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たまにゃ千鳥足、ホロッホー

仕事が全然うまくいかない、上司と頭を抱える。
一生懸命やればいい、というもんでもない、難しい仕事である、頭の中は数字でぱつぱつ。

友人夫妻と約束をしているので気を取り直して帰宅後、すぐに出かける。
妻とまず焼き鳥屋に行き、仕事を終えたその夫が合流してビストロに行くという胃袋の配分のむずい梯子酒が決まっている、どちらでも悔いなく食べたい、そう思っていた末、どちらの店でも容赦せず、大いに食べて飲み、腹はぱつぱつ、それなのにわざわざデザートまで食べた、ケーキに自分で横に置かれたラム酒の瓶から好きなだけかけてよいという悪魔のようなデザートを酒を飲みながら食べる、むちゃくちゃしよるけどめちゃくちゃおいしい。
結構飲んだが悪酔いもせず楽しく過ごせたので最高の夜だった、なんかえらいしゃべった気がする、あなたたちは図書委員のような見た目なのに卑屈なところがあって清廉潔白じゃないのが本当にいいところだ、とか褒めてるんだかけなしてるんだかわからないようなことを言った、褒めている。
妻の方は前の職場で知り合ったひとである、わたしは転職が多いので前の職場といってもかなりの数がある、ただ、それぞれの前の職場で今も続く関係の人がかなりいる、というのはなかなか褒められたことなのではなかろうか、とは思う。
それにしても、夫婦もろとも気が合うというのは珍しい、ふたりともわたしとの会をなかなか楽しみにしてくれている様子でとても嬉しく思う。 
酔っ払ってよれよれになった妻を大丈夫かー、と心配しつつ笑う、良き夜であった。

千鳥足で顔だけ洗って就寝、楽しければ夜更かしもできるのだ、寝るのもものすごく楽しいけれど。

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