東京ゲームショウ2023日記
ゲームは好きですか?
好きですよね。
人生はゲームなので。
どうも、ザルソバです。
9月24日(日)生まれて初めて東京ゲームショウ(TGS)に行ってきたので日記です。
日記なのでダラダラ書いていきます。
もし試遊の感想が見たい方がいらっしゃるなら「6.感想」から見れます。
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1.出発
朝7時頃起床。
ところさんの目がテンってまだやってるんだ!って思いながら準備開始。
プリキュアが始まる前には家を出ます。キングオージャーの実況はみんなに任せた!
目指すは春にLOUD PARKやKnotfestで行った海浜幕張駅です。
今年のTGSは人が多い!とX(旧Twitter)で何度も見ていたので覚悟はしていたつもりですが、まさか乗り換えの西船橋の時点でホームに入場規制がかかるほどとは。ディズニーに行く人もたくさん混ざってたみたいですが。
無事に海浜幕張駅に到着しても、ホームから階段を降りて改札を抜けるまでにまた一苦労。フェスでは物販目当てで早朝から並ぶのが常なので、こんなに人がいる海浜幕張は初めてです。
幕張(まち)の人ごみ肩がぶつかって一人ぼっち。
夫婦で参加しましたけど。
改札を抜けたところでまず最初のノベルティー。
ファルコムの『イースX』のうちわ。
家を出た瞬間は涼しかったのですが、直射日光が当たるとまだまだ暑いので実用的でありがたい。
さすがは老舗メーカー、ユーザーの需要が分かっている。
はい、イース8を途中までプレイして放置しています。終わらせます。
次に幕張メッセへの道すがらもらったのがこれ。
コーエーテクモの新作スマホゲーム『レスレリアーナのアトリエ』の大きいビニールバッグです。
スマホゲームをほとんどやらない上にアトリエシリーズも太ももが太いことしか知らないので「太ももが太い」と思いました。
そして約半年ぶり(Knotfestからもうそんなに?)の幕張メッセ到着。
一気に「イベントに来た!」という実感が湧いてきますね。セフィロスが挿すんだか刺さないんだかは散々いじられてたので割愛。個人的には刺せないと予想してます。
体感的に代々木・大久保間くらいを歩かされてようやく10時40分会場入り。
最初に向かったのはD3パブリッシャー!
2.入場(1~3ホール)
D3パブリッシャー、実は『お姉チャンバラ』を少しやったことがあるよ……くらいの馴染みしかないメーカーなんですが、この日一緒に来た妻が『デジボク地球防衛軍』にかなりハマっていて、その続編にも大いに期待しているのでステージを観ることに。
しかし途中で「ごめん、どうしても行きたいところがある!」と僕一人で抜けてあるブースへ。
お目当てはこれだ!
ちょっと離れたところでモンエナを配っていたんですね。
フェスで無料で飲むモンエナより美味ぇモンは無え。
たった200円のために並ぶんじゃなくて、幕張メッセで配ってるのを飲むのが唯一無二なんですよ。
まあモンスターといえばゲームタイトルに対して商標権を巡る争いを起こしていたりと印象は悪いんですが……
今日だけは忘れましょう(ダブスタ)
モンエナ飲んで無事に元気を前借り。目をバキバキにして妻と合流。
「人が多いとは聞いてたけど意外と快適だね」と言ってノンキかましてられたのは1~3ホールにいる間だけでした。
3.人波(4~6ホール)
4~6ホールに移動すると明らかに人の密度と熱が違う。
それもそのはず、ここはスクエニにバンナム、カプコン、コエテク、コナミ、セガ/アトラスと国内でも特に注目度の高いメーカーが集まってるから大変です。
HR/HMでいうとX JAPAN、LOUDNESS、人間椅子、聖飢魔Ⅱ、GALNERYUS、陰陽座、マキシマムザホルモンが集まってるステージみたいなもんです。
そうか?
人の波をかき分けFF7のクラウドのバイクを撮ったり
コナミブースは人が多すぎてメタルギアソリッドの展示は入場規制がかかっていて素通りするしかなかったり
突然ペルソナのステージが始まって身動きできない程の人が集まって押しつぶされそうになったり
カプコンブースではドラゴンズドグマ2に逆転裁判にスト6に、注目度が高すぎてその分ゲーマーの同志たちが多すぎて近寄れませんでした。
仕上がったジュリのコスプレイヤーさんがいると聞きつけて写真を撮りたかったのですが、残念ながらお見掛けすることすら叶わず。
と、まるで初めて渋谷のスクランブル交差点を横断した日を何倍にも引き延ばしたような濃密もみくちゃ体験をして流れ流され気が付けば7・8ホールに。
4.浮足(7・8ホール)
令和になっても擦られる偉大なる名言が、怒涛の人ラッシュに押し流されてここまできた我々を労ってくれました。
7・8ホールにもレベルファイブやアークシステムワークスといった注目度の高いメーカーが出展していたものの、4〜6ホールに比べればゆったり観れました。
まず目に入ったのは『NEEDY GIRL OVERLOAD』の超てんちゃん!
すげえ!画面から出てきてる!超てんちゃんに奥行きがあるぜ!!
実はこのゲーム、YouTubeで数本実況動画を作って投稿してたんですが途中で止まってるんですよね。
いずれ決着(ケリ)をつけねばなるまい……
撮影後、ぴえんステッカーもいただいて大満足。
お次はシティコネクションのブース。
待ち時間無しだったので試遊をすることにしたのですが、思わず選んだのが『ギミック』でした。
なんでだよ!ダウンロード版はもう発売してるからここで試遊する必要一切無いだろ!!!
まったく、浮足立った人間というのは何をしでかすか分からないものです。
せめて『トリップワールド』を試遊すべきでした。
いや、こっちも3DSのVCで買ってるけど。
今回の移植はカラー版があるんですよね。
ちなみに『ギミック』も『トリップワールド』も昔のゲームの移植ですが、元のソフトが激レアなことで有名なタイトルです。
個人的にはゲームはいろんな人に遊ばれてこそ価値があると考えているので、こういったタイトルを現行機に移植して下さるシティコネクションさんには足を向けて寝られません。
ハムスターさん他、同じ理由で足を向けられないメーカーさんがたくさんあるので立って寝ています。
シティコネクションブースで遊んだあとは、発売を楽しみにしている新作サイバーパンク経営ゲーム『Nivalis』の試遊をして(詳細と感想は後述)気が付いたらもう14時。
さすがにお腹が空いたので妻と屋外フードコートへ。
5.食事
フェスといえば食事も重要です。
コスプレイヤーの方々とすれ違いながらフードコートへ着くと、全部繋いだら予言の竜レヴァンタンより長いんじゃなかろうかいう行列とフードトラックが数台。
事前に調べていた情報によるとメニューは豊富で、まぐろ丼、焼きそば、ロングポテト、ステーキ丼、牛タン串……………なんだかすごく見たことがある並びだ!
春に食べた気がする。去年の夏にも。
和歌コーラと塩神くらいはあってもよかった気はする。
ビールは売ってないのですか。
妻とは食べたい物が違ったので、あとから合流することにして別々の行列に並びます。
というわけで幕張のフェスで食べるものといったらこれ。
……………ビールは?
売ってませんでした。
と、ここで問題発生。
妻はピザの列に並んでいたのですが、待っても待っても戻ってきません。
LINEしてみると、店側に事情があるのか列が全く進まないとのこと。
申し訳ないけど……と断りを入れて先に食事を済ませてしまったところで再び妻からのLINEがあり、別行動を提案されました。
確かに行きたいブースがバラバラだったので合理的ではある。
こういうとき目的のために多少ドライになれるのって一緒に暮らす上で助かってるところですね。
ということで僕は妻との再会を約束し、口の周りを拭いて移動します。
途中でPLAYISMブースに寄り道したり、迷子になったりして9~11ホールに到着。
こっちのホールも人数がヤバい!みたいな写真がXで回ってきたりもしましたが、あれは入口だったからで、各インディーのブースや物販、コスプレエリア、eスポーツコーナーと人がすぐバラけていたので混雑はあまり感じませんでした。
6.感想(9~11ホール)
ここからは特に印象に残ったゲームの感想です。
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6-1.PLAYISMブース
途中、インディーデベロッパー最大手のPLAYISMのブースにも立ち寄ったのですが、やりたいタイトルが多かったのと待ち時間が惜しかったので後ろ髪を引かれつつ移動します。
ちなみに特に触りたかったのは以下の3本。
『電気街の喫茶店』
『SCHiM』
『恐怖の世界』
6-2.『Black Finger JET』
インディーゲームエリアでまず最優先に向かったのがここ!
『メタルスラッグ』シリーズ他のレジェンド級クリエイターの方々が手掛ける新作アクションで、現行機でプレイできるメタスラは一応全部やってシリーズのファンである自分にとって今一番期待しているタイトル。
試遊は出来ずPVだけの出展ではあったものの、生き生きとコミカルに動くキャラクターは正に「あの」ドット絵。
しかしボスキャラが3Dで描かれていて、決してノスタルジーだけに終わらないぞという気合いをビシビシ感じる展示でした。
いただいたクリアファイルも超かっこいい。
あとでXを見ると、クリアファイルにサインを貰っている人がいて「その手があったか!」と後悔しました。
だってねえ。メタスラ作った方々だと思ったら目も合わせられなかったですもん。
完成までいつまでも楽しみに待ってます。
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6-3.『スナフキン : ムーミン谷のメロディ』
次はブースがかわいかったこちら。
ムーミンは所謂平成版を観ていた世代でそれぞれがどんなキャラかは把握しているつもりで、その後メタルにハマってからは「フィンランドのキャラだから」という理由で時々グッズを買ったりするくらいの距離感です。
スナフキンを操作して(!)パズルを解いたりして先に進むゲームで、対象年齢が広いからか難易度は低めの印象。
しかし絵本がそのまま動いているかのようなグラフィックや、音楽の雰囲気がとにかく良い(シガー・ロスが提供している楽曲もあるとか)
何より惹かれたのはスナフキンの行動で、公園の規則の看板をボタン長押しで引っこ抜いて自然を取り戻そうとするのに驚愕しました。
え!スナフキンってそんなアナーキーなの!?たまに遊びに来る憧れのお兄さんって印象がぶっ壊れました。
しかも看板がなくなったのを見た警備員は「ここで守る規則がなくなったから他のところで規則を守るか」と言い出す。いいんだそれで!?
そしてスナフキンは看板だけに飽き足らず公園の柵も抜き始める。
モッシュでも始まるのか……?
あとで聞いたところによると、スナフキンが看板を抜くのは原作エピソードらしいです。非実在(ありえね)ェ。
10分程度の試遊で序盤だけのプレイでしたが、世界観と台詞回しにガッシリ心を掴まれましたし、原作読まなきゃなと思いました。
最初の数分でおもしろいと思えるのも、原作に興味が出るのもおもしろいゲームである証拠ですよ。
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6-4.『SAEKO: Giantess Dating Sim』
巨大な女の子に飼われる、という作った人の癖(へき)がダダ漏れのゲーム。こういうの大好きです。
ゲームには昼パートと夜パートがあって、今回試遊したのは夜パート。
サエコが彼女の学校で起こったことをこちらに話しかけてくるので「うん」や「いいえ」で相槌を打つだけなんですが、この返事を間違える(サエコの望んでいない相槌をする)と躊躇うことなく彼女はプレーヤーを握り潰してきます。
サエコ、怖い!
癖漏(へきもれ)、好き!
サエコの伸ばしてくる手のひらの描き込みに並々ならぬこだわりを感じるのがポイントですね。
ドラクエなんかで「いいえ」を選んでNPCの反応を楽しむタイプの人は、ドンキで売ってる鳴く鶏より握られるんじゃないでしょうか。
どうしてプレーヤーは飼われ、そしてプレーヤーとサエコの関係はどうなるのか。ストーリーと背徳的なエロスの全貌が気になるタイトルでした。
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6-5.『Nivalis』
試遊した順番としては前後しますが最後はこれ。
僕は『Cloudpunk』というゲームが好きです。
ボクセルで作られた未来都市でタクシー運転手として様々な依頼をこなすうちに大きな事件に巻き込まれていく……という雰囲気重視のゲームですが、ネオンとホログラムの浮かぶ雨の夜のサイバーパンクシティは、僕の琴線をそれはもうクリスティアン・ミュンツナーのようにピロピロ弾きまくりました。
そんな『Cloudpunk』の舞台となった都市の名前はニヴァリス。
そう、『Nivalis』は『Cloudpunk』のスピンオフ的タイトルで、ニヴァリスでお店を経営して生活できるサイバーパンク・ライフシムです。
今回は20分も試遊できたのですが、グラフィックが大幅に進化しているのでただ街をあるいているだけで楽しい。
何より『Cloudpunk』ではマイクラみたいだった人間が、今作では滑らかに描かれているのがゲームへの没入感を深めてくれて嬉しかったですね。
古い例えですがバーチャファイター1と2くらい違います。
みんな大好きサイバーパンクキテレツ日本文化もたくさん出てきます。
作中、主人公はラーメン屋を引き継ぐことになるんですが、なぜかメニューにホタテのスシとフィッシュバーガーが入っています。
何を手本にしたんだよ。
しかしよく見てほしい。
とんこつラーメンのトッピングがねぎ、きくらげ、のり!
もやしとか味玉ではなく、ねぎ、きくらげ、のり!
九州出身の僕は、その妙な豚骨ラーメンの解像度の高さに感激しました。
何を手本にしたんだよ。
でもよく見たら「スイートスパイシーホンコンヌードル」って書いてあるし、ニヴァリスのグルメは底が知れない。
その世界観に見とれていて経営パートなんかはしっかり遊べませんでしたが、かなり期待できるタイトルです。
めちゃめちゃ楽しみなゲームなのでノベルティのキャップが当たったのが本当に嬉しい。
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7.反省
以上です。
………………あれ、感想少なくない!?
実際もっとプレイしたんですが、これだ!となったのは意外と少なかったり。
ブースはかなりの数を観たつもりなんですけどね。
あと、好きなパブリッシャーだと緊張して試遊をお願いできなかったり。
お前何歳だよ。
ただ、初めてのTGS参加ということもあって時間の使い方が下手だったのは反省点です。
観たかったのに忘れてたり、どこにあるか分からなかったりして行けなかった展示もかなり多かったので、来年はもっと綿密に計画を立てねばと思いました。
「人が多くてたくさんは回れないだろうからイベントの空気を楽しもう」という当初の目的は果たせたし、仮にギチギチにプランを練って回っても時間が足りないくらい充実したイベントであることは確かです。
なにせ10時~17時までしかあのお祭りの場にいられないんですから。
ちなみに17時頃の海浜幕張駅は人が多すぎて駅に入れなかったので、合流した妻とのんびりご飯を食べて20時くらいに帰りました。
ありがとうTGS!また来年!
もう9月26~29日にやるって決定してるから本気で来年!
おしまい