マガジンのカバー画像

エッセイ

376
日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
運営しているクリエイター

2022年8月の記事一覧

そろそろセコマの話を

セブンイレブンの常連である私だが、「試される大地」で生まれたセイコーマート(セコマ)も、行くと結局テンションが上がる。 (ああ、現在のキャッチコピーは「試される〜」ではなくて「その先の、道へ、北海道」に変更済みなのだった。でも従来版は枕詞にぴったりなのでこのままいかせてもらいたい。) ***** 例えば、お惣菜。1人分がプラ容器に入っていて、蓋をペリペリ剥がせばすぐ食べられるし、パスタも同じような容器が細長くなったバージョンで100円ちょっとあれば買える。主食としては少

いらない意地といらない苦労

夫は今、気になっているマウスがあるらしい。 横にボタンが10個くらいついており、ショートカットキーの役割を果たすそう。現在使っているマウスも「戻る」「進む」はできると言っていた気がするが、10個となればそれどころの話ではない。普段使うショートカットのほとんどを網羅できるのではなかろうか。というかそんなに使うのかショートカット。 ちなみに私はマウスを使わない。昔は使っていたのだが、大学時代に使い始めた机が小さかったのか、有線のマウスだとコードが邪魔に感じ始めた。無線マウスも

幸せな猫が増えますように

いつものようにYouTubeを見てたら、左上のホームボタンの様子がいつもと違っていた。 本来、左におなじみの再生マーク、右に黒い太字の「YouTube」ロゴが配置されているところ、ロゴがピンクとパステルブルーの何かに取って代わられている。やや遠くにパソコンを置いていたため、最初はその正体がわからなかったのだが、トップページに戻ってきて「ほほお、そうなのか」と納得した。 本日8月8日は「世界猫の日」だそうな。みなさんご存知でしたか。私は知りませんでした。猫の日は2月22日だ

作品が生み出された「家」の話

前回は『小さなお茶会』について書いたのだが、なぜ読みたくなったかというと、ある本を読んだからなのだった。 週刊文春編『少女漫画家「家」の履歴書』(週刊文春、2022年) 1970年代までにデビューした総勢12名の少女漫画家のみなさんが自らの半生を語った本だが、本書はタイトルにもある通り「家」という私的空間に焦点を当てている。 生まれ育ったのはどういう家だったのか、仕事をしていくなかでどんな家に移り住み、どんな家を建てたのか(20歳そこそこで建てたりしてて驚き)……当たり

彼らに、あの世界に、ずっと憧れている

みなさんは、定期的に読み返したくなる小説や漫画はありますか? 私にとってその最たる漫画は『小さなお茶会』だと思う。ちょうど今、n回目の読みたいモードに入っているが、母の所有物なので実家に行くまでおあずけである。今度ゆっくり帰省できるときに読むぞー。 ***** 『小さなお茶会』(猫十字社:作)は、1978〜1987年に花とゆめコミックスから出版された、「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が織りなすお話である。いくつかのサイトを見てみると、「メルヘン」と紹介されていた。メ