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そんな奴いるわけないはずだった



幼い頃、『まんが日本昔ばなし』を観るたびに、「正直で働き者の若者」に憧れていた。
大きくなったら、アレになろうと思っていた。

まだその夢は叶っていない。
でも、ほとんどの人はアレに成っていない。
「だから、いいや」
そう思っていた。なんの理由にもならんけど、そう思っていた。

ところが、それになっている人に15年ほど前、出会った。
新潟市西区の市議会議員で電器屋さんの社長。
その人は、一軒家で社員と寝食をともにしていた。
朝昼晩と社員の食事の面倒、風呂焚き、掃除・・・・・・どちらが使用人なのか分からないくらい働く。
社員の健康管理から、借金の返済計画まで寄り添って更生させていた。

私はよくその社長の家に泊まりに行った。
そして社員でもなんでもないのに、徹底的にお世話になった。
しかし、社長が休んでいるところをほとんど見たことがない。
ちょっと時間が空くと、近所の公園に行く。
何をするのかと見に行ってみれば、一人で草を抜いている。
「市議会議員なんだから、そんなの市役所に言ったら?」と聴いたことがある。
「なんでだ。手が空いている奴がいるんだから、そいつがやったほうが早いだろう」
そう言って炎天下の下、麦わら帽にタオルぶら下げて、せっせと草を抜いていた。
それを途中で終えては、また会社に戻って仕事する。
そして翌日も、また翌日も、何度もスキマ時間で草を抜きに公園に向かい、とうとう隅から隅までキレイにしてしまう。

とにかく空いている時間は働かないともったいないという人だ。
お金のためではない。世の中をよくするために使えるものは、なんでも使い切るという考えなのだ。
自分の命が、もっとも手近にあって、気軽に使えるもんだから、容赦なく酷使する。
「正直で働き者の若者」は、「正直で働き者の中高年」になっても働き続けていた。

やがて、その人は市議の任期を重ね、議長を務めるまでになった。
そして4月9日、5期目の選挙に挑む。
私の知るかぎり、新潟市で彼ほど議会で一般質問をした人はいない。
純粋に、というか「普通」に街のためを想い、人のためを想っている人だ。それが「普通」という、至極まっとうな人だ。

よりによって、彼の立候補した地域には新人が4人立つという。
そろそろ後進に道を譲っても良いのでは、と想ったが、まだやり残したことがあるという。

私は新潟市西区に住民票が無い。
よって彼に投票することは出来ないのだが、心の底から、彼を応援している。
新潟市西区に住民票がある方、ぜひ市議会議員候補・高橋みつよしさん(無所属)をよろしくお願いいたします。

告示は3月31日(金)。
告示日から4月9日(日)まで投票できます。

本当に、一つひとつ、地道にやってきた人。

#高橋みつよし
#新潟市議会議員選挙
#新潟市西区
#統一地方選挙2023
#高橋三義

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