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呼吸困難の皿 生き返りの術

沈黙していたのはぶっ倒れていたからで、日曜の夕方に高熱が出て呼吸もままならぬほどに咳き込み、翌日月曜にも熱は下がらず咳は止まらず、近所の発熱外来に、ね、ねつがあるんですけど、と電話をしたところ、用があるならまず名を名乗れ、と気の狂った医者のジジイに説教を受けて、も、もういいです、、と電話を切りひとしきり泣き、やはりわたしは悪い夢を見ているのだよな、と実感、しかし現実、ひいひいのふうふうで京都府の発熱外来一覧の字の小さい小さいPDFに目をこらし少し遠めの発熱外来に電話、親切な看護師が対応をしてくれたので泣きながらそこにすぐにふらふらの原付で行く、こんな時ぐらいタクシー使えばいいのに、その時は朦朧としておりタクシー使うという頭がなかった、すぐ検査、インフルエンザでもコロナでもなく、やはり副鼻腔炎が全ての悪の権化、そこから気管支炎に発展しており、そら咳止まらんわな、よく効く薬をたんまり出してもらい、帰ってすぐに2.5日間寝込む。
熱があるので汗をかいては着替え、替えのパジャマが切れて洗濯して乾燥機を回す、をフラフラで自ら行う、を繰り返しながら泣く。
も、もういやだ、つらいしんどい、かなしい、はじのおおいじんせいでした、などと呟く、とにかく体が弱ると気も弱る、本当に元気があればなんでもできるのである。
なんとか熱は下がり息をするだけで咳き込む24時間から少しばかり解放されて今日。
しばらく仕事も休んでしまいめちゃくちゃ罪悪感があるのだがこればかりは許してほしい、流行病ではなかっただけ許してほしい、ゲホゴホ、明日からまた頑張ります。
しかしギリギリまで、たすけてください、となかなか自ら人に言えない性分なのでこれ知らんうちに絶命するやつやなあと思う、孤独死を防ぐには、というような記事をネットで漁って読みまくる、賃貸物件で本当にそれだけは避けたい、大島てるに載りたくない。

心穏やかになりたくてアメイジンググレイス聴くがこんなもんで穏やかになったことなどなく、なんか体調も相まって死にそうなムード出てきたのですぐにやめて落語聞きながら就寝、よう寝れる。
みなさんも季節の変わり目、ご自愛ください。

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