見出し画像

プティ・メルヴィーユ ~秋の陣~


函館の洋菓子店、プティ・メルヴィーユをご存じだろうか。

手乗りサイズのチーズスフレ「メルチーズ」は北海道土産の定番の一つ。大きなコック帽をかぶった少年のマークが目印である。


そのほかケーキや焼き菓子も美味しいのだが、私は別の理由で一目置いている。

それは、かぼちゃスイーツがアツいお店であるということ。



昨年もプティ・メルヴィーユの素晴らしさをプリンとともにお伝えさせていただいた。それと重複するものの、改めて申し上げておきたい。

こちらでは、かぼちゃソフト・かぼちゃプリン・かぼちゃメルチーズが年中提供されているのだ。
かぼちゃスイーツ専門店でもないのに、こんな好待遇は滅多にないんじゃないだろうか。


ソフトクリーム以外はオンラインショップでも購入できるのでぜひチェックしてみてほしいのだけど、特筆すべきは7種あるカテゴリの1つに「かぼちゃのプリン」が抜擢されているということ。かぼちゃへの並々ならぬ熱の入れようを見て、私はどこまでもついて行こうと決めたのである。

(実は「いちごのバターサンド」も抜擢されているけど、いちごソフトは売ってないから今回はちょっと許して)


そしてついて行った先には、最高のかぼちゃが待っていた。


かぼちゃパフェ 1,200円



函館駅前店はカフェスペースも充実しており、店舗限定の軽食やパフェを提供している。その季節限定パフェに! かぼちゃが! 登場したんですよ!!(落ち着いてほしい)


先述のかぼちゃスイーツ三銃士が一堂に揃い、さらに抹茶ロール・あずきアイスという相性抜群の和要素がプラス。クラッカーとフロランタンというアクセント要員も控えており、どこから見ても隙がない。

パティスリーなので、コック服を着たパティシエのかたが一つひとつ丁寧に作ってくれる。作業風景は見られなかったが、奥の厨房から美しいパフェを運んでくる姿にグッときた。


右にあるのはレギュラー商品の「メルチーズパフェ」。
もう1つのかぼちゃと共に、向かいにいる友人がペロリと平らげておりました。
私も見習いたいものです。


上層のメルチーズ、生クリーム、かぼちゃソフトを食べながら、2人で同意したことがある。



このパフェ、飲めるぞ。


パフェには、層によって異なる食感を楽しむタイプのものと、そうでないものがある。今回に関しては圧倒的に後者だ。クラッカーやフロランタンはサクサクしているが、この2つの層はかなり薄いため、意識的に噛む場面がほとんどないのだ。


特に驚いたのは生クリームで、予想の倍はゆるく、サラーッとしていた。そのためメルチーズとの馴染みが非常によく、これもまた「飲める」と思った所以なのかもしれない。


かぼちゃでスタートダッシュを決め、落ち着いた和テイストでクールダウン、そして再びかぼちゃでフィニッシュ。素晴らしいの一言でございます。


三銃士をいっぺんに食べたのは今回が初だったのだけど、それぞれちゃんと個性が確立されていて非常に頼もしかった。特に、かぼちゃプリンは単体で食べたときよりも卵の風味を感じたのが面白かった。新たな一面を知ることができ、得した気分である。


*****

かぼちゃ激推し(だと勝手に思っている)のパティスリーが作るパフェは、やはり素晴らしかった。

確かレギュラーメニューでも、かぼちゃプリンの上にかぼちゃソフトをのせた魅惑のメニューがあったはず。つまりいつでもかぼちゃ尽くしを楽しめるので、安心してプティ・メルヴィーユ函館駅前店のドアを開けていただきたい。



いいなと思ったら応援しよう!

三谷乃亜
最後まで読んでくださり、ありがとうございます(*‘ω‘ *) よかったらスキ・コメント・フォローをお願いします! もしもサポートをいただけるのなら、私が気になっていた食事やおやつを食べる金額に充てさせていただき、記事にしようと思っています✏