もはや相棒のような存在？

カバンやお財布など、普段持ち歩くものにストラップやキーホルダーを付けている人をよく見かける。

私もその一人で、できるだけ自分のそばに置いておきたいものを付けている。本当はあれもこれもあるのだが、全て付けてしまうと数年前（もう十数年前……？）の本体がストラップなガラケーみたいになってしまうので、泣く泣く数個に厳選しているのだった。

自分がこだわりの品々を付けているため、他の人のストラップ事情が気になる。お守り、キティ先輩などのご当地もの、親戚の写真……きれいだったり年季が入っていたり、などなど様々だ。その人の個性もほんの少し見える気がして、興味深かったりもする。

先日、カバンにふなっしーのストラップが二つ付いているのを見かけた。
一つだけでないところに好き具合が窺えるが、ずっとぶら下がっていることが一目でわかるくらいの年季の入り方だった。

目鼻立ちは凹凸の助けをだいぶ借りてわかるくらいの薄さになっており、全体的に灰色がかっている。片方は身体を捻った躍動感あふれる姿だったが、そこにできた皺部分に灰色が色濃くのっており、何とも言えない哀愁を漂わせていた。

私はふなっしーに特別興味は無いが（割と失礼）、あの姿はしばらく頭から離れなかった。こういう出会いがまた楽しいのである。



凝視してしまうと、中身が気になっている人だと思われかねないので気を付けねば……。