらない分、実際よりも多く感じてしまっているのかもしれないが、だんだん悔しくなってくるのだ。「私のじゃないかな?」とチラッと宛名見たりして。買ってないから絶対違うのだけど。
しかし、この気持ちは的外れなものである。だって彼は働いて収入を得ている。自分で決めた範囲で買い物をすることに何の問題もない。強いて言えば収納問題と、引っ越しのときどうするんですか、という部分のみだ。
ずるいと思うなら、私も働いて自由に使えるお金を増やせばいい話なのである。働いていたときも、思い切りが悪いからあまり買い物しなかったけどさ。
しかし、当時は推しのためにガチャガチャで3000円費やしたり、新品の雑誌をいっぺんに2、3冊買ったり、シングルCDなら限定・通常のセットもほぼ迷わず予約したりしていた。振り返ると、割とお金使っていたんだな、私。
*****
自分宛てではない荷物を受け取るうちに、荷物だけでなく通販自体にも羨ましさを抱いてきた。
基本的に私は通販よりも店頭で買いたい派。通販だと欲しいと思ったときすぐ得られないし、売買契約がネット上で行なわれる。セブンネットなど、特定のサイトは時々利用するが、苦手意識は拭えない。
一方で、数日後に届くのもプレゼントみたいでいいなあ、と思う。
ある日ポストにガコンという音が響き、あるいはインターホンが鳴る。そうして受け取るのは、シンプルながらもしっかり包装され、中身が見えない荷物。それをビリビリと破けば、欲しかったものがお目見えするのだ。うれしい!
頼んだのは自分なのに、このサプライズ感。やはり「待つ」ということは、楽しみやうれしさを増幅させるのである。
そんなこんなで、定期的にメルカリのアカウントを作りたくなる。メルカリの物量ってほんとにすごいですね(小並感)。このへんではまず手に入らないグッズやパンフレットとかがあっさり見つかって、驚きっぱなしですよ。
今はたまに夫に頼んで建て替えてもらうのだが、これだとそう何度も注文できない。だって、『また?』って思われたら嫌だし……。
とはいえ、クレジットカードを持っていないので、実は迷える状況にもいない。それに、登録したらしたで、歯止めが効かなくなって貯金が減る一方な気もする。
あー、みんな、少しだけでもいいから、ブックオフにも売ってくれないかなー!(そんなオチ……?)
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