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作文の練習:動機

作文の練習をしたいので、ぽつぽつとnoteを使ってみることにした。
これはそう思った動機について書く投稿。


概要

2024年、初めて「推し」という言葉で表現できる対象に出会った。ひとりで悶々と対象の"良さ"を噛みしめているだけでは物足りなくなるほどハマってしまった。視聴した動画への感想を文字で書いておける場所が欲しくなり、n年ぶりにSNSの公開アカウントを作った。
だけれども、思っていたよりも文章を書くのがうまくいかないことに悶々としている。だからこうしてnoteで作文の練習をすることにした。


アカウント作成に至るまでの経緯

活動年数がもうすぐ7年目ともなる対象なので、これまでに生まれたコンテンツの量は膨大。それを少しずつさらっていると、ああこれも良いそれも良いといった感想が浮かんでくる。
けれども視聴しているだけでは「この動画のここが良い!」という感想はパッと浮かんですぐ消えてしまう。新しいコンテンツはどんどん供給される。思ったことは浮かんでは消え浮かんでは消え。
自分が思うことなんてたいした感想ではないと思いつつも、後になんにも残らないのは勿体なく感じていた。

私がハマったのは1stアルバムをひっさげたライブが開催されるという頃で、界隈がかなり盛り上がっているタイミングのようだった。

"1st"アルバム…?"1st"ライブ…?
この先を想定させる表現だな、と思った。
もしかして、これからもっと供給量が増えるんじゃないか。この男、ここから怒涛の盛り上がりを見せてくるんじゃないか。
なんて勝手ににらんだ私は、躊躇っている場合ではないとオタクアカウントを作るに至った。


ぶちあたった課題とnoteを書く動機

しかし、せっかく作ったアカウントでいざ感想をつぶやこうとしても、どうにもスムーズにいかない。頭に思い浮かんだことを文章にして吐き出すのは、思っていたよりもずっと難しかった。
書いたら書いたで、読み返すと何かニュアンスが違うような気持ちになってくる。まとめたつもりで内容がとっ散らかっている。

そのうち、「作文の練習がしたい…作文の練習がしたい…」と考える時間が増えてきた。
推しの活動に対する感想をもっと上手い形で表現できるようになりたい、という動機で。
大抵のことには腰が重いのに、推しが絡むとフッ軽で新しいことに挑戦しようとするのだから、オタクの熱量はすごいなと自分に感心している。

なにかつぶやくのに手軽なツールとしてXを選んだのだけれど、たった140文字ぽっちの制限の中でさえ、次に続く言葉が浮かばずに沈黙してしまうことが多々ある。

何かをみて気持ちが高まり、
○○の動画が、告知が、ビジュが、
とまで打ったそのあとに続く言葉が出てこず立ち止まる。一番しっくりくる言葉を考えて考えて考えて、結局「よかった」「うれしい」「すき」で終わってしまってもどかしい。

ウオオ!と思って投稿画面を開いても、前にも使ったような言葉しか出てこなくて書けぬままやる気を無くしたりもする。

感想を書くって難しいな。
思えば、社会に出てから自分の言葉で文章を書くことなんてほとんど無かった。

仕事をしていると「いつもお世話になっております」とか「よろしくお願い申し上げます」とか、そういった脳みそがなくても出せる言葉のタイピングばかり速くなって、自分で文章を考える時間なんてほぼ無い。なんならよく使う言葉は辞書登録しているので、フルで打つこともない。

私が仕事で使う言葉の種類は少なくて、手の中にあるものをヒョイヒョイつまんで適当に組み立てるだけで文章が成立してしまう。
「恐れ入ります」「失礼しました」「申し訳ございません」、ちっとも思っていなくても簡単に書けてしまう。

だからこそ、このままのうのうと生きているだけでは、どんどん作文が下手になっていく気がして恐ろしくなった。

そういうわけで、感想をもう少しスムーズに書けるように、ぽちぽちnoteで練習をしようと思い立った。

本当は自分ひとりだけ見られるような閉じた環境で書いていればいいのではと思ったのだけど、誰に見られるかもわからないようなところで公開するほうが書く時に緊張感があって良いのかも、という気持ちになった。それでここに書いている。正直しんどい。でも少しずつ慣れればいい。

後で見返してワアーッ!となるのも仕方ない。書いて急に上手くなるわけではないのだから、ちょっとずつ鍛えていければいい。


おわりに


私はひと度ハマるとのめり込んでしまうタチだ。好きなコンテンツに対して、日々あれやこれやと考えを膨らませては時間とお金を費やしてしまう。大人になって使える資源が豊富になってからは、好きそうな匂いがしたらあえて避けることでオタク化を防いでいたのに、今回は迂闊だった。

5年ものあいだ、知人から受動喫煙のように享受していたコンテンツだった。今更ハマることはないと思っていたのに。ある日、急に沼に落ちた。

おわりのはじまりだ。
いったん始まってしまったので、やりたいと思ったことは素直にやってみようと思う。

書きたいと思ったことは書いてみる。作文の練習。







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