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映画🎸ロックン・ロール・サーカス 🎪
幻のTV番組『The Rolling Stones’ Rock and Roll Circus』.
観てきました。
”ザ・ローリングストーンズ結成60年記念&チャーリー・ワッツ追悼” のため現在4Kレストア版が映画館で公開されているんですが…。
待って…。ミック・ジャガー美しすぎるでしょう。
そんなの聞いてません。
マリアンヌ・フェイスフルさえ霞んで見えました。
最後はその美貌に釘付けで音楽あまり耳に入ってこなかったしごめんなさい。音源で聴きます。っていうくらいの美しさ。。
この『ロックン・ロール・サーカス 』は、1968年12月にザ・ローリング・ストーンズ自らが企画し、豪華ゲストを迎え撮影されていましたが、1996年にパッケージでリリースされるまでは日の目を見ることがなかったという意味で ”幻の” 映像です。
私の中では「ジョン・レノンがゲストで出演したんだよな」という程度の印象でしたが、ゴージャスなゲストの怒涛の共演と、律儀なサーカス風の演出で、鑑賞中も観賞後もとにかくハッピーな気持ちにさせてくれる魔法の60分でした。🤡🌈✨
長らく封印されてたなんて、ロック界の大きな損失です。
ジョンとキース・リチャーズ(ベース)、エリック・クラプトン、ミッチ・ミッチェルという豪華メンバーの “The Dirty Mac” は’Yer Blues’ を披露しましたが、最高でした…。ジョンがすんごいロックでブルージーでスモーキー。
オノ・ヨーコの黒い袋に入るパフォーマンスはあまり画角に収められていなくて残念でしたが、ボーカルパフォーマンスはそこまでエキセントリックではなく、会場も生まれゆく音楽を一緒に楽しんでいました。
「演奏が凄まじかった」と噂に聞いていた “The Who” は、確かにものすごくパワフルでした。特にキース・ムーン。
登場シーンから既に顔面から光を放っている感じでしたが、演奏中はさらにスパークしてました。⚡️
この番組の監督は、ビートルズの映画 ”LET IT BE” でもメガホンを持ったマイケル・リンゼイ=ホッグ。
昨年2021年に公開されたピーター・ジャクソン監督の映画"Get Back”の中で、マイケル監督はジョンに「ローリング・ストーンズの紹介動画を撮らせて」とお願いし、ジョンが執拗に何度も練習するシーンがあるのですが、今回その壮大な前振りを “Rock and Roll Circus” で回収できたのも良かった。
とにかくジョンは、この撮影の翌月のビートルズのゲット・バック・セッションでの陰鬱な態度とは対照的に、常にすこぶる楽しそうでテンション高めでした。
”みんなで楽しく大合唱!” なエンディングを見て、マイケル監督は ビートルズの ’Hey Jude’のMVといい、こういう演出が好きなんだな…と実感。
だからGetBackで「広い場所で演奏している時にどんどん観客が増えていって…」というイメージに固執していたのかと納得しました。
しかし、このスウィンギング・ロンドンが詰まったハッピーでゴージャスな撮影をした直後に、暗くてハイライトもなく延々と続くGet Back session の撮影が始まったとか、本当に文字通り地獄の1ヶ月だっただろうなとマイケル監督に同情しちゃいました。。
お疲れマイケル。そしてありがとう。
※画像は15年くらい前にカナダの中古CD屋で購入したもの。
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