【読了】『きみの鳥はうたえる』---約400字感想
今日の一冊: 佐藤泰志著『きみの鳥はうたえる』
早稲田大学国際文化館、通称『村上春樹ライブラリー』でこの本を見かけてから、ずっと読みたいと思っていました。
村上春樹さんの『ノルウェイの森』を読み返してから読んだからかもしれませんが、同時代の(『きみの鳥〜』は1982年、『ノルウェイ〜』は1987年刊行)若者のヒリヒリ感が、非常に立体感を持って迫ってきました。
でも、主人公の彼のエネルギーの使い方については、理解と共感が難しかった。荒々しいところもあれば、すごく冷めているとこ