娘の誕生日に会えないのは、不幸せだろうか。

今日は娘の誕生日だけど、私は娘に会えない。
電話で声を聴くことすらできない。
一緒に誕生日を過ごせたのは４歳までだ。
それでも私は暖かい部屋で十分な食事ができている。
世の中には子供がいない人、家がない人、ごはんを食べるのに苦労する人がいる。
私が子供と会えないのは、そういう状況に向かう選択を、ほかならぬ私自身が積み重ねてきたからだ。
しかし、その時々の私は、これが最善だと思う道を選んできた。
そして今、苦しいことも沢山あるけど、もっと多くのありがたいことに恵まれている。
人のためにと思って行動したことも沢山あった。でもそれ以上に人にお世話になり、迷惑をかけ、傷つけても来た。
満足しきっているとは言えないが、私にしては上出来の人生とも言える。
今日だけは、余計なことを考えずに、娘の幸せだけを祈る。
ありがとう。
生まれてくれて、ありがとう。
生きていてくれて、ありがとう。
いつかまた会えると信じている。