「好き」でいっぱいの自由研究
北海道は新学期に突入したようが、本州もあと少しで夏休みが終わる。つまり9月はすぐそこ。ついこの前雪が溶けたと思ったのに、冬のカウントダウンが近づいているってマジ?
そんなゾッとする現実は見ないことにして、夏の暑さとセットになっている自由研究に思いを馳せることにしよう。この前、自由研究がなくなっているところもあると書いたが、あるところはあるだろうし、私の中では未来永劫存在しているので今後も言及し続けると思う。
今だったら何を提出しているだろう……と空想を飛ばしていると、ふと疑問が思い浮かんだ。
推し活の一環で推しぬい作りが空前のブームになったが、これを自由研究として提出するのはアリなのだろうか。
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テディベアはOKだろうし、私もフェルトで人形や小物を作ってジオラマ風にしたことがある。推しぬいも「ぬいぐるみと服」だから、なんの問題もない。
しかし学校に提出するにはさすがに趣味要素が強すぎるのだろうか。とはいえ、大学のレポートや卒論で好きなアーティスト等について書くケースもあるみたいだし、それを考えれば別に変なことではない。
あ、でも、自由研究ってしばらくの間学校に置いておかなければならないんだ。推しぬい置いておけないな。だってデパートに子どもを置き去りにして帰るみたいなものだから。それに自分でも顔や身体にはなるべく直接触れないようにしているくらいなのに、もしも知らない誰かが触ったり引っ張ったりして壊れてしまった日には立ち直れないかもしれない。
本体を置かずに済む方法。そうだ、写真だ。
例えば「○○との夏休み」というテーマにして、どこかに出かけたときに景色や食事と一緒に撮ったり、あるいは家の中でのひとコマを切り取ってみたらどうだろう。
それらをプリントするのだが、ただアルバムにしまうだけでは物足りない気がする。ここは自由研究を意識して、スクラップブックを作成しようじゃないか。
これだと手芸に加え、企画・ロケ・編集までしている。これは結構評価高いんじゃなかろうか。展示が終わったあとも大事な宝物になるし、かつてないほどの前のめりさで自由研究できそうな気がする。
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ちなみに、私は自由研究が課されていないのでアルバム作成止まりである(作ってたんだ)。
スクラップブックもやってみたいし、少なくとも日付や場所の記載くらいはしたいとも思うのだが、私の文字やデザインセンスがすべてを台無しにしてしまいそうなので自重している。自由研究じゃないし、ちょっと安パイに逃げさせてほしい。