どこからが差別なん?

森喜朗氏の「女性は話が長い」という発言が物議を醸している。

辞任の意向を示した森氏に代わって川淵三郎氏が会長になると発表された。
(追記:川淵氏の会長就任は見送られることとなった。)

これに対して

「また同じことが繰り返されるのでは」

といった批判が上がっている。

この批判には「老人なんだから差別問題に対する意識が低いのではないか」といったニュアンスが感じられる。
つまり老人差別だ。

「女性の話が長い」が差別になるならば
「老人はジェンダー意識が低い」というのも差別である。

にもかかわらず森氏や川淵氏を叩く声の方が遥かに大きいのは、みんなで叩けば怖くないという心理が働いているように思う。そうして叩いている人たちは自身も差別していることに気付かない。


このような流れが加速していってしまうと非常に生きづらい世の中になると思ってしまうのは筆者だけだろうか。
もちろん失言に対しては真摯に反省しなければならないが、人間なのだから言葉遣いを間違えたり勉強不足だったりすることはある。
もっと他人の失言に対し寛容な社会になることを望む。

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