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なんだかんだ言って、虫の中で唯一好き ~冬の訪れ~


暑い暑いと言っていたら気づいたら朝晩が肌寒くなり、あらあら秋かしらと思ったらもう10月でした。今年がもう3か月もないだと……? 時よ止まってくれ……でも早く休日になってほしい(矛盾)。

秋になっていることはそろそろ認めないといけないな、と思っていた矢先のこと。通勤時に白い綿毛を付けた小さな虫が一匹、ふわふわと目の前を通り過ぎた気がした。


え、雪虫……?


ご存じのない方もいると思うが、雪虫とは体長5ミリ程度のアブラムシである。白腺物質を分泌する腺があるため全身が白い綿で覆われているように見えるのだという(今調べました)。


私を含め、道民にとっては冬の訪れを知らせる虫として認知されている。チラホラと出てきて、その後大量発生し、ぱったりといなくなる。するといよいよ本物の雪が降り始めるのだ(すぐに根雪になるわけではないが、冬になったと思わざるを得ない)。

そんな秋から冬へ移行する過程のスタートボタンとして、雪虫はわかりやすい存在なのである。



その雪虫が――今いました??


例年の観測時期はさっぱり覚えていないので比較はできないが、感想としては「早くないですか?」だ。寝ぼけーた人が、見間違えたのさ♪ と歌いたくなるくらい。


気が動転し、ついさっき見送ってくれた母にLINEを送った。

〈雪虫、見てないですよ???〉


どっちなんだ。


そもそもLINEしている時点で見たことを認めちゃっているのだが、気のせいだと信じたい気持ちが依然大きかったらしい。

するとすぐに返信がきた。


〈見ていないならよし!!〉


私は見ていなかったんだ! よかった!!……あれっ?
見ていない、と言われると「いや……」と否定したくなる自分がいる。よくわからない気持ちになったまま、職場へ急いだのだった。



※ちなみに職場近くでも一匹ふわふわしてました。ほぼ確じゃん!!




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三谷乃亜
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