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う○こにはすごい個人情報が詰まっているかもしれない

タイトルはアレですが、まじめに考察しました。

スマート便座の登場

先日、スマート便座なるものが登場したというニュースを見ました。

便座に心臓の動きを測定するセンサーがついており、座るだけで心臓の状態を測定してくれるそうです。多くの人が毎朝使うものですから、心臓に持病のある方などには手軽に計測でき、便利かもしれません。

きっと、そのうちに自動的に検便・検尿して健康状態をモニタリングできるスマート便器も登場するんだろうな、と思いました。ここでふと具体的なシーンを考えました。

しゃべる便器

検便・検尿したデータはネットワークを通じてデータとして蓄積され、AIなりなんなりがデータを分析して、健康状態をチェックしてくれます。そして、「アセトアルデヒドが検出されました。昨日は少し飲みすぎたんじゃないでしょうか?今日は□□を摂取することをオススメします」的なことを便器が言ってくれるかもしれません。(映画『アイランド』にもそのようなシーンがあった気がします)

ここまでは近未来のIoTが作り出す新たな朝の形かもしれませんが、一方でデータは(おそらくスマート便器の)企業に集積します。便には当然ながら昨日食べたものが含まれており、う○この解析から昨日食べたものも判断できるでしょう。

う○こから推測される個人情報

食べたものが分かれば、企業はその人の食の好み、健康状態、ライフスタイルはもちろんのこと、その人の財務状況まで推測できるのではないでしょうか。

スマート便器が健康状態をお知らせしてくれるだけなら良いですが、そのうちに、「今度、□□が発売されます。試してみてはいかがでしょうか。きっと気に入るとおもいます」といった具合に広告を打ち出してくるかもしれません。

腸内フローラは人によって違うらしいので、企業は「どこの誰」という個人は特定できなくても「この腸内フローラを持った誰か」というオンリーワンの情報を持つことになります。

利便性と個人情報はトレードオフ

現在、個人情報と利便性の関係は以前よりも複雑になっています。SNSやAI、IoTといったものの登場で個人情報と紐付きパーソナライズされた便利なものになっていますが、プライバシーの懸念は依然として払拭されません。

スマート便器の登場で自分の排泄物にも気を使わないといけない時代が来るのかもしれません。


Photo by rawpixel on Unsplash

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