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進撃の巨人「王政編」を巨人でもわかるように要約してみた。

いよいよ完結間近の「進撃の巨人」
読者の中には、政治の話が絡み始めたあたりから難しくなって読むのをやめた人も多いだろう。確かにあのあたりは複雑だ。

そこで、できる限りわかりやすく解説しようと思う。

以下ネタバレ注意



王政編の基本的な構造は

「調査兵団vsエレンを手に入れたい何者か」である。


王政編きっかけは?

エレンが始祖の巨人の力を使ったこと。その力とは『無垢の巨人を操る能力』

母親を食べた巨人とエレンが接触した際に初めて発揮された。

この現象が中央に伝わって以来、「何者か」によるエレンを攫おうとする動きが活発になっていく。
(ニック司祭が殺されたのはこのせい。彼は拷問されてもエレンの居場所を決して吐かなかった)


「何者か」とは?

•レイス家(本物の王家)
始祖の巨人を継承してきた。845年にエレンのお父さんによって始祖を奪われる。
ちなみにクリスタ•レンズ(ヒストリア•レイス)はロッド•レイスと使用人との間にできた子。

•偽物の王家
彼らはエルディア人でありながら始祖の巨人の影響を受けない。
表向きはこちらが正当な王家ということになっている。

•中央憲兵
ケニー•アッカーマン率いる組織。憲兵団とは指揮系統が異なる。
対人立体起動装置でリヴァイたちに襲いかかってきた人たち。




ざっくりとしたあらすじ

エレンがライナーとベルトルトに攫われる

調査兵団が取り返しにいく。この時、エレンの「座標」が発動。無垢の巨人を操る。

座標の力を中央憲兵が把握。エレンを奪おうと企む。(ニック司祭拷問→殺害)

ニックの死を知った調査兵団の作戦
①エレンを奪おうとする勢力と戦うこと。
②壁の穴を塞ぐため、エレンの硬質化の実験を進める。
これらを同時進行。

中央憲兵がリーブス商会に「エレンとヒストリアを誘拐しろ」と命令。しかしあえなく失敗。

リヴァイ兵長の交渉により、リーブス商会は中央憲兵に逆らい、調査兵団に協力することに。

調査兵団の方針は

•今の壁の王は偽物である。クーデターを起こし本物の王家の血筋であるヒストリアを即位させる。
•リーブス商会にエレンとヒストリアを引き渡し、調査兵団がそれを尾行する。そして始祖の力を奪おうとしている何者かを突き止める

しかし中央憲兵団長のケニー•アッカーマンに作戦がバレていた。(幼い頃のリヴァイ兵長を育てた人物。兵長曰く、『俺の思考は奴とかぶる』)
リーブス商会のボス「ディモ•リーブス」は殺され、尾行していた調査兵団も死者を出して敗走。

中央憲兵は ディモ•リーブスの死は調査兵団の仕業と発表。調査兵団長のエルヴィンが捕まる。調査兵団には出頭命令が出される。
(もともと中央憲兵は調査兵団を目の敵にしており、これを機に解体しようとたくらんでいる。)

ハンジ、フレーゲル•リーブス(ディモ•リーブスの息子)、新聞社の協力により、中央憲兵の悪事を暴く。
また、本当の王はレイス家であり、今の王は偽物であるという事実を民衆に広める。

同時にエルヴィンたちによるクーデターが成功。偽物の王が民のことを考えていないことを証明し、現政権は転覆する。ヒストリアに王位を継がせることが決定する。


この段階ではエレンとヒストリアは誘拐されたままである。場所はレイス家の礼拝堂が怪しい。
エレンの始祖の巨人を奪われ、記憶を操作されてしまえばクーデターが水の泡になる。
(旧政権の人間には始祖の巨人の記憶操作は効かない。)


エレンとヒストリアを取り返しに礼拝堂に向かう調査兵団。それを迎え撃つケニーたち中央憲兵。
(クーデターが成功したことは両者知っている。)
両者、礼拝堂地下にて戦闘開始。


ロッド•レイスの計画は

ヒストリアを巨人にし、エレンを食わせる。
王家の血を持つヒストリアが宿すことで、『始祖の巨人』は真価を発揮する。

しかしヒストリアはこれを拒否。

ロッドレイスは自らが巨人になる。
ここで調査兵団とエレン、ヒストリアが合流


崩れる礼拝堂。

下敷きになる中央憲兵。絶体絶命の調査兵団。


そこでエレンの目に飛び込んできたのは

ヨロイブラウン

と書かれた瓶。(これはロッドレイスが持っていたもの)


咄嗟に瓶を飲み込んだエレン。硬質化の力で崩れる地盤から仲間を守る。


壁に向かっていたロッドレイスの巨人を討伐した。トドメを刺したのはヒストリア。



あとがき

進撃の巨人も残すところあと2話となった。
アニメも盛り上がっており、今もっとも盛り上がっている作品のひとつだ。

最終回をむかえる前におさらいしたい。でも海賊版サイトをまた一から見るのは罪悪感がある…

そんな人は是非一括購入してしまおう。読み返すほど新たな発見があり、買ったことを後悔しない作品だ。

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