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【コーチング学習者インタビュー】川崎祐一郎さん #コーチングを事業に活かす

「STORY with ZaPASS」は、ZaPASSとの関わりや体験を切り口に、クライアントさまの人生や想いをお伺いする連載企画です。

今回は、ビジネスパーソン向け 実践型コーチングスクール ZaPASSコーチングアカデミーを受講中の川崎祐一郎さんにお話を伺いました。

川崎祐一郎さん|
高校卒業後、新聞配達と訪問販売員を経てホテルスタッフとして働きながら、通信制大学を卒業し、中小企業診断士資格を取得。長年勤めたホテルを退職し、東京へ進出して経営コンサルタントに転身。その後、縁あってソフトウェア開発ベンチャー企業に転職し、自身の得意分野であるファイナンスを活かしてCFOに就任。2024年には大学院を首席で卒業し、最優秀論文賞を受賞。現在は独自にソフトウェア開発にも挑戦し、プロトタイプ製作に向けて邁進している。挑戦と努力を重ねてきた経験が、「人生は後からでも変えられる」、という姿勢の礎となっている。

ーコーチング学習に興味を持たれたきっかけはなんですか?

経営コンサルタントを経てテック系ベンチャー企業のCFOとして働く中で、自分の得意領域である管理会計を活かした新規事業を構想していました。そのために必要なスキルとして、コーチングに興味を持ちました。
どういうことかと言うと、我々のようなベンチャー企業が掲げた戦略を達成するためには、管理会計の導入と活用が有効な手段だと考えています。管理会計は戦略を達成するための経営手法であり、戦略の構築から始まり、会計情報の収集・活用というステップを踏むことが望ましいです。
そして、戦略の構築を進めるにあたっては、コーチングなどのコミュニケーション手法を活用し、経営者の考えを引き出し、それを形式知として整理・具体化することが有用であると考えました。
このような考えのもと、私は必要なコミュニケーション手法の専門性を体系的に学ぶため、講座を受講することを決めました。

ーここまでの学びを経て、変化や気づき・学びはありますか?

自分がやろうとしていることへの確信を、より強く持てるようになったことです。もしかしたら、先ほどお伝えした目的に直接的につながるようには聞こえないかもしれません。しかしながら、私にとってこれは何よりも重要な変化だったのです。

私は自分自身の手でプロダクトを作り出して世に出すことを決断しました。プロダクト開発を経験したことが無い自分が、その決断をすることは大きな挑戦であり、当然不安もありました。

それでも勇気を持って一歩を踏み出すことができたのは、毎週の講座や同期とのペアコーチングを通じて、自分自身のあり方や価値観、そしてマインドセットと深く向き合い、自分の想いに忠実に生きることを直視する機会に恵まれたからだと感じています。

コーチングとは、クライアントに問いかけるプロセスですが、その学びの中で、私は自分自身にも無数の問いを投げかけました。その問いが心の奥底にある本当の想いを引き出し、私を変えたのです。

「ありのままの気持ちを貫いて、自分自身の命が完全燃焼する様な生き方に全身全霊でぶつかっていこう」そう心の底から思えた瞬間、未来への扉が開きました。その確信があったからこそ、私は新たな道に踏み出すことができたのです。

ー当初持たれていた受講の動機と、今お話いただいた変化のギャップが印象的でした。川崎さんにとって、ZaPASSの講座はどんな場だったのでしょうか?

講座は、やりたいことに向き合う後押しをしてくれる、エネルギーを注入してくれる、そんな場でした。

何せこれまでプログラミングをやったことの無い人間が、半年後の製作を目指して製品を開発する。経験したことの無い領域の勉強をしながら、同時に成果も出す。半年後には、自分が作成した製品の価値を世の中に問う。

開発そのものがうまくいかないかもしれないし、開発したものが世の中から否定されるかもしれない。そもそも、現行の仕事と両立するだけのバイタリティを維持できるだろうか・・・不安を挙げればキリが無いです。

今の職場で自分のポジションを堅持して、自分の得意領域だけを持って戦っていれば、こんな不安と向き合う必要も無いわけです。

それでもその道に進むという決断は、自分が描いた様々な方向性の中で最も困難かつ挑戦的な選択肢だと思います。ZAPPASの受講期間中に、さんざん葛藤を重ねました。

しかしながら何度葛藤を重ねても、これをやらなければ自分は救われない、そして挑戦するのだったら今しかない、というのが自分の正直な思いでした。

これは、ZaPASSという場がコーチングを学ぶということだけに止まらず、自分自身がどう生きるか?という生き方の選択を強く問いかける場と時間だったのが大きいです。

そして、この問いに向き合うにあたって、過去の自分のストーリーをもう一回掘り下げてみようと思いました。私は辛いことを日記に残す習慣があり、講座期間中に自分自身がこれまで記録してきた辛いこと日記を元に人生年表を作ってみました。そうすると、これまでの人生の中でも、今回と似たような意思決定をしていることに気づきました。

後から振り返ったら、自分がどれだけ超えがたいことを、突破してきたのか。どういう思いで、その葛藤を乗り越えてきたのか。困難な選択をしていても、乗り越えている自分の姿がそこにはあって、その選択をして良かったと思う自分がここにいる。そんな経験がこれまでに何度もあったことがわかって、自信みたいなものが湧き上がってきました。

自分の歪みに耐えながらも、自分の思いに純粋に切実に生きるという思い。こういった内省も、講座があったからこそ深められたものなので、自分のやりたい道を選んで進んでいく上で、ZaPASSという場は欠かせないものでした。

何よりも、同期メンバー、講師、運営の方々と同じ期間を共にして、お互いの生き方を分かち合い、応援してもらえる関係になったことは、自分にとって金銭に代替できない価値でした。

ー講座の学びを、今後どのように活かしていきたいですか。

まずは、先ほどお話した通り、コーチングの要素を取り入れたプロダクトの開発です。

具体的には経営・事業創造を担う全ての人に対して、経営戦略において暗黙知となっている脳内情報を形式知化します。

ここでは、コーチングの手法に基づいた双方向コミュニケーションにチャットを活用し壁打ち形式で繰り返して、相互で戦略の理解を深めます。そして、壁打ちによる情報の明確化度合いが、例えば70%以上とかまで達したら、その情報を言語化・数値化・図表化するというツールの開発を進めています。このプロダクトの機能面に、講座の学びを反映したいと考えております。本プロダクトを2025年春中にβ版を実装して、投資家から資金調達を図りたく進めております。

続いては、自分対自分のコーチングです。プログラミング未経験者が、現職と並行しながらプログラミングを勉強しつつ、2025年の春中を目指して1人で自力で開発を進めています。当然、困難が続きます。

それを乗り越える上で、毎日のように「なぜ、自分はそれを成すのか?」と自分自身に向けて問い続けています。これは自分が行っていることに対して、自分自身が愛しいと思える気持ちが無ければ、続けられないからです。

最後に、過去の自分のような“なかなか前に進めない人たち”の希望になることです。

講座を通した大きな変化のもうひとつが、「人間」に対する見方が変わったことです。

私の原体験として貧しかった幼少期と社会人生活があります。取れる選択肢が少なかった頃の自分と較べて、今はいろんな機会に恵まれて、自己実現に向かって再始動しています。

その一方で、自分の可能性を信じられないとか、どうせ努力しても報われないという思いを抱く方々の心境も、過去の自分や、自分を取り巻く人々がそうだったからこそ、体感を持って理解できます。

講座を通して自分と向き合う中で、「あのときの自分は、この世界をどう思っていたんだろう?」「希望を持てない人たちは、どういう思いでこの世界を見つめているのだろう?」と改めて考えるようになりました。

過去の自分を重ねながら、人生に希望を見出せない方々の傾向として、常に誰かと比べて今の自分はダメなんだと、自分で自分を罰していたり、そういう思いを抱いていたなということが言語化されました。

SNSが隆盛する昨今であれば、このような思いを抱きながら生きている人が多いのではと考えてしまいます。そのような内省を繰り返すうちに、過去の自分や、自分の周りにいる、希望を持って前に進めない人たちに対する解像度が高くなりました。

私は、私と出会う全ての人に対して、「人生は後から変えられる」ということを自分自身の生き方をもって示していきたいです。そのことを自分の使命感として、自分自身の挑戦と真正面から向き合い、そしてそこに触れた人が勇気や希望を受け取ってくれる、そんな自分の在り方を大切にしたいと考えてます。

ーありがとうございました!





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