きょうだいけんか
私は一人っ子なので兄弟姉妹の喧嘩やつきあいがわからない。
パートナーは年の離れた関係なので、保護者感覚だという。
実際、忙しい両親の代わりにパートナーの世話をしてくれていたそうだ。
さて。
ついに娘たちが姉妹喧嘩を始めた。
そろそろ、姉の我慢の限界を越えるだろうなと思っていた。
いろいろな絡みがあって私も姉も妹も実母も微妙な蜘蛛の糸のバランスの上にいたのだけれど。
不器用だけど怒るととんでもない姉。
悪知恵は人一倍働くずる賢い妹。
内容は、金絡み。
金って、あってもなくても人を操るね。生死さえも。
母は生きている限り、金の卵を生むガチョウだ。
これは自分自身でも言っていたし、
私も長生きしてねと言っておいた。可愛くてたまらない孫のために。
母以外は、全員、金から追われている。なんとかやりくりしている。
そのなかで唯一小狡いのが妹だったのだ。
さて、どうなるか。
母はまた嘆くだろう。でもどうでもいいや。自分が巻いた種だから。
私は、距離があるので傍観者として中立の立場でいようと思う。
姉妹は、絶縁するかなー。どうかなー。姉がいてくれないと困るのは妹。
でもね、君たち30歳越えたんだから、自己責任で何でも選択してね。
一番いま、腹わたが煮えくり返っているのは妹だろうな。
けれど自分で選んだ人生で、ちゃっかり人の金に縋って生きてきたのだから
そろそろ年貢を納めて、良い中年女になっていこうね。
と、薄情者の母親は思うのだ。
人生は短い。ツケは回収される。
ずるした人生は帳尻合わせをさせられるものなのだよ。自戒を込めて。
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