オニギリマン参上！

我が家には、時折オニギリマンが登場する。突然姿を現し、すぐに消える。神出鬼没のヒーローだ。

※「おむすびまん」とは別人です※

普段の姿は黒猫（♀）である。外の世界のパトロール（部屋から）が日課で、カーテン登りトレーニングを欠かさない（やめてほしい）。家に来た頃に比べ、筋肉質になっている感が否めないが、可愛さは日々爆上がりする一方だ。突然の親バカ。


そんな彼女がオニギリマンとなったのはつい最近の事。

いつものように彼女が母の膝の上でリラックスしているとき、母は両手で彼女の頭のてっぺんから顎までをキュッと包み込んだ。ちょうどおにぎりを握るような手つきと言ったらよいだろうか。顔出しパネルのような状態の彼女は、しかしながらあくまでもリラックスの姿勢を崩さない。

そのとき、「オニギリマーン！」という声が私の頭に浮かび、次の瞬間にはそのまま叫んでいた。誰かに顔をキュッとされて初めて参上する、他力本願ヒーロー誕生の瞬間である。

次はいつ現れるのか……意外とすぐな予感がするぞ。

『次回予告！ ハート形オニギリマン現る！』