猫になりたかったから

毎年寒くなると、靴下の上にもこもこ靴下（ルームソックス）を履いている。しかしそれでも『もう一息暖かさが欲しい』と思うときがある。

ならばルーム"シューズ"を導入するのはどうだろう、とぼんやり思い至ったのが1～2ヶ月前。

どこに売っているのかもよくわからないまま、しまむら＆ニトリへ。Nウォームタイプがいいのかしら……となんとなく仮決定したものの、そこから踏ん切りがつかず。気づけば12月に突入していた。

そんな折、Hanonさんの記事で無印良品にもルームシューズがあることを知る。

ニトリより訪問頻度が高いのに全然思い至らなかったが、普段なら立ち入らないエリアだったので仕方がないということにする。普段、インテリアコーナーなんて行かないから……。

とはいえ無印良品には親しみがあるし、なんといってもHanonさんが太鼓判を押している。このダブルの安心感。じゃあ、こっちにするじゃんね。

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綿フランネル・あたたかファイバーどちらも暖かく、洗濯も可能（かつ耐久性あり）とのこと。

画面で見た感じだと綿フランネルのほうにグッときたため、そちらを第一候補として馳せ参じたのだが、いざ目の前にし実際に触ってみるとファイバーも捨てがたい。この時点で既に甲乙つけがたい。

正直、綿フランネルで欲しかった色が無かったことが、迷宮の始まりではあった。

しかし私が最も求めている「暖かさ」の観点からいくと、手を入れた感じファイバーのほうが気持ち上な気がするし、その一方、スリムさでいくと綿フランネルのほうが良い。特に家事をするとき、足元が大きくなると煩わしいかもしれないから。

何度も全ラインナップを見直したり、実際に履いて生活している様子を想像したり……。悩みに悩んだ結果、出かける前には考えもしなかった理由でひとつの答えを導き出した。

そうだ、猫になりたいからファイバーにしよう。
綿フランネルは人間っぽさがすごいから。

あたたかファイバールームシューズ | 無印良品

綿フランネルルームシューズ | 無印良品

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こんちには、ちょっぴり猫化している三谷です。
履いてみた感想を報告します。

まず足裏の弾力がすごい。すごくふかふか。ファイバーは関係ないかもしれないが、床との距離が遠いことにめちゃくちゃ感動している。距離ができたことにより、底冷え感がなくなった。

これまでルームソックスばかり履いていたが、ここにきてシューズの良さに気づいてしまった。足裏にふかふかがあるの、めっちゃいいぞ（語彙力）。

見た目よりも中はキュッとしており、ちょうどよく足をホールドしてくれる。つま先が当たっているので普通の靴なら小さい判定になるが、これは柔らかいのでノープロブレム。むしろ隙間がないので保温効果が高くなっているまである。

実際、脱いだときのヒヤッと感がすごい。ただでさえ寒いと億劫になるお手洗いが、なおさら遠く感じるようになった。それだけが唯一の難点である。

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ちなみにこれまで使ってきたルームソックスには、足の裏にピンクの肉球があしらわれていた。

つまり最初から猫だったし、なんなら今より猫だった気がしなくもない。しかし、暖かさには勝てないのである。にゃーん。