ストーリーがちゃんとした夢を見た

夢を見た
泥棒に入られる夢だ。

事の始まりはこうだ
自分は賃貸に住んでいる。
一軒家なのだが、玄関が2つあって
2軒で1軒になっているタイプの賃貸だ。
当たり前だが、もう1軒には全然知らない人が住んでいる。

自分の周りにはそういった感じの家が6軒くらい並んでいて
(つまり12世帯が)そこそこ平和に暮らしていた。

しかし最近その団地内で夜間に騒音が鳴るようになった。
どうも最近引っ越してきた自分と同じ1軒を共有する
お隣様がどうもアフリカンな人たちで
日本の感覚とは違う感じで生きているようだ。

注意なんてできない
そもそも話が通じないのだ
ただ毎日楽しそうな声が聞こえてくるだけだ。

騒音に悩まされるようになってから3週間くらいがたった頃
事件は起こった。

朝まだ早い時間、2軒となりのおばさんが騒いでいる
自分も出社の時間のため家を出る。
おばさんは自分の家の前まで来ていた。
「お宅もやられましたか?」
何のことかわからず訪ねた。
「何かあったんですか?」
他の家で泥棒があったという旨をおばさんはまくしたてる。

「今日は今の今まで家にいたから大丈夫だと思うんですけど...」
自分は答える
「ちゃんと何かなくなってないか確認した方がいいわよ」
促されるまま家に戻って貴重品を確認する
見事にやられている。

現金の類はもちろんちょっと高価そうに見えるものは大体なくなっていた。
「やられてました」
自分は家を出て報告する。
「やっぱり...犯人が一番近い家を見逃すわけないもの」
耳を疑う発言だがとなりの住人が犯人らしい
言葉も通じない人間だ
その可能性は高いだろうなと自分も納得してしまう。
「あなたもちゃんと被害届を出しなさいよ。
 それともうすこし部屋はきれいにした方がいいと思うわ」
全く持ってその通り。
自分の家はこういっちゃなんだがゴミ屋敷に近い
もちろんテレビで出てくるほどではないが
必要ないものがあちらこちらに転がっている。

盗まれるわ怒られるわでさんざんだ
と思いながら目が覚める。

最悪な目覚めだと思う。
夢を覚えているうちに何となくストーリーをおさらいする。

そして気づく。

なんでおばさんは自分の家の中が汚いって知っているのか?
それは泥棒の犯人だからじゃないか?


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