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遂にマフラーに手を出した



今季初めてマフラーを巻いた。


現在使っているのは、二、三年前に作った手編みのもの。棒針編みは十五年以上前に作って以来、二回目なはず。さらに一回目のときは編み目を落としたのか徐々に細くなってしまったという悲しい思い出があり、そのリベンジを誓って編み始めた結果、最初から最後まで極太の編み目ギチギチマフラーが完成した。

しかし、それによって防風効果は抜群で、ちょっとした風なら全く問題ない。ボリュームがあるおかげで首回りだけでなく、しようと思えば顔も守ることができる。オシャレを置いていかなければならないことを除けば、寒がりな私にぴったりだ。自画自賛で恐縮だが、なかなか良いものを作ったんでないの……?

いやいや、自分を褒めるだけでなく、道具や材料全ての購入先であるダイソーさんには感謝の意を表したい。いつもお世話になっております!


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マフラーを作ることを思い至った理由は、はっきりとは覚えていない。
求める条件に合うものを探すよりも作った方が早いと思ったのか、もしかしたら安上がりになるかもしれない、と思ったのか。どちらも正解だとは思う。

しかし、強烈に記憶に残っているのは「熱中できるものが欲しい。しかし、熱中しても責められないもっともらしい理由があるものが良い」という気持ちだ。マフラーなら使うし、今まで使っていたのがくたびれてきてたし、ちょうど良い……まあ、これも時が経つにつれて美化というか強化されているにすぎないのかもしれないけれど。真相はもう誰にもわからない……。


どちらにせよ、早く作りたいし費用も抑えたい、という気持ちを叶えてくれるのはダイソーだった。ぬいぐるみ作りや刺繍で散々足を運んできた手芸コーナーだが、毛糸をまじまじと眺めるのは初めて。今までは飾るものがメインだったのでたいして問題はなかったものの、今回は実用品なのだ。冬場は出ずっぱりになり、雪にもバンバン当たることになる。果たしてダイソークオリティは耐えてくれるのか……?

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それから数年経って今日。あの売り場での心配は杞憂だったことの証明を、更新したことになる。少し伸びた気がしなくもないが、まだまだ現役だ。


しかし、最近また作りたいという気持ちが頭をもたげている気がする。作るとして、今回はどういう理由にすれば良いだろう……服に合わせて使い分けられるようにするため? いつかの予備のため?……誰かに巻いてもらうため? 


はっきりしているのは、人にあげられるくらいのクオリティを作れる技術も、巻いてくれる人もいないということである。

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三谷乃亜
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