【コーチング学習者インタビュー】山田大樹さん #コーチングをマネジメントに活かす
「STORY with ZaPASS」は、ZaPASSとの関わりを切り口に、クライアントさまの体験や想いをお伺いする連載企画です。
今回は、ビジネスパーソン向け 実践型コーチングスクール ZaPASSコーチングアカデミーを受講中の山田大樹さんにお話を伺いました。
山田大樹さん｜
愛知県生まれ。Web受託開発企業でエンジニアとしてキャリアをスタートし、メガベンチャーやスタートアップ企業でエンジニアリングマネージャを経験。特にスタートアップやBtoB事業に情熱を注ぎ、アジャイル開発を軸としたチームづくりを実践。現在は株式会社クロスビットのVPoEとして、エンジニア組織の成長と事業価値の最大化に取り組んでいる。
ーコーチング学習のきっかけ・動機は何ですか？
私は、Web業界のスタートアップ企業でソフトウェアエンジニアのマネージャーをやっています。
Web業界には「アジャイルコーチ」という専門性を持ったコーチがいらっしゃいます。そういった方々と協働する中で「コーチング」という技術のパワーを感じていて、元々関心を持っていました。
コーチング学習をはじめたきっかけとしては、ZaPASSのコーチングを受けてみたことがきっかけです。
自分が働く中で、同じような悩みを持つことが複数回あって。それは、自己肯定感が低いことが原因になっているかもしれないと考え、コーチングを受け始めました。
実際に受けてみると、実は問題は自己肯定感ではないことがわかり、別の改善点が見つかりました。また、理想の未来であったり、自分らしく生きることについて、自分ひとりでは至ることができなかったところまでコーチと潜るような体感がありました。
そんな中で、自分もマネージャーとして、またコーチとして、このような体験を誰かに届けたいと考え始めました。
コーチング学習を検討し始めた際、雑談の中で『コーチングを学び始めるかもしれない。もし興味があれば、クライアントになってほしい』と過去の同僚に話してみました。そしたら、「お金を払うのでセッションをお願いしたい」と言ってくださる方が何人もいて。
自分も拙いながら、そういった価値を届けられていたのかもしれない、もっときちんと学んで自分の技術として届けたい、と、ZaPASSに通うことを決意しました。
ーここまでの学びを経て、変化や気づき・学びはありますか？
現在、Basicクラスまで受講を完了しています。コーチングの技術をインプットしながら、実際にZaPASSのクラスや同期とのペアコーチを通してアウトプットすることで、基本原則は少しずつ理解できてきました。
率直に言うと、知識的な視点ではそこまで驚くような内容は多くはありません。
ただ、講師のたけさんのコーチングの質感は、それこそ驚くようなものでした。同期との対話含め、ZaPASSでないと学べない、体験できないことだと感じています。
例えば、言語化や構造化できないことを受け入れること。ビジネスの現場では、言語化や構造化して解決することとか、再現性をもたせることが癖づいています。
一方で、コーチングは人の感情に向き合う側面が大きく、時間をかけて変化を促すことが多いため、必ずしも最短・最速のアプローチが適しているわけではなく、じっくり待つことが大切です。
これを、知識としてインプットしたのではなく、ZaPASSの講座内でたけさんとの対話で実感できたことは大きいですね。このような「言語化しにくい質感」は、書籍等で勉強しても会得できないことだと思います。
ークライアントさんとのコーチングもすでに取り組まれていると伺いましたが、いかがですか？
数名のクライアントとセッションをやっているのですが、正直に言って、アカデミーで学んでいることが実践できないことが多いです。
例えば「GROWモデル」。セッションを通してGoal→Reality→Option→Willの順番で対話しましょうという技術を学ぶのですが、Goalが見つからなかったり、GとRを行き来してしまったり。
一応今のところは、どのクライアントさんも継続セッションを希望してくださっているので、やりがいや楽しさもありながら、プレッシャーもあって。こういった具体的な悩みも講座に持ち込めるので、大変助かっていますね。
ーZaPASSのクラスは、山田さんにとってどんな時間ですか？
ZaPASSのクラス自体が、自分にとってのコーチングになっていると感じています。
同期の話を聞いて学びになったり、熱量をもらったり、ときには焦り・劣等感を感じたりしていて。
決して楽しい回ばかりではなく、むしろ疲れたり、しんどいと感じる回の方が多いのですが、だからこそ時間とお金をかけて受講する価値があると考えています。
ー今後のコーチングの学びやコーチとしての歩みについて、意気込みや展望を教えてください。
私は、自分の仕事を通して「労働は苦役なんかじゃない」ことを実現していくことが信念です。これまでマネジメント経験が長かったこともあり、人が有意義に働くことに対する関心が強く、顧客や仲間の「はたらく」を最高にしたい、子どもたちに残す「はたらく」を苦役にしたくない、という想いがあります。
想像はしていましたが、コーチングはビジネスのどんな現場でも活かせるかというと、そうではありません。
しかし、人をエンパワーするのに欠かせない価値観・技術だと感じていて、本業で接している方々だけでなく、プライベートも含めさまざまなシーンで活かせるとも思っています。
また、プロコーチとしても、クライアントの「はたらく」ことを有意義にしていきたいです。ビジネスの現場、特にソフトウェア開発やスタートアップ領域に強みを持ちながら、人が働くことに深く向き合えるコーチになりたいです。
ーありがとうございました！
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